横領で経理部長を逮捕
衣料大手のアンドエスティHD(旧アダストリア)の子会社で、飲食事業会社「ゼットン」の元財務経理部長が、業務上横領の容疑で逮捕されました。逮捕されたのは、元財務経理部長の52歳の容疑者です。容疑者は、会社の資金およそ2,300万円を着服したとされています。手口としては、会社の銀行口座から引き出した現金を、自分の銀行口座に入金するというものです。容疑者は、会社の通帳や印鑑を管理する立場であったとし、これを悪用して着服したとみられています。何とも古典的で、典型的な横領の手口です。容疑者は2008年から17年間、同社の経理責任者を務めていたようです。直接の逮捕容疑は、2024年12月から2025年5月の間の2,300万円の横領ですが、余罪もあるようです。着服した資金は、2020年からの5年間でおよそ1億7,000万円とみられるということです。社内調査でこの容疑者の犯行が浮上し、昨年9月に会社の資金約1億7,000万円を着服したとして、この容疑者を懲戒解雇処分にしたと発表していました。取り調べに対し、容疑者は容疑を認めた上で、「キャバクラなど夜の店で使った。労働環境に不満があってストレスを抱えるようになったのが原因」などと供述しているということです。夜の店で1億7,000万円とは、豪快な使い方です。それでも、1回に50万円使ったとすると、1億7,000万円使うのに340回となります。ほぼ毎日行って1年弱、そう考えると満更でもないように思います。この手の犯罪は、いつの時代でもなくなりません。アンドエスティHDは、これから内部統制の不備などの監査対応に追われ、大変な労力を負うことになると思います。