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新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、世間を賑わす事態が相次いで発生しています。
いずれも、似たような内容となります。 まず、ドラッグストア大手のスギ薬局を経営するスギホールディングスです。 同社会長と妻の相談役のワクチン接種予約が、西尾市に働きかけ優先的に確保されたことが明らかになりました。 これは、同社の秘書から西尾市に対し、再三再四、強い打診があったということです。 西尾市の担当課長が特別扱いを断ると、今度は部長へと要求され、最後は副市長にまで強い要請があったようです。 副市長はこれに便宜を図り、会長夫妻のワクチン接種を予約したということです。 先日、スギホールディングスの株主総会が開かれ、会長が陳謝しましたが、秘書が自らの意思でお願いした、と釈明しました。 この説明に対し報道では、「秘書1人でできるわけがない」と批判の声も上がっているとありました。 また、東証一部上場のシステム関連会社であるオービックでも、同様の事態が明らかになりました。 同社会長と妻で取締役のワクチン接種が、医療従事者用に割り当てられたワクチンですでに接種が行われていたということです。 接種が行われたのは、千葉県鴨川市の亀田総合病院で、この病院にとって会長夫妻は毎年多額の寄付をしているVIPだという報道があります。 会長夫妻は長年、亀田医療大学の理事を務めており、病院では「接種を希望する職員のワクチン投与終了のめどがたった段階で、当院から申し出た」、「会長夫妻の存在なくして、地域医療を守ることはできないと考えている」とコメントしているということです。 この2つの事例を見ても、納得できない人が多くいると思われます。 それは、自分の立場や地位を利用した、「特別扱い」と感じられることでしょう。 ルールや決まりでなくても、モラルに反することをするのは、良いことではないと感じるのは私だけでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月21日 18時12分12秒
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