（焼そば　その１５）

○　「ＪＡＮＪＡＮ　ソース焼そば」（エースコック）

　一目見てカップ焼そばらしからぬ形態をしているカップ焼そばの登場。その名も気持ち的に盛り上がりそうなＪＡＮＪＡＮ（ジャンジャン）ソース焼そばです。

　平たくて薄めの器というのがカップ焼そばの常識となっているので、商品棚に並んでいる姿はとてもインパクトがあります。これは一本取られましたという感じですね。

　お湯を入れて３分、思わずそのままいただきたくなりますがカップ焼そばなのでしっかりと湯切りをして、ソースとスパイスを入れてよく麺に絡ませれば完成です。

　早速、ソースのとても良い香りが漂っている麺を一口いただきます。甘酸っぱくてしっかりとした味付けのソースとキレのあるスパイスがとても良い味わいです。

　また、麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、麺にソースを練り込んでいるということで味が偏らないので最後の一本まで美味しくいただけます。

　具は肉、キャベツの２種類となっており、肉が湯切り口から出てしまう大きさというのが気になりますが、味自体は問題なし。キャベツは食感がとても良いですね。

　ピリリとした辛さと甘酸っぱいソースの味わいがとても心地良く思える一品。カップの形状もとても持ちやすいので気楽にいただけるカップ焼そばといった感じです。

○　「北の焼そば　焼とうきび風しょうゆ味」（日清）

　北海道のプロ野球チームである日本ハムを応援している北海道限定のカップ焼そばの登場。その名も北の焼そば　焼とうきび風しょうゆ味です。

　北海道限定ということで道産とうきびを使ったふりかけが付いていて、味付けも大通公園の名物となっている焼きとうきび風ということで北海道を満喫できそうですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に蓋を全部剥がし、液体ソースをかけて麺によく絡ませてからふりかけをかけたら完成。とうきびの香りがしてきました。

　早速、麺を一口いただきます。麺をすすった瞬間に醤油の風味ととうきびの風味が広がってくるといった感じで醤油の濃さも結構しっかりついているので美味しいです。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しベタつき感がありますが脂っこさを感じさせないソースなので、最後まで美味しくいただけます。

　具は肉、キャベツ、レッドベルペパーの３種類となっており、肉の味付けの良さとキャベツの甘さとシャキシャキ感というのを普通の焼そばと同じように楽しめます。

　後味がスッキリとした醤油ベースのソースととうきび風味のふりかけが印象的な一品。これで稲葉選手の図書カードが当たればもっと嬉しい気分になれました。

○　「凄麺　ＮＥＯ　焼そば」（ヤマダイ）

　凝ったスープと具材に合わせて本格的な麺で美味しさを演出していることでお馴染みとなっている凄麺シリーズから珍しくカップ焼そばが登場しました。

　その名はＮＥＯ（ネオ）焼そばということで新しさがビシビシと伝わってきます。独自製法のノンフライ麺と濃厚オリジナルブレンドソースとの絡みが楽しみですね。

　お湯を入れて５分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースをかけて麺全体にソースが絡むようにかき混ぜてから最後にふりかけをかければ完成です。

　早速、麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間に甘酸っぱいソースの風味が広がってくるといった感じで、少し濃いめの味付けも美味しさの一つになっています。

　麺そのものは凄麺ならではのノンフライ麺となっており、滑らかな食感と麺のコシの強さというのを楽しむことができ、ソースがよく絡むので美味しくいただけます。

　具は肉、キャベツ、紅ショウガ、青のりの４種類。肉やキャベツの味わいも良いのですが、紅ショウガと青のりの風味がソースとよく合っているといった感じです。

　独特の麺の食感と濃厚なソースの味付けがとても嬉しくなるような一品。間違いなく他では味わうことができない麺はさすが凄麺と言わせるほどの美味しさです。

○　「四季物語　春のときめき　塩焼そば」（マルちゃん）

　季節性のないカップ麺が多い中、春夏秋冬の旬の味をうどん、らーめん、焼そばで届けてくれる四季物語から季節限定として春のときめき塩焼そばの登場です。

　豊かな風味の桜えびと瀬戸内産の花藻塩を使った塩だれで味付けすることにより春を表現しているとのことです。こだわりにこだわった春のときめきとはどんな味なのか。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから液体ソースと粉末ソースをかけて麺によく味が馴染むようにかき混ぜてから、最後にあとのせかやくをかけたら完成です。

