（そば　その５）

○　「きのこ庵　香りごまきのこそば　秋限定」（サンヨー食品）

　香りと旬の食材にこだわったきのこ庵シリーズ。そのきのこ庵から「香りごまきのこそば」の登場です。

　特選素材だしに、香ばしいごまの香り広がる旨みコクつゆ。こんなことがカップに書いてあります。ごまの香りがどれだけ広がるのかとても楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けるとごまの香りが漂ってきてとても食欲をそそられました。そばとは思えない香りですね。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹出汁に加えてごまのエキスがたっぷり詰まっているおつゆは醤油の加減もちょうど良くとても美味しいです。

　具はシイタケ、マイタケ、カマボコ、ごま、長ネギの５種類。ごまの風味も良いのですが、なんといっても２種類のキノコが良い味をだしてくれています。

　麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。かなり柔らかめの麺なので蕎麦アレルギーの無い小さなお子様向けかもしれません。舌でも噛み切れるような柔らかさです。

　ごまとキノコの良いところがしっかりと表現された一品。とてもまろやかな味わいは老若男女を問わずに受け入れられること間違いなしです。

○　「紺のきつねそば　こだわりのつゆ」（マルちゃん）

　前作の紺のきつねそばは「太い細いこだわりの乱切りそば」でしたが、今回は「鰹だし！香る！うまい！こだわりのつゆ」です。

　麺はもちろんのこと蕎麦の命の一つとして出汁はとても大切です。前作よりもパワーアップした出汁を思いっきり楽しみたいものですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鰹出汁と油揚げの混ざったとても良い香りが漂ってきました。本当に美味しそうです。

　まずは、おつゆを一口いただきます。文字通り鰹出汁がしっかりと効いているおつゆは醤油の加減もちょうど良くてとても美味しくいただけます。

　具は油揚げ、豚肉、長ネギの３種類。特に大きな油揚げはおつゆがしっかり染みこんでいてとても良い感じとなっております。

　麺はややちぢれている蕎麦麺。柔らかめの麺となっていますがおつゆとよく絡むとともに、麺自体の味わいも蕎麦の美味しさが出ています。

　油揚げの美味しさと蕎麦の美味しさが絶妙に合わさった一品。食べて身体が温まり、美味しさで心が温まるといったところです。

○　「お揚げ入り　わかめそば」（マルちゃん）

　わかめそばだけでも十分に成立するのですが、さらにお揚げが加わったカップそばの登場です。

　黒目に仕上げた蕎麦を風味豊かな和風つゆで食べる「田舎風そば」と蓋に書いてあります。田舎風そばを食べると心も身体も温まりそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。昆布出汁をベースとしたとても美味しそうなおつゆの香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。昆布出汁がとても効いたあっさりとしたおつゆはとても飲みやすく良い感じとなっています。

　具は揚げ、ワカメ、天かす、長ネギの４種類。揚げはおつゆが染みこんでいてジューシーな感じがするとともに昆布出汁とワカメがピッタリです。

　麺はノーマルタイプの蕎麦麺。柔らかめな麺となっていますが、おつゆやワカメ、そして天かすとも良く絡まってとても美味しくいただけます。

　美味しいお揚げとあっさりしたおつゆがとても印象的な一品。いろんな具材が入っているカップそばはある意味贅沢かもしれません。

○　「和庵　天ぷらそば」（マルちゃん）

　和庵と書いて「なごみあん」。和むというのは心の底からの信頼感がないと成立しないものだと思います。このカップ麺はそのくらい自信があるものなのですね。

　蓋にも「鰹出汁がきいたこだわりのつゆ」と自信満々に書いてあるくらいです。これは絶対に楽しませてくれるカップ麺なのかなと思いました。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鰹出汁とエビの混ざったとても美味しそうな香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。しっかりと鰹出汁が効いたおつゆは醤油の加減もちょうど良く、そして、天ぷらの出汁も染みていてとても美味しいです。

