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テーマ:ニュース(99457)
カテゴリ:経済・社会・企業
インターネット金融大手のSBIホールディングスが、新生銀行にTOBを行うと発表しました。
実現すれば、敵対的TOBになる可能性があります。 SBIは既に新生銀行の株式の約2割を保有している筆頭株主です。 TOBでこれを48%まで引き上げることを目指しています。 買付価格は1株2,000円で、発表日の終値1,440円を約4割弱上回っています。 新生銀行はリリースを発表し、この買い付けは事前に連絡を受けていないこと、新生銀行の考え方は早急に発表する、と説明しています。 新生銀行は対策を取るようですので、敵対的TOBに発展すると思われます。 そうなると、既存株主の対応がにわかに注目されてきます。 敵対的TOBといえば、このブログでも何回か取り上げた、コロワイドと大戸屋のケースを思い出します。 大戸屋がコロワイドからの申し出を拒否し、株主総会で対決しました。 株主総会では大戸屋側が信任されましたが、その後コロワイドは敵対的TOBを仕掛け、遂にこれを成立させます。 これが昨年9月のことですので、まだその成果を判断するには早過ぎます。 大戸屋はコロナ禍の昨年との比較で見れば、4〜6月は前年売上高を上回りましたが、7〜8月と前年を割っています。 特に8月は前年から8.3%の減少となっています。 経理面でも、前期の招集通知や有価証券報告書の訂正などがあります。 有価証券報告書の訂正は、見てみると、監査報告書の文章に「、」を一箇所打っただけの訂正内容でした。 これを見ると、何か深いものを感じます。 敵対的TOBの良し悪しは分かりませんが、今後の動きに注目したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月15日 18時12分37秒
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