(焼そば その9)○ 「富士宮やきそば すぎ本」(十勝新津製麺)古くから富士宮市の一般家庭で食されている地域由来の独特な麺を使用した焼そばである富士宮やきそばの名店である”すぎ本”がカップ麺として登場です。 創業は昭和23年という老舗中の老舗。ここまで愛されるというのは味に間違いがないということです。これは食べるのがとても楽しみです。 お湯を入れて4分、しっかりと湯切りをして特製ソースとレトルト具材を入れてよくかき混ぜ、いわしの削り粉と青のりをかければ完成です。 酸味のあるソースと鰯の香ばしさが混ざっているのですが、不思議と美味しそうな感じがします。そんな麺を一口いただくことにしました。 焼そばソースの味わいにいわしのふりかけと青のりが絶妙な感じで混ざっています。いわしのふりかけが効いているのか思ったよりソースの酸味がありませんね。 具は肉かす、キャベツの2種類。肉かすはレトルトということもあってとてもジューシーで、キャベツはシャキシャキしていてとても良い感じとなっています。 麺は氷結乾燥ノンフライ麺。麺のコシがしっかりとしているので食べていて本当に美味しいと思います。ソースとの相性もバッチリですね。 昭和23年に創業してから愛され続けているのが十分に納得出来る一品。はっきり言って出店のやきそばよりもメチャウマのカップ焼そばだと思いました。 ○ 「一平ちゃん 夜店の焼そば 大盛濃厚コク旨ソース」(明星) 凝ったソースとトッピングで何かと楽しませてくれる一平ちゃん。そんな一平ちゃんから夜店の焼そば大盛濃厚コク旨ソースの登場です。 濃厚コク旨ソースだけでも美味しそうなのですが、からしマヨネーズとまろやか白マヨソースというのも加わるとのこと。これはかなり楽しみですね。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてソースをかけてよく混ぜ、からしマヨネーズ、白マヨソース、ふりかけをかければ完成。美味しそうな焼きそばの完成です。 ソースとマヨネーズの酸味が混ざった麺を早速一口いただきます。ソースとからしマヨネーズの相性が何ともいえず良い感じとなっていますね。 そして、コクのあるソースがマヨネーズと合わさることによってとてもまろやかな感じになっており、ノーマルタイプの麺を一層美味しくしているといった感じです。 具はキャベツのみなのですが、おかきのようなものが入っているふりかけがあるので具だくさんといったことを感じます。 量的にも十分に満足出来て味はまさに一平ちゃんらしく凝りに凝った一品。ここまで来るとこれからのバージョンアップにさらなる期待を寄せちゃいます。 ○ 「香ばし焼そば どろソース仕上げ」(エースコック) 焼そばの魅力の一つとしてソースの美味しさがありますが、忘れてはいけない魅力として香りもあります。 このカップ焼そばはどろソースという辛いことでお馴染みのソースを採用し、香ばしさを実現しているというもの。これは食べるのが楽しみです。 お湯を入れて3分、湯切りをしている時点で香ばしさが漂ってきます。捨て汁が勿体ないと思いつつ焼そばソースをかけ、麺をかき混ぜてふりかけをかければ完成。 ふりかけの鰹出汁のような香りがとても強い麺を早速一口いただきます。焦げた感じの味わいにピリッとしたソースの味わいが混ざっているといった感じ。 そして、何となく甘い味わいも混ざっていて何とも絶妙な美味しさとなっています。麺自体の固さも柔らかすぎることなく良い感じとなっています。 具はキャベツのみなのですが、麺そのものにしっかりと味が付いているのに加えてソースも良い味を出しているので余計な具は必要ないといったところです。 焦げ目とソースの良いところを引き出して一緒にしてしまった一品。麺そのものがきちんと主役になっている数少ないカップ焼そばの一つだと思います。 ○ 「だしがおいしい ソース焼そば」(セブンプレミアム) セブンプレミアムから登場したカップ焼そばは、だしがおいしいソース焼そば。製造はサンヨー食品さんです。 特製粉末ソースと、かつお節・さば節が決め手の「旨だしふりかけ」で仕上げる、ひと味違うおいしさです。とパッケージに書いてある言葉がとても気になります。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから特製ソースを入れてよくかき混ぜ、旨だしふりかけをかければ完成です。 和風だしの香りが漂う麺を一口いただきます。ソースの味がしっかりとしていて和風だしもしっかりと味わえる麺はお酒にピッタリといった感じです。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺。柔らかめの麺なのですがモチモチとした食感があり、まあまあの美味しさとなっています。 具は肉、キャベツの2種類。しっかりと味付けされた肉とシャキシャキとした甘いキャベツの組み合わせはまさに最強といったところでしょうか。 ソースのみでも美味しくなっているのですが、だしが入ったことによりまろやかな味になった一品。濃いめの味なのですが残さずいただきました。 ○ 「激辛 赤旨 焼そば」(明星) 真っ赤なパッケージから辛さが伝わってくるのに加えて辛さの目安が辛口を通り越して激辛になっています。 そして、ラー油が入っているのに加えてハバネロ入りスパイス付き。いったい、どのレベルまで辛いのか食べるのがとても楽しみです。 お湯を入れて4分、しっかりと湯切りをして液体ソースをかけてよくかき混ぜ、激辛スパイスをかけたら完成。辛そうな唐辛子の香りが漂ってきました。 ハバネロふりかけを満遍なく混ぜてから麺を一口いただきます。口に入れた瞬間、醤油のとても良い味わいがしたのですが直ぐに唐辛子の辛さを感じますね。 舌の上がピリリとなるくらいの辛さなのですが、ソースがそもそも美味しいのとノンフライ麺の組み合わせにより次も食べたくなる美味しさです。 具は肉、キャベツ、ニラの3種類。激辛の中ではなかなか味を確かめるのは難しいです。でも、キャベツの食感はとても良い感じとなっていますね。 激辛を冠する数多くのカップ麺の中でもかなり激辛に入る一品。辛さに自信の無い人にはお薦めできませんが辛党は食べると満足することでしょう。 ○ 「だしがおいしいソース焼そば」(サンヨー食品) セブンプレミアムから全く同じ名前のカップ焼そばが発売されていたのでパクリのカップ焼そばの登場かと思ったのですが、作っているメーカーは同じでした。 そして、提携しているのはセブンホールディングスということで権利関係は全く心配することの無いカップ焼そばです。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをして特製粉末スープを入れてよくかき混ぜ、旨だしふりかけ、かつお削り節をかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。ソースと和風だしの効いたふりかけが混ざると絶妙な美味しさになるんだなと実感できる味わいです。 そして、柔らかめでちぢれた麺はソースがよく染みこんでいるといった感じ。モチモチとした食感もなかなか好感が持てるようになっています。 具は肉、キャベツ、かつお節の3種類。キャベツはシャキシャキしているのに加えて甘くて美味しく、肉もなかなか良い味わいとなっています。 お馴染みのソース味も楽しめて和風味も楽しめるという、まさに一度で二度美味しい一品。かつお節もなかなか嬉しい存在です。 ○ 「ピリ辛 焼そば キムチ味」(セイコーマート) 北海道のコンビニエンスストアといえばセイコーマート。そのセイコーマートの自社製カップ麺シリーズから「ピリ辛焼そばキムチ味」の登場です。 コンビニエンスストアなのにカップ麺開発には凄まじい情熱を感じるセイコーマート。とうとうキムチ味の焼そばにも進出したのか。そんな感想です。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてソースをかけてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成。キムチのとても良い香りが漂ってきました。 早速、麺を一口いただきます。キムチソースの美味しさがしっかりと麺に絡まっているといった感じ。辛さもちょうど良く美味しいですね。 麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、コシの方はまあまあといった感じです。余計なべたつきもなく美味しくいただくことが出来ます。 具はキャベツ、唐辛子の2種類。量は少なめなのですが、その中でもキャベツのシャキシャキ感と甘い感じがキムチソースとピッタリです。 キムチの美味しさと焼きそばの良さが一緒になった一品。ピリッと辛い濃いめのキムチソースはビールにもよく合うかもしれません。 ○ 「ソースやきそば 中太麺」(トップバリュー) 低価格で安定した品質となっているため庶民の力強い味方であるトップバリューからソースやきそばの中太麺の登場です。 トップバリューのカップ焼そばは以前に食べたことがあるのですが、今回のカップ焼そばは中太麺。スパイシーでフルーティーな特製ソースも楽しみです。 お湯を入れて3分、蓋を開けてしっかりと湯切りをし、液体ソースをかけてよくかき混ぜ、ふりかけをかければ完成です。 酸味の効いたソースと香ばしい青のりの香りが混ざった麺を早速一口いただきます。香り同様に酸味が効いていてスパイシーなソースがとても良い感じです。 そして、中太麺のコシもまあまあとなっており、美味しいソースにピッタリと合います。何よりもソースともよく絡むのででとても美味しくいただけます。 具は肉、キャベツの2種類。焼そばならではの組み合わせとなっており、具そのものも味わいもなかなかのものとなっております。 リーズナブルなのに美味しさは一流品といった一品。有名メーカーのカップ麺も良いですが、トップバリューも見逃せない存在といったところでしょうか。 ○ 「評判屋の塩焼そば」(明星) 巷の評判となるような美味しさを求めている評判屋シリーズでは中華そばが主流でしたが、今回は塩焼そばの登場です。 パッケージに書いてある「魚介だしが決め手」という文字。魚介だしの聞いた塩焼そばの味わいはどのような感じなのか。食べるのが本当に楽しみです。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをして調味油と粉末スープをかけて麺とよく絡ませ、最後にふりかけをかければ完成です。 早速、鰹出汁の香りが漂う麺を一口いただきます。口の中に入れた瞬間に鰹出汁の香りが満遍なく広がっていくといった感じでなかなか美味しいです。 麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺なのですが、柔らかすぎることなくソースともよく絡んでくれるのでとても美味しくいただけます。 具はキャベツのみとなっていますが、ふりかけとして鰹だしフレークと海苔と長ネギも付いているので物足りなさを全く感じることはありません。 魚介だしの風味がとてもよく、あっさりとした塩味がなかなか癖になりそうな一品。中華そばだけではなく焼そばも評判となりそうな感じです。 ○ 「スーパーカップ 大盛り いか焼そば」(エースコック) 美味しくて食べ応えのあるスーパーカップと昔ながらのいか焼そばが合体して大盛りいか焼そばとなって登場しました。 カップ焼そばってスープが無い分、なんか物足りないような気がしていたのですが、スーパーカップだとその点は問題ないといったところでしょうか。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてソースを麺とよく絡ませ、ふりかけをかけたら完成。酸味のあるソースの香りが漂ってきました。 早速、麺を一口いただきます。甘酸っぱいソースと青のりのかかった麺は昔から人気のあるソース焼そばそのものの味わい。ピリッと辛いところも良いですね。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺。思ったよりもベタ付かないのでスムーズに食べることが出来ます。そして、何よりも満足のいく量となっています。 具はイカ、キャベツの2種類。噛めば噛むほど味が出るようなイカとシャキシャキとしていて甘さが楽しめるキャベツが焼そばにピッタリといった感じです。 昔からお馴染みのいか焼そばを納得がいくまで楽しめる一品。美味しいものをたくさん食べることができるといった幸せを感じることが出来ます。 |