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テーマ:小売業(885)
カテゴリ:流通・小売業
ホームセンターの島忠が大人気です。
大人気と言っても、M&Aを巡っての話ですが。 島忠に対しては、既に同じホームセンター大手のDCMホールディングスが、TOBを実施しています。 DCMは11月16日までTOBを実施しており、島忠はDCMによるTOBに賛同する意向を表明しています。 これが成立すると、島忠はDCMの完全子会社になります。 ここへ割って入りそうなのがニトリです。 ニトリも島忠の買収を検討しており、今月中にもTOBを実施する方向です。 島忠は現在60店舗を展開しています。 これに対し、DCMもニトリも、その10倍程度の店舗数を誇っています。 どちらも、首都圏を中心に展開し、ブランド力のある島忠を取り込みたいという意向でしょう。 小売業界は、国内市場の縮小やネット通販などとの競争で経営環境は厳しさを増しています。 現在はコロナ影響による巣ごもり消費で好調なホームセンター業界ですが、いつまでもこの好況が続くとは思えません。 元々、ホームセンター業界は、売上が頭打ち気味になっていたのが実情です。 そのため、合従連衡はあり得ますし、一気に寡占化に向かうことも予想されます。 今後、大手流通企業による島忠の買収合戦に発展する可能性が出てきました。 去年も小売業界で、似たようなケースがありました。 大人気の島忠を巡る駆け引きは、どういう決着を迎えるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月26日 18時23分25秒
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