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テーマ:小売業(885)
カテゴリ:流通・小売業
アメリカの投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と楽天が、西友に出資をすると発表しました。
久しぶりの小売業界でのビッグニュースです。 西友の親会社であるウォルマートから、西友株をKKRが65%、楽天が20%取得します。 ウォルマートも引き続き15%を保有し、3社で西友の西友のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を進めます。 楽天とウォルマートは、2018年に日本でのECで提携していました。 その年の秋からは、楽天と西友が共同でネットスーパー事業を始めています。 そのため、元から親和性はあります。 新型コロナウイルスの影響で、西友のネットスーパー事業の業績は好調のようです。 今回の再編後、西友はネットスーパーのみならず、実店舗のデジタル化を推進することとなります。 まず想定出来るのは、楽天の会員データの活用です。 消費者のデータを分析し、店頭での品揃えの充実や、送客につなげることが可能です。 さらに、楽天の会員で西友をあまり利用していない人へのアプローチも可能になります。 店舗への誘客のみならず、近くに店舗のない人には、ネットスーパーへの誘引も可能です。 西友は全国に300以上の店舗があります。 この店舗網をデジタル化して、ネットと実店舗の小売業の融合を加速します。 ライフはアマゾンと、イオンはオカドと組んで、ネットスーパー事業を強化しています。 西友と楽天の取り組みは、この激しい競争環境の中で、これからどうなるでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月17日 18時19分26秒
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