　早速、桜えびのとても良い香りが漂う器に鼻を近づけて麺を一口いただきます。中華料理を思わせるようなとても良い味わいの塩だれとなっており塩加減も絶妙です。

　また、麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、柔らかめなのですが塩だれの味わいと時間が経ってから染みこんだ桜えびの風味がとても良い感じです。

　具は桜えびとキャベツの２種類。なんといっても桜えびの風味は格別なのですが、タップリと入っているキャベツのシャキシャキ感と甘さも見逃せないですね。

　しつこくなく絶妙な塩加減と桜えびの風味がとても印象的な一品。厳しい寒さを乗り越えた時にホッとするような優しい味わいはまさに春のときめきだと思いました。

○　「昔ながらのソース焼そば　わかめスープ付」（マルちゃん）

　何か懐かしさを感じさせてくれるソース焼そばとしてお馴染みとなっている「昔ながらのソース焼そば」に期間限定としてわかめスープが付いて登場しました。

　三陸産のわかめスープは東北地方限定として売られている「焼そばＢＡＧＯＯＯＯＮ」にも付いています。北海道に居ながらそのスープを楽しめるとは嬉しいですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから液体ソースと粉末ソースを麺によく絡ませてからわかめスープも作れば完成。今回は戻し湯でスープを作りました。

　早速、スープを一口いただきます。すっきりとした口当たりで塩加減は大人しめといった感じとなっておりワカメの風味というのをしっかりと感じることができます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、甘酸っぱいソースと青のりの風味が１本１本に絡んでいる味わいとなっているので美味しくいただくことができます。

　具はキャベツ、紅ショウガ、青のりの３種類といったソース焼そばならではのラインナップとなっており、キャベツの食感と甘さがとても心地良いといった感じです。

　昔ながらのソース焼そばを楽しみながらいただくわかめスープは何か心を落ち着かせてくれるような一品。やはり、スープ付きの焼そばが一番だなと思いました。

○　「北の焼そば　ウインナー入りソース味」（日清）

　北海道のプロ野球チームである日本ハムを応援している北海道限定のカップ焼そばの登場。北の焼そば　焼とうきび風しょうゆ味に続いてウインナー入りソース味です。

　入っているウインナーが日本ハム製品というところが何とも嬉しい企画だと思いました。日清と日本ハムがコラボしたカップ焼そばなどなかなか味わうことはできません。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に蓋を全部剥がし、液体ソースを入れてよくかき混ぜれば完成。甘酸っぱいソースのいい香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間にソースの風味が広がってくるといった感じで、まさに正統派のソース焼そばの味わいとなっているといった感じです。

　また、麺自体はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、このタイプとしてはしっかりとしたコシというのを感じることができ、ベタつき感もそれほど無いです。

　具はウインナー、キャベツの２種類。目玉のウインナーは、さすが日本ハム製品といった美味しさを楽しむことができ、全部一纏めにして一気にいただきたくなりました。

　美味しいウインナーと正統派のソース焼そばを一度に楽しめてしまうといったある意味贅沢な一品。北海道限定にしておくのは勿体ないので全国販売すべきです。

○　「ＵＦＯ　ローストポークオイル入り贅沢ソース」（日清）

　日清の焼そばとして長きに渡り愛され続けているＵＦＯシリーズ。今まで様々な工夫が成されて美味しさを表現してきましたが、今回はローストポークオイル入りです。

　普通のソースだけでも美味しいのにローストポークオイルを入れてしまうといった贅沢な発想。これまで味わえなかった風味というのをしっかりと感じ取りたいものです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に蓋を全部剥がし、ソースを満遍なく麺によく絡ませるようにかき混ぜ、最後に紅ショウガとふりかけをかければ完成です。

　早速、麺を一口いただきます。ソースの甘酸っぱい風味とともにポークオイルの風味も口一杯に広がってくるといった感じで味付けもちょうど良い濃さとなっています。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、丸くて太めということで喉ごしの良さを楽しむことができ、思ったよりもベタ付かないので食べやすいです。

