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Sep 29, 2009
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カテゴリ:塾長の教育論
物凄い勢いで勉強している中3生がいる。
彼の志望校は正直言ってレベルが高い。
現状の彼のレベルを考えれば、お世辞にも合格できる見通しがあると言えない。
それでも彼は諦めることなく、心が折れることもなく、毎日毎日ひたすら勉強に励んでいる。

そんな彼を見るたびに、「少し休んでいいよ」と声をかけてやりたい衝動に駆られてしまう。
しかし彼の現実と目標校を比べてみれば、そんな気休めの言葉は絶対にかけられないから、「少し休んでいいよ」と言う代わりに「良く頑張ってるな」とだけ言う。
彼も「少し休んでいいよ」という言葉を掛けてもらえることを望んではいないだろう。
休んでいては目標に届かないということを、一番彼自身が分かっているだろうから。

彼の勉強の頑張り方は、高校受験レベルを卓越して、大学受験レベルの域に達している。
普通の中学生なら、心が折れてしまうか、途中で投げ出してしまうだろう。
しかし彼の心は折れない。途中で投げ出したりもしない。
ヒョロっとしたジャニーズ系の見た目とは裏腹に、彼のメンタルはとんでもなく強い。

彼が入塾したのは中2の終わりごろだった。
入塾前の彼は、勉強とは無縁の生活をしていた。
勉強を全くしていなかった代わりに、民間の劇団に所属していて、大人の劇団員と一緒に厳しい稽古と公演に明け暮れていたという。
膨大な台詞を暗記し、徹夜で行われる稽古に耐え、厳しい指導者の元について舞台を学んだ。
自分の限界ギリギリまで、いや限界を超えてまで頑張るという経験を、彼は劇団を通して積んでいた。
その経験が、彼の心をここまで強くし、厳しい受験勉強にも耐えうる精神力の基となっているのだろう。

今は劇団の稽古が受験勉強に変わっているだけの話だ。
劇団の稽古を通して、自分の立ち位置や頑張り方を良く知っている彼は、勉強の頑張り方も自分の現状の立ち位置も良く分かっている。

以前「頑張る練習」という記事を書いた。
頑張る練習を重ねてきた人は、頑張り方を良く知っている。
弱音を吐いていてもどうしようもないことも、腐っていてもどうしようもないことも、自分の限界のラインも、経験を通して良く分かっている。
頑張る練習を重ねてこなかった人は、頑張り方がいまいち分からない。
弱音を吐いてみたり、腐ってみたり、無駄なことばかりしてしまう。

人として、生きていく上で、
勉強するということが大切なのではない。
勉強を通して必死で頑張るという経験をすることの方が大切なのだ。
部活をするということが大切なのではない。
部活を通して必死で頑張るという経験をすることの方が大切なのだ。

中途半端な頑張りでは、何にも得られるものなんてない。
文字通り必死で何かをやり通して、初めてその経験はその人の血となり肉となり宝となる。






Last updated  Sep 29, 2009 10:44:27 PM
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