2021年03月30日

ワタベウェディングが私的整理

テーマ:ニュース(95509)
カテゴリ:経済・社会・企業
婚礼大手のワタベウェディングが、私的整理を行うという記事がありました。
ここにもコロナウイルスの影響が表れています。

私的整理とは、会社更生法等による法的整理とは異なり、債権者と債務者との自主的協議により倒産処理を図る手続きです。
この方法によると、債権者と債務者の合意を円滑に進めることで、柔軟・迅速な対応が可能ということです。

ワタベウェディングは、私的整理の一種である「裁判外紛争解決手続き(事業再生ADR)」を使って、経営再建を目指すようです。
2020年12月期の連結業績は、最終利益が117億円の赤字となり、過去最悪の業績となっていました。

この影響で、BSも前期末で約8億円の債務超過状態となっています。
大変厳しい状況です。

新型コロナウイルスの影響で、主力の海外挙式の多くが中止となり、国内でも婚礼のキャンセルや延期が相次ぎ、運営するホテルの利用も低迷しました。
セグメントは「リゾート挙式事業」と「ホテル・国内挙式事業」の2つの事業ですが、いずれも赤字を計上しています。

元々が低価格での海外リゾート挙式が売りですので、利益率は相対的に低いビジネスモデルです。
これがコロナの影響で、大きなダメージを受けました。

コスト削減のため、従業員の2割弱にあたる約130人の希望退職を実施したほか、国内外の直営店や婚礼会場など約30拠点の閉鎖に踏み切っていました。
それでも自力での再建は厳しいとして、事業再生ADRを申請しました。

名古屋本社でホテル事業を営む興和が、完全子会社化します。
興和はバンテリンやキャベジンなどの医薬品事業を主力とし、今年からナゴヤドームのネーミングライツも獲得しています。

かつて、上海の花園飯店内に、ワタベウェディングの店舗がありました。
見学させていただき、色々とご説明いただいたこともあります。

ウェディング業界は大変厳しい状況ですが、人の幸せに貢献する素晴らしい業種ですので、何とか頑張って再生していただきたいと思います。






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最終更新日  2021年03月30日 18時44分11秒
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