　具は豚肉、キャベツ、紅ショウガ、青のりの４種類。豚肉は噛むほどに味わい深いタイプとなっており、キャベツは甘さとシャキシャキ感を楽しむことができます。

　ポークの風味が漂うソースの美味しさとしっかりとした麺を一緒に楽しむことができる一品。どんどん進化していくＵＦＯの今後の展開が楽しみだなと思いました。

○　「ＵＦＯ　ＢＩＧ　シーフード　ＸＯ醤風味」（日清）

　長きに渡って愛され続けているカップ焼そばといえば日清のＵＦＯ。その中でも塩味と海鮮風味でお馴染みとなっているシーフード味からＸＯ醤風味が登場しました。

　ＸＯ醤といえば中華料理というのを思い出しますが、海鮮風味があって中華料理っぽいシーフードにさらにＸＯ醤が加わるということは、本格中華を期待できそうです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから粉末ソースを満遍なく麺に絡ませるようにかき混ぜ、最後に調味オイルを入れてしっかりとかき混ぜれば完成です。

　早速、シーフードとＸＯ醤のとても良い香りが漂った麺を一口いただきます。ピリ辛で香り同様の味わいが口一杯に広がってくるといった感じで焼そばとは思えません。

　細めの麺でモッチリとした感じも美味しさを倍増させている感じで、中華料理屋で味わえるような麺料理といってもおかしくないような美味しさとなっていますね。

　具はイカ、カニかま、キャベツの３種類となっており、イカとカニかまの風味と食感も良いのですが、キャベツのシャキシャキ感と甘さもなかなかなものとなっています。

　単なる塩焼そばと思っていただくと驚いてしまうような美味しさとなっている一品。スッキリとした味わいとなっているので飽きることなくいただくことができます。

○　「ＰＩＺＺＡ－ＬＡ焼そば　シーフードイタリアーナ風」（マルちゃん）

　美味しい宅配ピザとして誰もがしっているＰＩＺＺＡ－ＬＡ。そのテイストを焼そばにしたＰＩＺＺＡ－ＬＡ焼そばからシーフードイタリアーナ風の登場です。

　魚介、チキン、野菜の旨みに風味豊かなスパイスとチーズがからみあう絶妙なおいしさ！といったことが書いてありました。ピザの味が再現できているのか楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体スープと粉末スープを入れて麺によく絡ませるようにしっかりとかき混ぜたら完成です。

　早速、チーズの風味が漂う麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間にチーズの風味が広がってくるとともにピザソースのようなソースの味わいがとても良い感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、どちらかといえば細麺なのですが思ったよりもしっかりとしたコシがあるのでとても美味しくいただくことができます。

　具はイカ、貝柱風カマボコ、アスパラ、赤ピーマンの４種類。普通の焼そばではあり得ないラインナップとなっており、風味と食感がピザ味によく合うといった感じです。

　焼そばなのに風味はピザといった普通では体験できないような新しい感動を与えてくれるような一品。このシリーズの今後の展開がとても楽しみになってきました。

○　「やきそば弁当　３５周年　キャベツ３５％増量」（マルちゃん）

　北海道限定のカップ焼そばとしてお馴染みとなっているやきそば弁当が誕生してから３５周年ということでキャベツを３５％増量して登場しました。

　キャベツが増えたということはシャキシャキとした食感を楽しむ機会が増えたということと、キャベツの出汁も増えるので中華スープの味の変化にも注目ですね。

　お湯を入れて３分、中華スープの素が入っているカップに戻し湯を入れて中華スープを作り、残り湯をしっかりと捨ててからソースを混ぜてふりかけをかければ完成です。

　まずはスープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでキャベツが増えた分甘くなったような気がします。そして、麺の出汁も効いていてやっぱり美味しいですね。

　麺はノーマルタイプややちぢれ麺となっており、甘酸っぱくて味わいのあるソースが染みこんだような感じになっているのでとても美味しくいただくことができます。

　具は肉、キャベツ、青のり、紅ショウガの４種類。キューブタイプの肉も美味しいのですが、何といっても増量したキャベツの食感と甘さが良い感じとなっています。

　美味しい中華スープとお馴染みのソース焼そばはキャベツが増えても相変わらずの美味しさといえる一品。３５年は単なる通過点なのでまだまだ頑張って欲しいものです。

（焼そば その１５）

（焼そば　その１５）