（焼そば　その１４）

○　「ＵＦＯ　ホワイト　ホワイトカレー」（日清）

　ソースが美味しくて麺の仕上がりもなかなかということで長きに渡り愛され続けているＵＦＯシリーズからバンクーバーオリンピック応援企画バージョンが登場しました。

　ホワイトを共通コンセプトとしてカップヌードル、どん兵衛、ＵＦＯが同時発売されましたが、ＵＦＯは白いカレーソースが染み渡った焼そばでホワイトを表現しました。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に粉末ソースを入れてよくかき混ぜ、最後に液体ソースも入れて全体的にソースが絡まるようになれば完成です。

　早速、麺を一口いただきます。カレー特有の香辛料のとても良い風味が口の中に広がってくるとともに、ちょっとした甘みも感じることができるソースが美味しいですね。

　麺そのものも柔らかすぎることがなく最後まで美味しくいただけるといった感じ。一方、少しベタベタする感じはあるのですがソースが美味しいので気になりません。

　具はジャガイモ、キャベツ、ニンジンの３種類。シャキシャキといたキャベツも良いのですが、焼そばには珍しいジャガイモが良いアクセントになっています。

　見た目からは想像ができない風味のあるカレーソースがメチャウマな一品。企画もので終わることなくレギュラーとして残っても良いと思える味わいです。

○　「俺の塩　うまみ塩焼そば　しょうが風味」（マルちゃん）

　「冬場に向けた寒さ対策」、「受験生応援」を目的として生姜を活用したカップ麺の登場。しょうががきいた！あたたマルちゃんシリーズの中から俺の塩です。

　唐辛子をバンバン使った辛いスープも体が温まるのですが体の芯から温まるためにはやはり生姜は欠かせません。その生姜スープと焼そばが一緒になった一品です。

　お湯を入れて１分、しっかりと湯切りをしてから液体ソースをかけてよく麺に絡ませたら完成。生姜スープは改めてお湯を使うのではなく戻し湯を利用しました。

　まずはスープを一口いただきます。生姜の風味と醤油の味わいがとても良く、あっさりとした感じを楽しめますが、戻し湯の方が良い味が出ると思いますね。

　具はキャベツ、キクラゲ、ニンジン、紅ショウガの４種類となっており、甘くてシャキシャキ感のあるキャベツやキクラゲも良いのですが、紅ショウガの存在も良いです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、細めの麺となっていますが１分という短い戻し時間となっているのでモチモチとした食感を楽しむことができます。

　程良い塩の旨みと生姜の風味を同時に楽しめるような一品。焼そばとしての美味しさも抜群なのですが、スープが付いているというのが嬉しい限りです。

○　「あんかけ風　やきそば弁当」（マルちゃん）

　北海道限定のカップ焼そばとしてお馴染みとなっている焼そば弁当シリーズ。今まではスープと焼きそばのセットだったのですが、あんかけ風となって登場しました。

　ソースの味付けを変えることによっていろいろなテイストを楽しめるようにしていくと思っていたのですが、ここであんかけ風になるとは想像も出来なかったですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから再びお湯を下の線まで入れてあんかけの素を全体的に馴染ませるようにかけ、とろみがつくまでかき混ぜれば完成です。

　ほんのりと甘く中華スープのような香りが漂っているといった感じ。早速、麺を一口いただくと香り同様に本格的な中華風のあんの味わいとなっていてとろみもあります。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっているのですが、今までのカップ焼そばよりも太めとなっておりコシの方もしっかりしていて最後まで美味しくいただけます。

　具は挽肉、キャベツ、ニンジン、キクラゲの４種類となっており、味付けされた挽肉もおいしいのですがキャベツやキクラゲの食感もなかなか良い感じとなっています。

　本格的中華あんかけそばを思わせるような味わいと麺のコシの良さがとても印象的な一品。あんがあるおかげで最後まで温かくいただけるというのも嬉しいです。

○　「ごつ盛り　ソース焼そば」（マルちゃん）

　リーズナブルでお腹いっぱいになるまで美味しく食べることができることでお馴染みとなっている「ごつ盛り」シリーズからソース焼そばの登場です。

　スパイシーな焼そばソースに、決め手のからしマヨネーズ！！といったことがパッケージに書いてありましたが、個人的には最強と思える組み合わせに嬉しくなりました。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースを満遍なくかけて、麺にソースを絡ませてからからしマヨネーズをかけたら完成です。

