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テーマ:ニュース(99455)
カテゴリ:経済・社会・企業
神奈川県大磯町にある東海大学病院が、事業を終了すると発表しました。
来年2月28日をもって、事業を終了します。 事業を終了するのは、東海大学医学部付属大磯病院です。 東海大学医学部付属の4病院のうち3つ目の病院として、1984年4月に開設されました。 40年近く地域の医療機関として運営されてきましたが、近年の少子高齢化と人口減少の進行など、地域における急性期医療を取り巻く環境が大きく変化しています。 そして、今後も経営状況の好転が見込めないとの判断から、付属大磯病院の全事業を終了し、同じく伊勢原市にある東海大学医学部付属病院に、経営資源を集約することとしたということです。 また、地域医療の継続性の観点から、大磯病院は大阪の医療法人、徳洲会に引き継がれます。 東海大学が事業を終了する翌日の3月1日に、徳洲会に引き継がれることとなりました。 大磯病院は、人口減少などを背景にこの10年ほどで患者の数が30%あまり減少したということです。 このため2013年度以降は赤字が続いていたそうです。 このような状況で、経営を改善する見通しが立たなくなったとして、来年2月末で病院の事業を終了することになりました。 病院経営も、本当に大変です。 大学院の同級生で、医療従事者の方がいます。 その方の研究論文では、病院のM&Aの実情や、病院経営について、実に詳しく論じておられました。 私たちが普段知らないことが、そこには多々ありました。 日本の病院は、この10年ほどで大きく減少しています。 病院は営利企業ではありませんが、利益を上げなければ経営が成り立ちません。 東海大学病院のニュースを耳にして、どうすれば良いのか、色々と考えさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月24日 18時31分17秒
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