経理は地味だが役に立つ〜マラソン二刀流HIROの経理の仕事とマラソン日記〜

水産大手のマルハニチロが、社名を変更することになりました。
2026年3月1日付で、「Umions（ウミオス）」に変更することを取締役会で決議したと発表しました。

マルハニチロは、2007年にマルハとニチロが経営統合して誕生しています。
缶詰やびん詰、冷凍食品など、幅広い品揃えの大手メーカーです。

もちろん水産系だけでなく、肉、野菜、デザートなど、多くの素材を使用した製品を製造、販売しています。

マルハの創業は1880年、ニチロの創業は1907年ということで、共に長い歴史を持つ企業同士の統合で誕生したのがマルハニチロです。
マルハニチロは、今回の社名変更を第三創業と位置付けているそうです。

新社名のネーミングは、「海（Umi）」に、ステークホルダーや地球と一体となるとの意思を込めた「one」、食を通じて地球規模の社会的課題解決に挑むとの決意を意味する「solutions 」の頭文字「o」「s」を加えた、ということです。
説明が必要な社名だと感じます。

長く名乗ってきた社名を変更するのは、なかなか勇気がいるものです。
ブランド名や商品名、海外での展開ブランドなどに変更するケースは、これまでもある程度耳にしていました。


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松下電器がパナソニックになった時などは、海外ではパナソニックで通っており、ブランドとしても浸透していたので、違和感はありませんでした。
津村順天堂がバスクリンになった時は、なるほどと思いました。

しかし、調べてみると、株式会社バスクリンは株式会社津村順天堂から株式会社ツムラに社名変更し、その後ツムラライフサイエンス株式会社となっていました。
そして、ツムラグループから独立して2010年に株式会社バスクリンになったようです。
記憶や印象と事実は違うことが、よくわかりました。

ジャスコがイオンになった時は、しばらくの間ずっと馴染みませんでしたが、今ではイオンで何の違和感もありません。
社名変更が消費者に浸透するまでは、多くの時間を要するものだと実感します。

私の子供の頃は、マルハは大洋漁業という社名で、現在の横浜DeNAベイスターズの親会社でした。
大洋ホエールズというチーム名で、オレンジと緑の斬新なユニフォームでした。

マルハニチロがUmiosとなって、馴染んでくるのに、一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか。