|
テーマ:ニュース(99383)
カテゴリ:経済・社会・企業
小田急電鉄は、子ども運賃を来年春から一律50円とすることを発表しました。
一時的なものではなく、恒久的に50円とします。 小田急電鉄によりますと、6歳から12歳の小学生が対象の小児運賃は、現在最低63円です。 これを来年の春からは、ICカードで乗車した場合、距離にかかわらず一律50円に引き下げます。 最も距離が長い新宿から小田原まで乗った場合、現在の小児運賃は445円ですが、これが50円になればおよそ9割近い値下げになります。 小児運賃を大人運賃の半額よりも一律に安くするのは、全国の鉄道会社で初めてです。 これは、小田急線を子育てしやすい沿線にするためとして策定された「こどもの笑顔は未来を変える。Odakyu パートナー宣言」に基づくものです。 小田急線沿線を子育てしやすい沿線にしていく構想から、「子育て応援ポリシー」を新たに策定しました。 今回の小児運賃一律50円は、このポリシーを体現する抜本的施策です。 これは企業として、大変な決断だと思います。 短期的に見れば収益性も悪化するかと思いますが、それよりも中長期的視点での経営判断だと思います。 鉄道会社は、鉄道を中心とした沿線の都市開発で、地域と一帯となった街づくりをしてきました。 そのため、鉄道事業の他に、不動産、流通、建設、レジャーなど、多くの事業セグメントを擁しています。 今回の取り組みは、小田急沿線を子育てしやすい沿線へと変えていくことが目的だと思います。 そうなると、沿線の価値が上がり、居住者が増え、鉄道利用者も増えるというサイクルです。 しかしながら、これは本当に長期的視点に立った経営判断だと思います。 このような意思決定が出来る企業、経営者は素晴らしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月17日 18時06分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[経済・社会・企業] カテゴリの最新記事
|