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カテゴリ:経理業務全般
先日、部内で管理会計の勉強会を実施しました。
管理会計を統括する課長が自主的に申し出てくれて、勉強会を実施することになりました。 企業にとって管理会計は重要です。 管理会計と並び比較されるものに財務会計があります。 財務会計はいわゆる制度会計で、法や会計基準に従って財務諸表を作成します。 一方で管理会計は、その企業独自の内容になります。 財務会計だけではわかりにくい管理指標や、財務会計では重要視しない部門別損益や、製品別損益など、様々な損益を算定します。 そのため、財務会計だけを見ていても、経営意思決定や課題対応には不充分なこともあります。 これにより、管理会計が重要であるということになります。 事業や店舗の損益を分析する時なども同様です。 店舗の利益が出ているかを算定する時などに、配賦という作業が行われます。 これは、店舗単独の損益だけでなく、本社費用などをある一定のルールに則って、店舗の損益に配分していくことを指します。 本社は基本的に収益を上げないので、収益獲得部門である店舗で、本社費用をカバーする必要があります。 本社費用を賄っても利益が出ている店舗は、管理会計上でも黒字の店舗という位置付けになります。 一例ですが、こういう処理をすることで、正しい損益を把握するために、管理会計が有用になってきます。 今回は人数が多いので、同じ内容を2回に分けて実施しました。 改めて聞くと、細かい点で把握していなかった内容などもありました。 部内勉強会は、大変に有意義です。 今後も部下からの申し出を待ってみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月29日 18時15分33秒
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