学習院女子大が学習院大学と統合へ
学習院女子大学が、学習院大学と統合すると発表しました。2026年4月に統合する予定です。2027年に創立150年を迎えるのを前に、「伝統に革新を加え、未来へ向けてより深化し発展するための第一歩として、統合することを決めた」と説明しています。国の設置認可に向け準備を進めます。学習院大学は1949年に開学しています。学習院女子大学は1950年に学習院大短期大学部として開設され、1950年に学習院女子短大に改称されました。そして、1998年に4年制の女子大に改組しています。現在の学生数は学習院大が8,803人で、学習院女子大が1,588人です。学習院女子大学は国際文化交流学部の1学部のみで、人数も学習院大学に比べると少数です。学習院女子と皇室 (新潮新書) [ 藤澤 志穂子 ]このため、統合して学習院大学に組み入れることとなるようです。学習院大学は法、経済、文、理、国際社会科学の5学部体制ですので、国際社会科学部に取り込むか、独立させるのかはまだ未定です。少子化の影響で、大学の生存競争も厳しいです。短期大学は大幅に減少し、女子大も徐々に減っています。青山学院や成城の短期大学は、私が現役の頃は、女子に人気でした。現在では、どちらの短期大学も姿を消しました。大学同士の統合も増え、統合、拡大策、共学化のいずれかが難しい女子大は、今後消滅していくことが想像されます。大学経営も大変な時代になりました。