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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:海外
海外事業とは、なかなか思うようにいかないものです。
新規で進出した場合は、特にそうなることが多いです。 私も上海に進出した時は、色々と苦労がありました。 誰がやっても初めてなので、社内に蓄積されたノウハウがありません。 したがって、他社の情報を参考にしたり、先に進出している方に聞いたりして、何とかやってきました。 もちろん、日本とは異なる環境、習慣の中でビジネスをするので、その苦労は計り知れないものがあります。 帰国して会議で報告するたびに、計画通りでないことについて、本社の人から苦言を呈されました。 当初の予定通りいかないことはよくあるのですが、会社にずいぶんと余計な費用を使わせてしまいました。 一生懸命頑張りましたが、志半ばで帰任の指示があり、日本に戻りました。 帰任してからは割り切って日本での仕事をしましたが、あの余計な費用を使わせてしまったことは、ずっと自分の中に残っていました。 本社に大きな借りを作ってしまったという感覚です。 日本の仕事で、この借りを必ず返さなければと、いつも思っていました。 帰任して何年も経った時、東証一部上場のプロジェクトメンバーに選んでいただき、上場を目指しました。 無事に上場を終え、資金を得たときに、ようやくこれであの海外事業の借りを返せたと思いました。 それほど、海外事業とは難しいものです。 現在、当社も複数の国に駐在して頑張っている社員がいます。 私も駐在経験者として、また経理部長として、出来る限りの支援をしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月15日 20時36分11秒
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