　早速、ソースの甘酸っぱさが漂う麺を一口いただきます。ソースの他にもマヨネーズの酸味がとても効いているのでさらに食欲をそそるといった感じですね。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しベタ付く感じはあるもののソースが染みこんで良い味わいになっていてボリューム感も満点です。

　具はキャベツのみとなっているのですが、ソースとからしマヨネーズの味わいがキャベツによく合うのと元々の素材の美味しさに加えてシャキシャキ感もなかなかです。

　正統派のカップ焼そばをからしマヨネーズとともにお腹いっぱい食べることができる一品。まさにごつ盛りらしさが思いっきり現れている一杯となっています。

○　「スーパーカップ　大盛り　いか焼そば　３Ｄめん」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みのスーパーカップシリーズ。その中でもカップ焼そばとして長きに渡り愛されている大盛りいか焼そばが３Ｄ麺となりました。

　ラーメンよりも麺の良し悪しがダイレクトに伝わってくるのが汁なし麺や焼きそばなのですが、従来よりも美味しくなった分をそのまま楽しめそうな予感がしますね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースを麺によく絡ませてふりかけをかければ完成。青のりとソースの良い香りがしてきました。

　早速、麺を一口いただきます。甘酸っぱいソースと風味豊かな青のりがとても良い感じで合わさっており、満遍なくソースが染み渡るようなしっかりとした味付けです。

　麺そのものは、従来よりもコシがしっかりしているのと、少し太くなったので喉ごしの良さを楽しむことができ、ボリューム感もかなり満足するものとなっています。

　具はイカ、キャベツ、青のりの３種類となっており、イカは風味と歯ごたえがとても良く、キャベツはシャキシャキ感と甘さを楽しむことができるといった感じです。

　しっかりとした麺に生まれ変わったことにより、より一層美味しさが増したと思える一品。時間が経っても麺の美味しさが変わらないというのが素晴らしいと思います。

○　「あしたのジョー　クロスカウンター焼そば　醤油トンコツ味」（マルちゃん）

　あしたのジョーが生誕４０周年記念ということで登場した企画もののカップ焼そばです。その名もクロスカウンター焼そばということでインパクトがありますね。

　そして、普通のソース味ではなく醤油トンコツ味といったとても興味のある味付けとなっており、加えてニンニクがダブル入っているといった衝撃ぶりにも注目です。

　お湯を入れて４分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースとスパイスをかけてよく麺に絡ませれば完成。ニンニクのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。コッテリとした口当たりとなっており、濃いめの塩ダレの味わいがとても良いとともにニンニクの風味が口一杯に広がってくる感じです。

　麺そのものは太めで弾力があるので食べていて本当に美味しいなと感じます。また、麺自体に味付けされていると思わせるくらいにニンニクの風味が染みこんでいますね。

　具は豚肉、キャベツ、ニンニク、唐辛子の４種類。噛むほどに味わい深くなる豚肉も良いのですが、風味をパワーアップさせてくれるニンニクの存在感が大きいです。

　コッテリとしたソースと遠慮を知らないニンニクの風味が食欲を倍増させてくれるような一品。まさにあしたのジョーにふさわしいコテコテの焼そばとなっています。

○　「一平ちゃん　夜店の焼そば　大盛更にコク旨＆スパイシー！」（明星）

　美味しいソースと凝ったトッピングでお馴染みとなっている一平ちゃん夜店の焼そばシリーズから大盛更にコク旨＆スパイシー！の登場です。

　夜店の焼そばシリーズは細かなマイナーチェンジが多いため何がどう変わったのか正直解らないことが多いのですが、今回は今までとの違いが解るのか楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースをかけてよく麺に絡ませてからからしマヨネーズとふりかけをかければ完成です。

