経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

海外で仕事をしていると、苦しいことがたくさんあります。
日本とは違う環境の中で、悩んだり、苦しんだりすることが多々あります。

仕事においては、日本では自分の専門や担当分野を行っていれば良いのですが、海外ではテリトリーが間違いなく広がります。
海外子会社の社長は、日本で社長経験のない人がほとんどです。

私も日本では経理課長だった時に上海に駐在しました。
上海では主に管理系の部門を全部担当することとなり、帰任する半年前には営業部門も見ることになりました。

経理のことですら中国の会計基準や税法は日本と異なりますので、手探りになることもあります。
これに加えて、総務や人事、情報システムなども管轄するのは、なかなか大変です。

こういう時には、上海で事業を行っている他の日系企業に聞くことがよくありました。
また、日本本社の専門部署に尋ねることもちろんです。

海外で苦労していると、日本で協力してくれる人がとてもありがたく感じます。
現地に駐在している人数は、ごくわずかです。
少人数で考えてもどうにもならない時に、日本から支援してもらえると本当に助かりました。

今でもその時に助けてもらった方で、頭の上がらない方が何人かいます。
既に退職され、私も転職してしまい、なかなかお会いすることも出来ませんが、あの時の感謝の気持ちは今でも持ち続けています。

その恩返しとして出来ることは、現在、海外駐在で苦労している人たちを、私が日本からサポートすることです。
会社は異なりますが、広い視野で見れば恩返しになるでしょう。

頑張れ海外事業！
頑張れ海外駐在員！