2009/09/07(月)15:06
ぼくらの正社員戦争 → 会社事件史
こんにちは、週末に想っていた人にお会いできて、天にも昇る気持ちのTitzです
その御方たちは、自分の腕でしっかり稼いでいるタイプのまさに一匹狼という表現がふさわしい人たちです。
彼らと話して思うのは、手に職を持つ重要性
リストラが再び頻繁に行われるようになり、新しく職を探すことが大変難しくなっている昨今、誰もが個人として自立できる力を持とうとしていることでしょう
本日紹介するのは、そういった個々人の努力をいかに企業が、そして正社員がつぶしてきたかを考えさせられる文章です
会社事件史の一説を読むと、内に優しく外に厳しくなる風潮の日本的経営が、格差社会を広げてしまったことに気づかされます。
正社員になるまでは大変ですが、なった途端に企業と一緒に外部から搾取せざるを得ない仕組みは、今回の民主党政権で悪化することはあれ、改善されることはないでしょう
手に職を持つということと一緒に日本的経営の外部者となる危険を回避していかなくてはいけないと思うと正直しんどい、そう思うTitzでした
紹介したい言葉
122 奥村 日本的経営ということを言うけれど、あれは私は会社本位のシステムだと言っているんです。
会社に内部化していった。会社に従業員を内部化していって、労働組合は外部にあったのに、それも内部化していった。
その内部化する論理というのは、会社本位という論理です。資本家本位というのは内部化しないし、できない。資本家だけで、あとはみんな外です。ところが会社本位では経営者もホワイトカラーもブルーカラーもみんな会社に内部化されていく。会社の内部の人間なんだから。
その内部化の論理というのは、外部化かあるから、できるわけです。内部でないやつを外に置いて、それが下請けであり、あるいは公害であったり、それで城をつくった。非常に閉鎖的です。その過程が高度成長の時代にできたんでしょうね。
佐高 たとえば日本的な満場一致の論理というのがありますね。あれは村八分とかみあってますね。
奥村 そうそう。だから、このなかからいけないやつは外に出さないと、みんな入れたらやっていけない、「世界は一つ、人類はみな兄弟」というのは組織の論理にはならない。組織で行く以上はそうでないやつを外部化しないといけない。
言葉は悪いけどはじき出すというか、労働災害の問題にしてもみなそうでしょう。
低賃金にしても、そういう二重構造を使ったから、高度成長できたということは確かですね。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)
この本から得た学び
内部に対して甘すぎ、外部に対して容赦ない企業と正社員
その他近況
最近いろんな会合によく参加しています、グループによって全く色が違うのが面白いです
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このブログは、土井英司氏のビジネスブックマラソンで紹介された本を中心に「気になった言葉」を紹介し、
本を読んで得たヒント、展開的アイデア、やるべきこと
を徒然に書す備忘録的ブログです
訪れていただいたすべての方とその周りの人たちに、
今日もすべての善き事が、雪崩の如く起きますように
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