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テーマ:ニュース(99448)
カテゴリ:海外
積水化学工業の元社員が、情報漏洩の疑いで書類送検されました。
スマートフォンの液晶技術に関する情報を、不正に中国企業に漏洩した疑いです。 この元社員の手口と、漏洩の目的は以下の通りです。 元社員はSNSを通じて中国企業から誘われ、技術情報を交換するために犯行に及びます。 中国企業は2018年8月~19年1月に、積水化学のから不正に技術の機密情報を取得した疑いが持たれています。 元社員は事件当時は研究職で、情報漏洩を可能とする立場だったようです。 元社員は積水化学の情報をUSBメモリーにコピーし、私用のパソコンから中国企業にメールで送るなどして流出させていたということです。 犯行の目的としては、「中国企業から取得した技術情報を持ち帰り、社内での評価を高めたかった」などと話しているそうです。 どうも、積水化学の情報と引き換えに、中国企業が持つ技術情報を取得しようとしたものの、結果的に中国企業からの情報提供はなく、一方的に情報を吸い上げられる形になったということです。 何ともお粗末な話です。 結局この元社員は、不正競争防止法違反容疑で書類送検されました。 そして、積水化学工業はこの元社員を懲戒解雇し、大阪府警に刑事告訴したということです。 これは中国企業側から持ち掛けられた話のようで、元社員が安易に乗ってしまったのが原因のようです。 情報を簡単に社外へ流出出来る仕組みも問題ですが、悪いと分かっていてやってしまった、と証言しているようですので、やはり個人の責によるところが多いです。 これは立派な産業スパイもどきです。 中国の恐ろしさを知らない人が、簡単に引っかかってしまうのでしょうか。 仕事で扱っているものは、基本的には全て社外秘だと思っていなければいけません。 私も今一度、気を付けたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月15日 18時20分18秒
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