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明日から甲子園球場で高校野球が始まります。
全国の地方予選を勝ち抜いた49校が、全国制覇を目指します。 しかしながら、ここに至るまでに多くのチームが敗れ、高校野球生活を終えています。 中にはベンチ入りメンバーに選ばれずに、予選の前に終わってしまう高校生も多数いると思います。 毎年、「速報 甲子園への道」や「熱闘甲子園」といったテレビ番組を見ていると、敗れたチームの監督が選手に向けてのラストミーティングをやっているシーンを多く見ます。 監督はこれまでの選手の頑張りを労い、選手も涙を流しながら監督や親に感謝の言葉を述べていることが大半です。 それは大変美しい光景でありますが、10年ほど前、少し毛色の違ったラストミーティングが今でも印象に残っています。 昭和の時代、都立高として初めて甲子園に出場した東京都有数の進学校である都立国立高校が、その年は快進撃で西東京大会のベスト4あたりまで勝ち進みました。 あの時の再来かと期待も高まりましたが、惜しくも敗れて甲子園出場は叶いませんでした。 国立高校のラストミーティングで主将の選手が、「高校野球をやっていると甲子園で優勝しない限り悔いは残る」と挨拶した時、監督が笑顔で「何言っているんだー」と突っ込みました。 主将は続けて「すみません、言わせてください。悔いが残るはずなのですが、全く悔いはありません」と言い、「明日からは頑張って勉強します」と話すと全員が爆笑して崩れ落ちる、というシーンでした。 続いて後輩の選手からも「3年生の先輩と会えて本当に良かったです」と感謝を述べた後に、「明日から安心して受験勉強してください」と話し、また全員が大爆笑というシーンでした。 勝っても負けても涙、というシーンがほとんどの中で、爽やかでいいシーンでした。 明日からまた熱戦が繰り広げられます。 皆が悔いなく試合をしていただければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月05日 18時14分03秒
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