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コトノハ~慧真館~

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Feb 16, 2012
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カテゴリ:カテゴリ未分類
神奈川県の公立後期入試が終わりました。
15歳の受験生たちは、まだまだ成長途中である背中に大きな不安とプレッシャーをたくさん背負いながら、たった1人で試験会場に行き、たった1人で250分の入試を闘い抜きました。

受験生は最後の最後には1人になります。
最終的には、親も教師も、周りの大人はみな無力です。
代わりに受験してあげることも、「そこは間違っているよ」と助言してあげることもできません。ただただ手を合わせて、静かに祈ることしかできないのです。

この仕事をしていて、毎年思います。
自分の力だけで、自分の未来のために、自分と闘う高校受験生の姿こそが、自立の象徴であると。
そして、だからこそ受験はとても尊いのだと。

保護者の方にお願いがあります。
1人で闘い抜いた受験生が、家に帰宅したと思います。
試験の出来云々よりも、立派に受験をやり遂げて、立派に自立を果たしたことを、まずは褒めてやってください。
合格不合格よりも、受験を通して、15歳の子どもが懸命に自立しようとしたことにこそ、本当の価値があると思えてなりません。
試験の出来は、2の次3の次だと思うのです。

初めての受験を1人で闘い抜き、疲れ果てている子どもに対してお母さんの第一声が、「どうだったの?何点だったの?」では悲しすぎます。

何点点数が取れたのか。
周りの子は何点くらい取れているのか。
ボーダーは何点なのか。
平均点は何点なのか。

受験生はもちろん、保護者の方もとても気になることだと思います。
しかし、そんなことをいくら思案し、躍起になって情報を集めてみたところで、結果は合格発表までわかりませんし、また覆ることもありません。
そのような思案をするのは、我々塾講師だけで十分です。
保護者の方のお仕事ではありません。

そんなことよりも、わが子の成長を、誰よりも何よりも褒めてやってください。
そして最大の愛情を込めて、「よくがんばったね」という言葉を掛けてやってください。
子どもの一番好きな料理を作ってやってください。
それが、保護者の方のお仕事です。
子どもは、それだけで十分なのです。

そしてそっと、子どもに気付かれないようにそっと、蔭で合格を祈ってやって下さい。
祈ってみたところでどう結果が覆ることもないけれども、それでも、子どものために、祈ってやってください。

心から、お願いします。

2012年2月16日
慧真館塾長 岸本崇





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Last updated  Feb 16, 2012 11:01:04 PM



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