|
カテゴリ:塾長の教育論
「せっかく定期テストの点数はいいのに、授業をちゃんと聞いていなかったり、忘れ物が多かったりだらしない性格のせいで、学校の評価が下げられてしまっている。」
の質問の続きです。 ほめて伸ばす『加点方式』。出来ないところを指摘する『減点方式』。どちらが良いかという話からです。 前回のブログでも書いたように、僕は『加点方式』と『減点方式』を並行していくのが良いと思っています。 多くの育児書では褒めて伸ばすのが良いと書かれてあります。子育て講演会なんかに行ってみても、ほとんどの人が「子どもを思いっきり褒めましょう」と言います。僕自身も、きっとこのブログを熱心に読んでいただいているお母さん方も、子どもを褒めて伸ばす方が良いなんてことは、当然百も承知です。 ここで勘違いして頂きたくないことは、「加点方式が良い」=「減点方式はダメ」ということではないということです。子どもを育てるには、やはりどちらも必要です。褒めてばっかりでも、叱ってばっかりでも子どもはちゃんと育ちません。 問題なのは、その「バランス」と「タイミング」です。 塾の講師という職業柄、これまでたくさんのお母さんと子どもを見てきました。その中でも、成績が良い子どものお母さんの対応を見ていると、実はそのほとんどが「減点方式」です。 ビックリしました?ビックリしたでしょ(笑)? 育児書や子育て講演会では「加点方式」が良いなんて言っていますが、あくまでもそれは『理想』です。理想と現実は違います。子育ては、理想論なんかでは語れません。だって日常のことだからです。 講演会の檀上で、「子どもは思いっきり褒めて伸ばしましょう」と語っているカリスマママだって、家で子どもがだらしないことをすればきっとメクジラ立てて怒っています。現実はそんなもんです。 ただ一つ、言えることは、成績が良い子どもの親子の会話では、お母さんがどれだけ『減点方式』で子どもを指摘していたって、子どもはそれをじっと聞いているのです。「うるせーな、このババァ!!」というバトルにはならない。実は内心では「うるせーな」と思っていたとしても、ほとんどの子どもはそれを口にしないということです。 しかも、右から左に聞き流しているのでもありません。子どもの様子を見ていると、『減点方式』でチクチクとお母さんから指摘されたことを、子どもなりにじっと受け止めている。そんな感じさえ受けます。 なぜ成績の良い子は『減点方式』で指摘されたことを素直に受け止められるのか。一方で、同じ『減点方式』でも、「うるせーなババァ!!」なんてバトルに発展する親子もいるのか。その違いは何なのか。 それについては次回書いてみたいと思います。 明日は塾生3年生保護者様対象の、受験直前保護者セミナーがあり、その準備をしなければいけません。 ちなみにセミナーで話す内容は、 ・受験生はこう伸びる!卒塾生のデータから分析した、受験生が伸びる「3つのパターン」を徹底解剖!パターン別志望校の選択の仕方を公開! ・無理しても第一志望か、安全を取り志望校変更か。「志望校再考」が必要なのはこんなとき。受験生の心理編・データ編に分けて解説。 ・受験生の親がしてはいけないこと、受験生の親にできること。 ざっとこんな感じです。 では、また明日! 続く。 ************************************ 神奈川県小田原市にある少人数制進学塾『慧真館(けいしんかん)』少人数制進学塾ならではのきめ細やかな対応で、子どもの能力を大きく伸ばします!! 子育て・受験に関するご相談は TEL:0465-38-2030 MAIL:info@keishinkan.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 16, 2011 10:48:40 PM
[塾長の教育論] カテゴリの最新記事
|