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カテゴリ:教材
物事には、メリットとデメリットの2面性がある。
塾に通うことも同じだ。 塾に通うことで、メリットもあれば、デメリットももちろんある。 塾に通うことのデメリットの一つ。 それは、学校のワークや学校教材を軽視しがちになってしまうということがある。 塾に通っている子は、塾に行っていない子よりもたくさんの教材を持っている。 学校のワークやプリント類に加え、塾の教材やプリント類も豊富にある。 塾に通っている子のほとんどが、普段の勉強の中心を塾においている。 だから、必然的に塾の教材やプリントで勉強する機会が多くなり、どうしても学校のワークやプリント類を後回しにしてしまう子が多い。 そして最悪の場合、テスト直前に学校のワークをやっつけ作業的にやるだけになるか、もっと酷い場合だと、答えを丸移しして学校の先生に提出するだけの場合もある。 このように、軽視されがちの学校ワークではあるが、実はなかなか良い問題集であったりする。 数学のワークなんか、『レベル別パターン別実力完成問題集』を出版していることで有名な正進社さんの問題集である場合が多く、その中身は良問揃いで、完璧にやればかなり力が付く構成になっている。 理科の裏表カラー印刷のプリントも、基本パターンの問題から理論の理解を問う応用問題まで満遍なく問われていて、あのプリントを3年間分集めたら、かなり使える問題集になるのではないかと思う。 勉強の基本は学校にある。 学校のワーク類を文字通り『完璧』にこなし、反復し、理解すれば、それだけで中の上くらいのレベルの学校には余裕で行ける学力が付く。 学校の点数が平均以下の生徒は、あれもこれもといろんな教材に手をつけることをやめて、学校のワークと教科書だけを隅から隅までやる方が、確実に力が付く。 塾の教材でグングン成績が伸びていく子というのは、学校の点数が平均以上の子に限定する話だ。 学校プラスαの学力を付けるために、塾の教材があるのだが、それを理解しておらず、学校のワーク類をないがしろにしている生徒がうちの塾にもいる。 来年度は、うちの塾でも、学校のワーク類をもっと重要視していくカリキュラムにすることを考え中だ。 例えば『塾内テストは全て学校のワークから出題』とか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 23, 2010 11:37:39 PM
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