(うどん その21~39)

○ 「赤いきつねうどん 関西」(マルちゃん)


 マルちゃんのカップうどんとして長きに渡って愛され続けている赤いきつねうどんは関東と関西によっておつゆが違っていますが、今回は関西版の登場です。

 芳醇な香り、上品な味わい、風味きわだつ荒節使用といったことが書いてありますので、関西特有のだしの風味がとても効いているおつゆになっていそうな気がしますね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜてから七味唐辛子をかければ完成。魚介の風味よりも昆布の風味の方がしてくるといった感じで大きなお揚げにも注目です。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、関西らしく醤油よりも真っ先に出汁の味わいがしてくるとともにコクのある美味しさです。

 具は油揚げ、タマゴ、カマボコ、長ネギの4種類となっており、目玉の油揚げはとても大きくてジューシーな味わいとなっており、タマゴはフワフワとした食感です。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、滑らかな舌触りと柔らかそうでいてもちっとした食感があるとともに、出汁が染みているような美味しさとなっています。

 だしの旨味を尊重した味わいとなっているおつゆと食べごたえのある油揚げがとても印象に残る一品。醤油が効いた関東版も良いですが関西版もとても美味しいです。



















○ 「バリうま ごぼ天うどん 謹製、なめらか麺仕上げ」(マルちゃん)


 九州地方限定で発売されていて地元の人に長きに渡って愛され続けているバリうまシリーズ。そのシリーズの一つであるごぼ天うどんがなめらか麺仕上げになりました。

 一瞬、以前と同じなのかと思ってスルーしようかと思ったのですが、前にいただいた時に書いてなかった「謹製、なめらか麺仕上げ」という言葉で食べることにしました。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜてから七味唐辛子をかければ完成。だしの強い香りはしてこないといいった感じで七味唐辛子と天ぷらの香りがしてきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。昆布と魚介のだしが効いているのがよく解り醤油に頼っていないのであっさりとした味わいと天ぷらのコクを堪能することができます。

 具はゴボウ天、カマボコ、長ネギの3種類となっており、目玉のゴボウ天は大きくて歯ごたえと風味の良さを楽しむことができ、衣の風味と柔らかさも良い感じです。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、ツルツルとした舌触りがあるとともに柔らかい中にももちっとした食感となっているので最後まで美味しくいただけます。

 ゴボウならではの風味と食感を堪能できる天ぷらと滑らかな舌触りのある麺のコラボを心地よく楽しむことが出来る一品。進化していく麺の今後が楽しみとなりました。





















○ 「どん兵衛 芋煮うどん 里芋30%増量中」(日清)


 東北限定で販売していることでお馴染みとなっているどん兵衛の芋煮うどんなのですが、目玉の具材である里芋が30%ほど増量されて登場しました。

 郷土料理である芋煮とうどんを一緒にしたということで、その美味しさは立証済みなのですが、里芋が増えたことによって満足感がどのように変わるのか楽しみですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけて香りを確認すると魚介系よりもシイタケの香りが強くしてくるといった感じでとても美味しそうです。
 
 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりでシイタケのまろやかな味わいがするとともに醤油のハッキリとした旨みというのも解るといった感じです。

 具は牛肉、サトイモ、ニンジン、シイタケ、長ネギの5種類となっており、牛肉は柔らかくて甘めの味付けで、量が多くなったサトイモは柔らかくて旨みを楽しめます。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、柔らかめの食感の中にもモチモチとしたうどんらしさもあり、おつゆがよく絡むので美味しくいただくことができます。

 シイタケのだしが効いていて醤油の味わいを堪能することができるおつゆと里芋の旨みを楽しむことができる一品。30%の違いは解りませんが間違いなく美味しいです。





















○ 「みそ煮込みうどん」(マルちゃん)


 ご当地限定発売のカップ麺はいろいろとありますが、名古屋界隈限定販売としてお馴染みとなっているカップ麺の登場。ご当地麺料理の一つであるみそ煮込みうどんです。

 名古屋のみそ料理といえば八丁味噌を使ったものが有名ですが、このカップ麺も八丁味噌をバッチリと使っています。独特の風味と味わいというのを手軽に楽しめますね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後に七味唐辛子をかければ完成。八丁味噌ならではの香りが漂ってきて食欲をそそられました。

