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経理は地味だが役に立つ〜マラソン二刀流HIROの経理の仕事とマラソン日記〜

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2025年01月23日
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カテゴリ:スポーツ関連

大相撲初場所が終盤になっています。
場所前の期待だった琴櫻、豊昇龍の綱取りはほぼなくなりましたが、優勝争いは平幕勢が引っ張るという展開に、目が離せません。

そんな大相撲ですが、中入りの企画として「師の教え」というコーナーがあります。
毎回とても良い内容で、録画してでも見たいコーナーです。

先日は、元小結豊真将の錣山親方が、先代錣山親方(元関脇寺尾)からの教えについて語っていました。
先代師匠からの教えは、「負けても腐るな」というものでした。

豊真将の土俵上での所作や振る舞いは、全力士のお手本だと私は思っていました。 丁寧な礼、手刀もきちんと切る、正に「礼に始まり礼に終わる」相撲道の見本のような力士でした。

豊真将は現役時代、初日から14連敗という場所がありました。
それでも、真摯にそして必死に土俵を務める姿に、日に日に拍手が大きくなってきました。

その時の師匠からの教えは、「負けてもいい。負けても腐るな」というものでした。
師匠の寺尾は現役を長く務め、幕内在位や三賞、金星なども多く獲得、常に上位で活躍した人気力士でした。


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その寺尾は、現役時代の黒星の数は史上最多でした。
「俺は相撲界で一番負けた人間だ。黒星の数は俺が一番多いんだ」として、「1番や2番負けたぐらいで腐るな」と豊真将を指導したそうです。

豊真将はこの教えを胸に刻み、千秋楽で勝ちました。
成績は1勝14敗でしたが、負けても腐らずに努力を続け、千秋楽に白星を勝ち取りました。

長く現役を務めたので黒星が最も多い師匠からの教えとしては、これ以上響くものはありません。
師弟共に負けても腐らずに努力したことで、三役を務める力士にまでなられたのだと思います。

このコーナーでは、以前に元旭天鵬の大島親方が、師匠である元大関旭国の教えを語っていたのも印象に残っています。
「土俵はいつも空いている」という教えで、部屋には稽古土俵があるのだから、やる気があればいつでも土俵で稽古ができる、ということでした。

他の人よりも努力する人が強くなる、という教えでした。
師匠は小さな体に病気がちにもかかわらず、大関まで務めた努力家で、弟子も37歳で史上最年長の初優勝を遂げた努力家でした。

元寺尾の井筒3兄弟は、残念ながらいずれも早世されてしまいました。
その教えを受けた弟子の方々が、さらに師匠となり弟子を育てていくことを、楽しみに相撲を見ています。






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最終更新日  2025年01月23日 18時37分16秒
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