経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

2024/07/19(金)18:12

オアシスVSアオキ

流通・小売業(155)

香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、クスリのアオキホールディングスに訴訟を提起しました。 約72億円の損害賠償を求めています。 オアシスは、アオキの青木宏憲社長及び青木孝憲副社長などに対して、損害賠償を求める訴訟を提起しました。 また、両氏と八幡亮一取締役を解任するよう求める株主提案も提出したと発表しています。 オアシスはアオキの株式の約9.7%を保有する創業家、イオンに次ぐ第3位株主です。 今回の提訴は、アオキが発行しているストック・オプションについて、青木家における世代交代のための施策の一環として、極めて計画的に行われ、また、極めてずさんな検討体制の下で決議された、としています。 そのため、ストック・オプションの適法性について司法の判断が得られるまでは、ストック・オプションの行使を行わないよう、青木兄弟に要請したとしています。 オアシスが問題視するのは8月に行われるアオキの定時株主総会後、ストック・オプションが少数株主の利益を犠牲にして社長・副社長が行使の権利を得ることになるとしています。 【中古】(未使用・未開封品)ダイヤモンド・チェーンストア 2020年12月15日/ 2021年1月1日号 特集●爆速成長! フード&ドラッグ徹底分析 コスモス ゲンキー クスリのアオキ 青木兄弟に付与されたストック・オプションが、公正な評価単価より99.28%低い価格で発行されるなどの、重大なコーポレートガバナンス上の懸念を指摘しています。 オアシスは2022年来、アオキに対しさまざまな提案とエンゲージメントを実施してきたものの、アオキは真摯な対応を行わない、としています。 オアシスは昨年のアオキの定時株主総会でガバナンス改善を目指して株主提案を行い、株主総会後も建設的な対話を行うために働きかけを行ってきたが、アオキの非協力的な姿勢により拒絶されたとしています。 今年もオアシスはアオキに株主提案を行っており、オアシスに賛成するようにキャンペーンを仕掛けています オアシスは過去にもツルハ、現在でもアオキの他にアインHDにも公開キャンペーンを行っています。 株式を上場するということは、このようなリスクをはらんでいますが、アオキは大変な舵取りを迫られています。

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