 早速、おつゆを一口いただきます。とろみのあるような舌触りで八丁味噌の甘酸っぱさがよく伝わってくるとともに、昆布だしの旨みというのもよく解る美味しさです。

 具は鶏肉、タマゴ、カマボコ、きざみ揚げ、長ネギの5種類となっており、鶏肉は胸肉をダイス上にカットしたような感じなので歯ごたえと味わいの良さがよく解ります。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、つるっとした舌触りに加えてもちっとした食感で、少しくらい時間が経ってもモチモチ感が変わらないのが嬉しいです。

 八丁味噌の香りと旨みが詰まった濃厚なおつゆとうどんの特徴をしっかりと再現した麺のコラボを心地よく堪能することができる一品。まさに本場の旨さとなっています。




















○ 「どん兵衛 すき焼き風うどん」(日清)


 日本の代表的な麺料理であるうどんやそばの美味しさを手軽に楽しむことができるということで長きに渡って愛されているどん兵衛からすき焼き風うどんの登場です。

 すき焼きといえばたらふくお肉をいただいた後にシメとしてうどんをよく入れますが不思議とお腹の中に入っていきます。これもそんな美味しさがありそうな感じですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。すき焼きの割り下のような特徴的で食欲をそそる香りが漂ってくるとともに、牛肉の良い香りもしてきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、醤油と出汁の風味が効いた甘めの味わいがなんとも美味しく、すき焼きらしさが出ています。

 具は牛肉、豆腐、ニンジン、長ネギの4種類となっており、牛肉はちょうど良い食感と噛むほどに良い味わいだというのが解り、豆腐は少し硬めの食感が良いと思います。

 麺は平型でストレート系のうどん麺となっており、つるっとした舌触りがあるのに加えてうどんらしいモチモチとした食感があるとともに小麦の美味しさを堪能できます。

 牛肉の風味が染みていてすき焼きの割り下らしい甘みのあるおつゆと食感がとても良いうどんのコラボを楽しむことができる一品。豆腐の美味しさもなかなかのものです。




















○ 「素材名人 かき揚げうどん」(マルちゃん)


 素材の旨みをしっかりと活かしているということで、まさに名人が手がけたような味わいとなっている素材名人からかき揚げうどんが登場しました。

 おいしさの秘密としてかき揚げは素材の旨味が活きる製法で作り、つゆは風味が残る造粒製法でだしが利いているとのことですが、はたしてその味わいはどんな感じか。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。かつおと昆布とうるめだしが入っているということで、そのだしの風味とかき揚げの香ばしさが伝わってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした口当たりなのですがだしが利いているのでコクがあるような味わいとなっており、塩加減もちょうど良いので旨いです。

 具はかき揚げ、カマボコ、長ネギの3種類となっており、目玉のかき揚げはタマネギとゴボウとエビと揚げ玉の組み合わせということで食感と風味の良さが良い感じです。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、滑らかな舌触りで少し柔らかな感じとなっていますが、だしが利いたおつゆとかき揚げが絡むので美味しくいただけます。

 だしの風味と旨みが詰まったおつゆと素材の美味しさを堪能することができるかき揚げが印象的な一品。正統派の味わいはまさに玄人受けする美味しさとなっています。



















○ 「四季物語 春限定 桜えび香る うどん」(マルちゃん)


 一年中同じ味わいで季節性を一切感じさせることのないカップ麺が多い中、四季の味わいを再現させているということでお馴染みになっている四季物語の登場です。

 今回は春限定の桜えび香るうどんということで春らしさの漂う桜えびで春を味わおうといったものです。桜えびの独特の風味で四季の美味しさを楽しめそうな感じですね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。桜えびの香りが漂ってくるとともに、赤やピンクに黄色といった彩り豊かな具材が春らしさを演出してくれてます。

 早速、おつゆを一口いただきます。魚介と昆布のだしが利いているとともにサッパリとした塩味ということで飲み易いものとなっているのに加えてエビの風味もあります。

 具は桜えび、麩、タマゴ、長ネギの4種類となっており、桜えびは噛みしめると風味の良さが口一杯に広がり、麩はおつゆが染みていてプリッとした食感があります。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、ツルツルとした舌触りと表面が柔らかめとなっていますが中身は芯がしっかりとしているのでうどんらしさを楽しめます。

