Walk on the Wild Side

2010/03/27(土)11:48

Mud Slide Slim and the Blue Horizon / James Taylor

Music(509)

高校の同窓会があるというので、神戸に帰ることになった。 強風で嫌な予感はしていながら、予定通り羽田に向かったところ、電光掲示板には「関西空港あるいは羽田に引き返す可能性もある条件付」と書いてある。意味がわからなかったのでカウンターで訊くと、「神戸空港に向かうものの、上空でどうするか判断する」という意味らしい。この辺りですぐに諦めて新幹線に行けば良かったのだが、最低関西空港でも良いか、という判断で固執したのが失敗だった。 離陸後順調に姫路上空まだ行ったが、神戸空港が横風の風速制限を越えているということで、しばらく上空で待機するという。一旦着陸許可が下りたものの、すぐに再び待機に戻り、結局神戸空港の着陸規制である午後10時を超えてしまうため、羽田に引き返すと機長が判断。 羽田に戻ると、欠航扱いで全員に航空券引換え証を発行するという。リスクを犯してかつ結局燃料費をJALが余分に負担したことになる。しかも個人的には新幹線に乗り換えるオプションが消えてしまったし、中には羽田付近でホテルを探す羽目になった人も多かったことだろう。間違いなく米国の航空会社なら出発前に欠航判断していたことだろう。日本の航空会社共通の判断なのかもしれないが、結局JALの利益を減らすだけでは無いかと思ってしまう。 ということでたっぷり姫路(?)往復の時間でIPod中の音楽を聴く時間が確保できた。その中から4月にCarol Kingとのジョイントコンサートで来日予定のJames Taylor三枚目1971年発表の名作”Mud Slide Slim and the Blue Horison"。大ヒット”You've Got a Friend"を含むアルバムではあるが、全体を通してJamesの弾くギターの音色、彼の澄んだ声、バックの控えめな演奏が見事にマッチして素晴らしい。 同作はBillboardでも二位まで上昇、James Taylorの最もヒットしたアルバム。バックボーカルにはケイトテイラーやジョニミッチェルも参加。タイトル曲”Mud Slide Slim"はソウルフルな悟りの境地か。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る