2005/02/09(水)21:50
保険の仕組み
今日は仕事で失敗かなり凹み気味です
さて、昨日、保険は持ち家についで二番目に高い買い物だと書きました。
それは2,000万以上の高額商品だからですと書きました。
今日は、2000万円する保険とはいったいどういうものなのか、考えてみたいと思います
では、質問です。
1番目に高い不動産やおそらく3番目に高い自動車を買うときに、どのような点を大事にして買いますか?
デザインや機能、ブランドなど色々とあるでしょう
少なくとも、その価格がいくらかわからないまま、買ったり、ローンを組んだりはしないと思います。
ところが、この世の中で、その価格がいくらかわからないまま、買ったり、ローンを組んだりしている商品があります。
それが保険です。
これは、車なら中古車販売店のお兄ちゃんから、「この車は10年間毎月5万円で買えるからどうだ?」と誘われて、正しい値段も知らないままに、契約書にハンコを捺すようなものです。
こんなヘンな商品、ほかにはどこにもありません。
保険も商品である以上、単価というものはあります。それは一括払いで加入した場合の保険料です。
たとえば、死亡時に1,000万円が支払われる10年もの定期保険の保険料が、一括払いで100万円だったとします。
これが、この保険の販売単価です。自動車で言えば、値札に付いている金額みたいなものです。
支払う側にとってみれば、毎月1回(年12回)に分けて保険料を支払うほうが、毎年1回、年初にまとめて1年分の保険料を払うよりも楽ですから、その分、金利が高くなるわけです。
保険という商品も、ふつうに買っている洋服やテレビや靴や車と同様にちゃんと値段がついていて、ただ、その値段がちょっと高いばかりに、分割払いがふつうになっているだけです。
ところが、保険販売の現場では、分割払いの額は教えてくれますが、単価(一括払いの額)はふつう、話しません
(というか、客のほうも聞こうとはしません)。
先ほどの例であれば、「保険料は月額1万円」と説明されますが、「この保険の値段は100万円」とはまず言いません。
では、保険ではなぜ分割払いが当たり前になっているかというと、実はそのほうが有利だからです。
ここが、他の商品と異なる保険の大きな特徴です。
どういうことかというと先ほどの例で、単価100万円の生命保険を一括(一時払い)で購入して、1,000万円の死亡保障(という商品)を購入したとします。
この人がその翌月に死亡すれば、約束どおり、指定した遺族に1,000万円の保険金が支払われます
(そのかわり、月払いでは払わなくてすんだ99万円は帰ってきません)
ところが、同じ人が月1万円の分割払いでこの保険に加入し、1ヵ月以内に死亡してしまったとしても、やはり、1,000万円の保険金が支払われることになります。
このように多くの人が勘違いしているのですが、保険というのも一部不思議なところはあるにしてもただの商品にすぎません。
では、保険もただの商品だと判ったところで次に2000万円以上する商品の種類とはどんなものなのかについて明日書いていきます
保険もただの商品なんだと納得した方はクッリクをお願いします