 桜えびの風味とサッパリとした塩味のおつゆで春らしさを満喫することができる一品。味わいと風味だけでなく見た目の彩りの豊かさでも春を堪能することができます。



















○ 「こだわりの味わい 旨だし庵 肉うどん」(サンヨー食品)


 手軽にこだわりの味わいを楽しませてくれるといったコンセプトなのか解りませんが、様々なこだわりが詰まっていそうな旨だし庵シリーズから肉うどんの登場です。

 麺とおつゆと具材のそれぞれにこだわりがあるということでカップに説明文があるという徹底ぶりです。ちなみにおつゆに枕崎加工鰹本枯節を使用しているとのことです。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鰹節の甘くて食欲をそそるような香りが漂ってくるとともに、彩り豊かな具材が目の前に現れるといった感じです。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっていますが、鰹出汁の風味と味わいがしっかりと伝わってくる感じで、醤油の加減も丁度いいですね。

 具は豚肉、カマボコ、タマゴ、天かす、長ネギの5種類となっており、豚肉は薄味で噛むほどに肉の旨みが解るといった感じで、タマゴはフワフワ感がなんとも良いです。

 麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、柔らかめな舌触りとなっていますが喉越しの良さは感じられないといった感じなのですが、気になる程度ではありません。

 こだわりの鰹節の風味と味わいが利いているおつゆの旨さが心に残るような一品。後に引くことのない美味しさになっているので飲んだ翌日にピッタリかもしれません。


















○ 「四季物語 夏限定 夏彩る野菜うどん」(マルちゃん)


 春夏秋冬、カップ麺にも季節に応じてそれぞれ違った味があるということで、その季節に合った美味しさを届けてくれる四季物語から夏限定のうどんが登場しました。

 いつもいつもテーマを決めて仕上げてくるのですが、今回は野菜がメインということで具材に彩り豊かな野菜を取り揃えています。おつゆや麺との相性の良さに期待です。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜてから完成。魚介の良い香りが漂ってくるとともにさやえんどうの香りもしてきて、見た目もかなり華やかな感じがします。

 早速、おつゆを一口いただきます。スッキリとした口当たりであっさりとした感じとなっていますが、和風だしの風味をしっかりと味わうことができるのが良いですね。

 具はジャガイモ、コーン、さやえんどう、インゲン、赤ピーマンの5種類となっており、ジャガイモはしっかりと残っているのでホクホク感と美味しさを堪能できます。

 麺は平型でちぢれたうどんめんとなっており、滑らかな舌触りと柔らかめの食感を楽しめるだけでなく、塩気の利いた小麦粉の味わいというのを楽しむことが出来ます。

 彩りと風味が豊かな野菜を満喫できるとともに、あっさりとしたおつゆを堪能することが出来る一品。野菜の良いところを改めて認識することが出来る一杯です。



















○ 「どん兵衛 ゴールド 金の鶏だし塩うどん」(日清)


 ニッポンのうどんとして長きに渡って愛され続けている日清のどん兵衛シリーズから、ロンドンオリンピックの公式ライセンス商品として金の鶏だし塩うどんの登場です。

 金メダルを意識して金をイメージしたおつゆに仕上げてあるそうです。これをいただきながら応援して1個でも多くの金メダル獲得に繋がれば万々歳といったところです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体つゆを入れてよくかき混ぜれば完成。鶏だしのとても良い香りが漂ってくるとともに、鶏脂で金色に染まったおつゆが現れました。

 早速、おつゆを一口いただきます。見た目は脂っこそうなのですがスッキリした口当たりとなっていて、鶏の良い風味が口一杯に広がって塩加減もちょうど良いですね。

 具はそぼろ肉、タマゴ、レッドベルペパー、長ネギの4種類となっており、そぼろ肉は大きめで塩胡椒の味付けがとても良くタマゴはフワフワ感と甘みがあって旨いです。

 麺は平型で気持ちストレート系のうどん麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感があるとともに、小麦の美味しさをしっかりと堪能することができます。

 鶏の風味と旨みの良さを心ゆくまで堪能することが出来るおつゆと優しい食感のうどんのコラボを楽しむことが出来る一品。上品な味わいにお腹も心も満足できます。




















(うどん その22)から先はこちらです

















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