　早速、麺を一口いただきます。濃いめのソースの味わいとからしマヨネーズの混ざった感じが何とも美味しく、一瞬くどいような感じもするのですがサッパリしています。

　麺そのものもベタ付かずに程良いコシというのを楽しむことができるほか、ボリューム感もまあまあとなっているので、素直に美味しいと思えるといった感じです。

　具はキャベツ、アラレ、青のりの３種類となっており、焼そばには欠かすことができないキャベツもいいのですが、アラレの風味と食感もなかなかのものです。

　コクのあるソースとからしマヨネーズの相性の良さとアラレの香ばしさを楽しむことができる一品。今までとの違いが解らなくても本当に美味しいと思える一皿です。

○　「オタフクソース使用　ミックス焼そば」（サンヨー食品）

　焼そばソースやお好み焼きのソースとしてお馴染みとなっているオタフクソース。そのソースを採用したカップ焼そばの登場です。

　以前にもオタフクソースを使ったカップ焼そばは登場したのですが、今回はバラエティな具材を採用しているミックス焼そばということで違った味を楽しめそうです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に蓋を全部剥がし、ソースを麺によく絡ませてから青のりをかけたら完成。青のりとソースの良い香りがしてきました。

　早速、麺を一口いただきます。ちょっとした酸味に加えて控え目な甘さのあるソースは大人しいようで意外としっかりとした味付けになっているといった感じです。

　麺そのものは細めのちぢれ麺となっており、少し柔らかさを感じることもあるのですが、それを打ち消すくらいのソースの美味しさがあるので問題はありません。

　具は豚肉、イカ、キャベツ、青のりの４種類となっており、焼そば定番の豚肉とキャベツの味わいを楽しめるほか、同時にイカの風味ある味わいも楽しめます。

　文句の付け所がないソースの美味しさと、ある意味贅沢なラインナップとなっている具材を同時に楽しめる一品。もう少しボリュームがあっても良いのかなと思いました。

○　「スーパーカップ　大盛り　ぶた肉入り塩焼そば　３Ｄめん」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みのスーパーカップシリーズ。そんなスーパカップのぶた肉入り塩焼そばが３Ｄ麺に生まれ変わって再び現れました。

　ラーメンよりも麺の良し悪しがダイレクトに伝わってくるのが汁なし麺や焼きそばなのですが、今までよりもどれだけ美味しくなっているのか食べるのが楽しみですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、調味タレを入れて全ての麺絡むようしっかりとかき混ぜてから最後にスパイスをふりかければ完成です。

　まずは麺を一口いただきます。塩ダレのとても良い風味が口の中に広がってくるといった感じとなっており、スパイスが入っていることによってキレの良さも感じます。

　麺自体は今までよりも一回り太くなっているので歯ごたえと喉ごしの良さというのを楽しめます。そして、ボリューム感もタップリなので満足すること間違いなしです。

　具は豚肉、キャベツの２種類となっており、豚肉は噛むほどに味わい深くなるタイプで、シャキシャキ感のあるキャベツは塩ダレとよく合う甘さとなっています。

　ソースと具材の美味しさはそのままでも麺が変わったことにより更なる進化を成し遂げた一品。常に進化し続けるといったスーパーカップの今後がとても楽しみです。

○　「オタフク　お好みソース味　焼そば」（サンヨー食品）

　お好み焼きのソースの中でも人気のあるオタフクお好みソースを使ったカップ焼そばの登場。その名もそのまんまでオタフクお好みソース味焼そばです。

　コクアップでさらに美味しく！野菜と果実のまろやかソースといったことが書いてありますが、美味しいソースのコクがさらにアップしているとは食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースを麺に満遍なく絡まるようかけてから、特製マヨネーズと青のりをかけたら完成です。

　ソースと青のりの混ざったとても良い香りが漂う麺を一口いただきます。甘めのソースとマヨネーズの酸味がとても良い感じで合わさっていて後味はサッパリしてますね。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、このタイプの麺としては予想よりもコシというのを楽しむことが出来、ベタつき感も気にならないです。

　具はキャベツ、青のりの２種類となっていますが、キャベツは今だけ５０パーセント増量ということで納得する量が入っており、シャキシャキ感もしっかり楽しめます。

　見た目よりもあっさりとしたテイストを楽しめるようなカップ焼そばとなっている一品。キャベツの多さもそんな印象を与えてくれた要因なのかなと思いました。

（焼そば その１４）

（焼そば　その１４）