　具は天ぷら、長ネギの２種類。目玉の天ぷらはおつゆが染みてやわやわになっているのですが、エビの香ばしさもしっかりと味わえて良い感じとなっています。

　麺はノーマルタイプの蕎麦麺。ややちぢれていて柔らかい麺なのですが、鰹出汁の効いたおつゆや天ぷらとよく絡むのでとても美味しくいただくことができます。

　さすが心が和むような感じが漂う一杯といった一品。美味しい天ぷらと鰹出汁のコラボレーションを心ゆくまで堪能できると思います。

○　「どん兵衛　天ぷらそば　新タイプ　液体つゆ」（日清）

　お馴染みどん兵衛シリーズの天ぷらそばは粉末つゆだったのですが、液体つゆとなって新しく生まれ変わりました。

　粉末つゆの時でもしっかりと出汁の風味と味わいを楽しむことが出来たのですが、液体つゆになったらさらにパワーアップしていることでしょう。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体つゆを入れてよくかき混ぜ、天ぷらを載せて七味をかけたら完成。鰹出汁のとても良い香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。出汁がしっかりと効いているおつゆは以前に比べて醤油の味が芳醇となっておりとても美味しくいただけます。

　具は、天ぷら、長ネギの２種類。天ぷらは後乗せタイプなのでサクサクした味わいとおつゆに浸してしっとりとした味わいを楽しむことができます。

　麺はノーマルタイプのそば麺。意外としっかりとした麺となっており、おつゆや天ぷらとよく絡むようにちぢれ麺となっています。

　風味が増したおつゆの美味しさと天ぷらの香ばしさを楽しむことができる一品。従前と比較して間違いなく美味しくなっていると思います。

○　「緑のたぬき　天そば　関西　３０周年記念」（マルちゃん）

　赤いきつねが誕生して３０周年。その記念企画として小エビ天のおまけが付いている緑のたぬき。しかも、関西バージョンの登場です。

　蓋に書いてある関西という文字が輝いて見えます。北海道に住んでいるとまず手に入れることは出来ないですからね。本当に食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて七味唐辛子をかけたら完成。昆布出汁と天ぷらの混ざった食欲をそそる香りが漂ってきました。

　まずは、おつゆを一口いただきます。昆布出汁の効いたあっさりとしたおつゆは醤油の加減もちょうどよくとても美味しくいただくことができます。

　具は天ぷら、小エビ天、カマボコ、長ネギの４種類。食べ応えのある大きな天ぷらと香ばしさ満点の小エビ天の組み合わせはまさに最強といったところです。

　麺はノーマルタイプの蕎麦麺。柔らかめの麺なのですが、蕎麦の風味も味わうことが出来、おつゆや天ぷらともよく絡んで美味しくいただけます。

　昆布出汁の美味しさと天ぷらの美味しさを確実に味わえる一品。鰹出汁も美味しいのですが、昆布出汁も天ぷらとの相性が良くとても美味しいと感じました。

○　「小海老天　旨　そば」（エースコック）

　蕎麦の具材としてお馴染みなのは天ぷらです。このカップ麺は小海老天を具材としたものとなっています。

　カップには本枯節の鰹だしの旨味とカラッと揚げた旨い小海老天。旨さがつまった、日本の定番。といったことが書いてあるのでかなり楽しみです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鰹出汁のとても心地よい香りと小海老天の香ばしい香りが同時に漂ってきました。

