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Jul 13, 2010
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カテゴリ:独り言
2年前、『Kのこと』という記事を書いた。
この塾を立ち上げる前、大手塾での最後の年に教えていた受験生の話だった。

先日の日曜日、私の携帯電話にKから突然メールが来た。
あの時はまだ中3生だったKも今は高校3年生になったというが、私の頭に浮かぶのは、野球部特有のイガグリ頭の垢ぬけない中3のKのままだ。

お久しぶりです。Kです。
3年前、先生と勉強日記みたいなのをやったの覚えていますか?
今、それ見返して、合格しなかったことに後悔しています。
でも、落ちたおかげで、今3年前以上に必死こいてやっています。

大学行く理由とか、未だに分からないです。
だけど、今は3年前の試合に負けたこと覚えているから、当たり前かもしれないですが、友人からの誘いも断って必死でやっています。

3年前の負けた悔しさ、今でも覚えています。
だけど、言い訳じゃないですけど、負けたからこそ、そいつにしかわからない景色があるから、もう負けないって、頑張んなきゃって思うんです。

あと、センターまで188日。
全然時間が足りません。
だから、今年試合に挑むやつら全員より、1分1秒でも質のある勉強をしなきゃいけないんです。
先生が言ってた「血を吐くまで勉強やれ!」ってくらいの勢いで、マジ自分の体の限界まで、勉強やんなきゃいけないですね。
自分には才能とか理解力も無いんで、努力しかないんです。

今更ですけど、3年前の日記に付き合ってくれてありがとうございました。
あの日記は自分の宝物です。
あの日記をやってたから、今まだまだ足りないと思うし、勉強に立ち向かってやれているんです。
だから、3年前の俺みたいなヤツがいたら、日記をやってあげてください。
絶対、強くなることができるんで。

半年後、今度は必ず笑います。
そんでまた先生に報告します。
だから、心の隅っこでもいいので、応援していてください。


3年前、Kは第一志望の高校に落ちた。
しかし、一生懸命戦った末の敗北だった。
限界ギリギリまで挑み続けた末の不合格だった。

受験で不合格になるのは悲しいことだ。
私も自分の塾生には、みんな合格して欲しいと思いながら指導している。
しかし、一生懸命戦った末の不合格と、楽々手にした合格と、どちらの方が価値があるのか、どちらの方がその子の為になるのか、私にはまだ分からない。

少なくとも3年前のKは、こんな力強いメールを書けるような子ではなかった。
Kが言う「負けたヤツにしか分からない景色」が、彼を3年でここまで成長させたのだろう。
Kが言う「負けた悔しさ」が、大学受験に力強く挑む彼の原動力となっているのだろう。

Kのメールに私が付け加えることがあるとすれば、彼が「負けたヤツにしか分からない景色」や「負けた悔しさ」が分かるのは、3年前にKが一生懸命戦った結果の敗北だったからだ。
挑まずに、戦わずに、ただ負けただけの人には、彼が今見ている景色は見えていないはずだ。

受験を通して得るものは、合格や不合格だけではない。
一生懸命挑んだ受験からは、それが合格でも不合格でも、合否が陳腐なものに思えるくらい、もっともっと価値のある何かを得ることができる。

Kのように。






Last updated  Jul 13, 2010 11:19:41 PM
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