|
カテゴリ:決算
3月決算が終わったばかりですが、早くも2019年度の第1四半期決算業務がスタートです。
いつものこととは言え、本当にこの時期の経理部は息つく間もありません。 四半期決算制度は、かつては証券取引所の自主ルールに基づいていました。 金融商品取引法で義務付けられたのは、2009年3月期以降となります。 それ以前に、2003年4月以降には全ての上場企業に四半期開示が義務付けられました。 従って、東証などのルールで四半期決算短信の開示が義務付けられてから15年、そして金融商品取引法で四半期報告書の提出が法令化されてから10年ほど経ったことになります。 確かに、初めての四半期決算短信は私が作ったのはよく憶えています。 最初の頃は(法令で定められていないので)監査法人の監査(レビュー)もほとんどなく、簡単なチェックだけでした。 現在は金商法に基づき四半期報告書を提出しますので、監査を受ける必要があります。 これにより、監査法人も余分な工数が生じることになり、報酬の値上げにつながりました。 かつては年度決算から中間決算までの間に、監査法人に会社の人に面談してもらったり、工場や支店などに往査に行ってもらい、会社の理解を深めてもらったりしたものです。 これにより、年度・中間の監査がスムーズに進むこともよくありました。 今のような制度では、とてもそんな時間はありません。 そうは言っても、決まっていることなので今年も粛々とこなしていきます。 第1四半期決算は、新年度最初の決算です。 法改正への対応や、前期と違う内容や商況など、しっかりと確認して決算を組まなければなりません。 今朝の朝礼では、部員に対して第1四半期決算に臨むにあたり訓示をしました。 まずは6月の月次決算をしっかりとやりましょう。 そして、決算整理仕訳をきちんと入れましょう。 分析も5月実績で前もって分析しているので、準備は出来ているはずです。 頑張っていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月01日 18時11分24秒
コメント(0) | コメントを書く |