　まずは、おつゆを一口いただきます。鰹出汁がしっかりと効いているおつゆに海老のエキスがしっかりと染みこんでおりとても美味しいものとなっています。

　具は小海老天、タマゴ、長ネギの３種類。やはり、なんといっても小海老天でしょう。小さな海老が入っており風味と香ばしさが格別なものとなっております。

　麺はスナック麺タイプの蕎麦麺。一見、なんだと思うような麺なのですが、しっかりと蕎麦の風味を伝えてくれます。柔らかくても美味しさだけはしっかりとしています。

　見た目は小さいのですが、中味はしっかりと本格的になっている一品。小海老の美味しさとおつゆの出汁の良さを手軽に味わえるカップ麺となっています。

○　「山菜そば」（イトメン）

　美味しい蕎麦の具材といえば天ぷらに卵、そして、山菜といったところなのかなと思いますが、今回は山菜そばの登場です。

　鰹と昆布で仕立てたすっきり旨みだしと蓋にかいてあります。サッパリとした山菜にスッキリとした旨みだしはなかなかの組み合わせかもしれませんね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて七味唐辛子を入れたら完成。昆布出汁の香りが漂ってくるとともにスッキリとしてそうなおつゆが目に入ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹出汁も効いているのですが、どちらかといえば昆布出汁の主張が強いおつゆはとてもあっさりとしていて美味しいです。

　具は、ゼンマイ、ワラビ、キクラゲ、チンゲンサイ、カマボコの５種類。山菜そばというだけあってゼンマイとワラビの美味しさはなかなかなものとなっています。

　麺はノーマルタイプの蕎麦麺。柔らかめの麺となっていますが、蕎麦の風味が伝わってくるとともに良い感じのちぢれ具合なのでおつゆがよく絡んで良い感じです。

　山菜の美味しさと蕎麦の美味しさが絶妙に合わさったといった一品。正直な話、カップそばの中でも蕎麦の風味がなかなか出ていたと感じる美味しさでした。

○　「天ぷらそば　復刻版」（マルちゃん）

　１９７５年に発売された天ぷらそばが赤いきつね発売３０周年を記念して復刻版として登場しました。

　赤いきつねが発売される前のカップそば。当時の記憶は全くありませんが、どのようなカップそばだったのかとても興味がありますね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けると和風出汁と天ぷらの混ざったとても良い香りが漂ってくるとともに、カップ一杯に広がっている天ぷらが目に入ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹と昆布出汁の効いたおつゆに天ぷらのエキスが混ざっているためマイルドな味わいとなっています。

　具は天ぷら、カマボコ、シイタケ、長ネギの４種類。目玉の天ぷらには小海老が入っておりとても香ばしくなっています。シイタケの味わいもなかなかですね。

　麺はノーマルタイプの蕎麦麺。どちらかというとスナック麺タイプに近い感じとなっており、柔らかめの麺なのですがおつゆとよく絡んで美味しくいただけます。

　現在人気のあるカップ麺の先駆けとなった味わいを十分に堪能できる一品。今でも十二分に美味しさを楽しめるカップそばだと思います。

○　「どん兵衛　きつねそば　ぴんそば入荷」（日清）

　ダシが効いているおつゆでお馴染みのどん兵衛シリーズ。そのどん兵衛シリーズからきつねそばがリニューアルして登場です。

　今までのきつねそばでも十分なのですが、今回のリニューアルは麺をちぢれ麺からストレート麺にしたというもの。やはり、蕎麦はストレート麺が良いですからね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。和風出汁のとても食欲をそそる香りが漂ってきたとともに美味しそうな揚げが目に入ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹系の出汁が効いたおつゆは醤油もとても良い感じで混ざっていて本当に美味しくいただくことが出来ます。

　具は油揚げ、ナルト、長ネギの３種類。特に目玉の油揚げは大きくて分厚く、おつゆもしっかりと染みこんでおり、とても美味しいですね。

　麺はノーマルタイプのストレート麺。これまでの麺はちぢれ麺でしたが、蕎麦のストレート麺はやはり良いといった感じ。良いところに目を付けたものですね。

　ストレート麺に生まれ変わってさらに美味しくなったと思わせてくれる一品。さすが、どん兵衛シリーズ。日々、進化し続けているというのがよく伝わってきます。

（そば その５）

（そば　その５）