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テーマ:ニュース(100532)
カテゴリ:流通・小売業
伊藤忠商事がファミリーマートに対し、TOB(株式公開買い付け)を実施します。
既に50.1%を保有している伊藤忠がTOBを実施し、ファミマを非公開化します。 ![]() 7月9日から8月24日にかけてTOBを実施します。 買い付け価格は1株あたり2,300円で、これは7月7日の終値の1,766円に対して約30%のプレミアムを付けています。 このTOBで、伊藤忠はファミリーマートの保有比率を50.1%から少なくとも60%以上に引き上げます。 その後、上場廃止とすることを計画しているということです。 ![]() そのうえで、食品の分野での連携を深めるため、伊藤忠は取得した株式の約5%を、JA全農などに譲渡する方針です。 ファミマは伊藤忠のTOBに賛同するとしているようです。 コンビニ業界は、昨年来の24時間営業の見直しなどビジネスモデルの転換を迫られていることに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売上が落ち込んでいます。 旧来のビジネスモデルが、曲がり角に来ているといえます。 ファミマは伊藤忠と連携を深めることで、商品の調達などの効率化や海外展開を図りたい考えです。 一方で伊藤忠は、ファミマを非公開化することで、新しい形のコンビニビジネスモデルを模索していくのではないかと考えます。 ![]() コンビニ業界ではローソンが三菱商事の子会社となり、ファミマは伊藤忠の傘下に入りました。 業界トップのセブンイレブンのみ、独自路線を走ります。 日本に初めてコンビニが誕生して、50年近くになります。 この巨大産業は今後、一体どうなるのでしょうか。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月14日 18時17分27秒
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