2010/01/27(水)23:53
テストは鮮度が命
塾の先生は、「自作プリントをガンガン作る派」と「自作プリントをあまり作らない派」の2つに分かれる。
私の勝手な統計によると、若い先生ほど自作プリントをガンガン作る派である傾向がある。
ベテランの先生で、プリント作成が大好きな先生をあまり見たことがない。
それでもベテランの先生がたま~に作るプリントは、それはもの凄い完成度の高さの内容のプリントで、私に言わせてみれば、それはまるで芸術品のようにも見える。
私はと言うと、紛れもなく「自作プリントをガンガン作る派」である。
塾という業界で働き始めて7年。
年齢も若いのか若くないのか、非常に微妙な時期にいるのだが、それでも「自作プリントをガンガン作る派」であるし、きっとこれからもプリントを作る派の先生になるのだろうと思う。
プリント作成が大好きな私ではあるが、授業中に使う補助プリントのようなものは滅多に作らない。
授業で使う教材を選定する時に、なるべく補助プリントが必要ないものを選んでいるので、ほとんどテキストで事足りる。
私が作るプリントは、そのほとんどが毎日使用するテストだ。
私はテストをしないと気が済まない人間であり、私の授業でテストのない日は滅多に無い。
7年もの間、毎日各学年のテストをコツコツと作り続けている。
数えたことは一度もないが、これまでに作成したテストの数はきっと数万枚という単位になるだろう。
作成したテストは、PCの中に全部保存していて、教える内容は毎年変わらないので去年の分を使いまわそうと思えばいくらでもできるが、滅多なことがない限り使いまわしはせずに、毎回新しいものを作成するようにしている。
テストは鮮度が命だからだ。
生徒の状況をリアルタイムで把握し、それをリアルタイムで確認するからこそ、テストをする意義があるし、効果も現われる。
1年前に作られたテストでは、その鮮度がまるでなく、しかも今の生徒の状況をリアルタイムに反映していないので、どこかピンボケした印象がある。
もう一つの理由として、私自身が毎年成長しているからというのがある。
数年前に作成したテストを改めて見てみると、「なんだこれは」と、自分でも目を覆いたくなるほどお粗末な内容だったりする。
そんなテストを見ると、当時の生徒に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、逆に自分自身の成長も改めて確認できる。
ただ、テスト作成に時間が取られて、他の仕事の時間を圧迫してしまうことが多々あるので、少し改善案を考えなければいけないとは思っている。