ダブルファンタジーstripped down!とBOXから。
金曜日はアマゾンから上記のCDも届き、サッカーのアルゼンチン戦もあり、ワクワクの週末だった。先にサッカーから一言。内田。まるで駄目。フリーでもらっているのに前進せずにその場に止まって出すところを狙ってばかり。弱虫か。可能性も低い、中へ突っ込め。それで中を見てばかりでスローダウンするから、敵が間に合ってしまう。Jでの輝きが消えている。代表ではずっとだけど。さてジョンレノン、生誕70周年(10/9)死後30年という節目に出た「ジョンレノンBOX」と「ダブルファンタジーstripped down ver.」。少ない音源、かぶる音源、マニアにしか用無しのモノだが発見はあった。 一つ。stripped down。脱ぎ捨てたというよりも「剥いだ」と言う感じ。マスターバージョンから装飾音を削りボーカルはレコーディングスタジオのモニター側で聞いているようなシングルでエコーのない歌、そのものだ。・・・上手い。i'm losing youは秀逸で魂がこもっている感じがひしひしと伝わってくる。これほどノリノリでハイテンションで歌うのが、ロックの真髄だろう。ビートルズのヘイ・ブルドックのレコーディングを思い出し、またアンソロジーのカム・トゥゲザーの激しい生歌ボーカルを彷彿とさせる。40歳でまたカッコいいロックを歌うジョンがそこにいた。(エンディングはなんと♪longlong lost johnだったんだね)もう一つ。BOXよりアウトテイクとデモ。GOD・・・歌いだしの前「we~~ll Brother!!」のシャウトが初期のビートルズ「twist&shout」並に凄い迫力でカッコいいのだ。ロックは「カッコいい」が最上級だと思っているので最大限の評価。この部分だけでも100回は聞くべし。その後のリンゴのドラムも格別なんだけどね。さらに。india,india。これはmemories,memoriesとして知られるバージョンでもあるがギターでポップに歌っている。デモに中ではイチバンの出来に近い。englandに心残り、というleft inというところは今彼の過去を知る我々にとっては「泣けてしまう」部分だろう。(ちょっとメロがあのミスター・ムーンライトに似ている部分がある)最後に。womanのアウトテイク。当時から12弦ギターの響きもあり、ビートルズっぽいと思っていた。しかもgirlが大人になってwomanとなった、という印象も持っていた。そしてこの曲の最後のバースでなんとあのガールで有名な「息を吸う、マリワナを吸うと言われた、スー」という音を出しているではないか!この遊び心も良く分かるし、やはりガールの大人版として間違いないのだ。・・おっと、これはストリップトVer.だったか。P.SWatching The Wheels ではコード進行が同じ(C-F)こともありstrippedではimagineのイントロ!をやっているのが、よく聞こえる。cleanup timeでは最後のFOでXmas time is here again。前記のlosing youではbaby please don't goなど思わせぶりなフレーズが盛りだくさん。ジョンはビートルズ初期からだんだん歌が下手になっているという評論もあるが、このストリップバージョン(あえて日本語で)を聴くと鳥肌モノの素晴らしいボーカルである。ジョンの真髄(歌声)ここに在り、ジョンの歌声こそ唯一無二の芸術であるとさえ言える。画竜点睛・・・芸術の魂は細部にこそ宿る、なんてことを考えてしまう。そしてその素晴らしさに残念さが募る。9日は雨で運動会は中止で翌日秋晴れ。運動会の後西条に行ったが、既に遅し、だった。しかしこのため子供は2日も代休。これは共働き世帯にはつらい仕組みだ。勉強させればいい、昔のように土曜日が無いのだから。