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テーマ:小売業(885)
カテゴリ:流通・小売業
スーパーのいなげやでは、不正行為に関与した従業員2名を懲戒解雇、1名を懲戒処分(降職)の処分を行ったと発表しました。
http://www.inageya.co.jp/ir/pdf/20190227.pdf 内部通報制度で不正が発覚したようです。 在庫金額の嵩上げ、計上時期の変更及び不要な商流を介在させることにより社内業績目標達成や、私利を図ることを目的とした社内規則違反を行っていたということです。 日経MJによりますと、ベーカリー部門を統括する前統括部長と元担当部長が解雇、その部下が懲戒処分ということです。 仕入や取引を担当する部門長が、私腹を肥やすために立場を利用して不正取引を行った、という状況が見て取れます。 これに先立ち先月には、営業統括を担当する専務が 「営業統括として企業運営を行う上で不適格であるとの判断から、専務取締役の役職の解職・職務執行の停止について決議し、同日付で本人より取締役辞任の申し出があった」 として、事実上解任されています。 http://www.inageya.co.jp/ir/pdf/20190213.pdf この件は雑誌などにも取り上げられ、「取引先との癒着により、本来いなげやに入るはずの金を、何年にもわたって自分の懐に入れていた」という証言が掲載されています。 部門のトップや役員に不正をされては、なかなか辛いものがあります。 発覚が内部通報制度ということで、やはりこういう制度があると内部告発がされますね。 ある意味まだ救われるということです。 いなげやの業績は芳しくなく、年度の業績予想は下方修正されています。 真面目に頑張っている店舗従業員のために、上層部が今一度襟を正して仕事をしなければ信頼回復はなされません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月08日 18時18分20秒
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