（醤油　46～60）

○　「男っぷり　肉わんたん麺　濃厚醤油」（明星）

　これ以上男らしいカップ麺はあるのか。そんなことを思わせる雰囲気が漂っています。

　ウリは「揚げニンニク！」、「濃厚スープ！」、「もちもちわんたん！」ということです。どれもこれも楽しみにしてお湯を入れましたよ。

　４分後に液体スープと後乗せかやくをいれるとニンニクの香りがしてきました。食欲をそそりますね。

　まずはスープを一口。ニンニクの効いた濃厚な醤油味。ウリの言葉とそのままなのですが、本当にそんな感じです。これは美味しい。

　具はワンタン、ニラ、揚げニンニク、挽肉、揚げネギ、揚げタマネギ、ゴマの７種類。特にワンタンはモチモチしていて美味しいです。

　そして、揚げニンニクを初めとした「揚げ戦隊」がなかなか活躍していますね。スープの絶妙な美味しさにかなり貢献しています。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。とてもモチモチしていて食べていて素直に美味しいなと感じますね。

　スープに具に麺。どれをとっても美味しいと感じさせる一品。かなりの完成度です。そして、実に男らしかったです。

○　「香り技　吟醸仕上げ　醤油ラーメン」（サンヨー食品）

　香り技シリーズの醤油ラーメンバージョンです。このカップ麺は蓋がキラキラとしていて目立ちますね。

　そして、その蓋に必ず書いてあるうんちく。具体的なことはよく解りませんが、香りを引き立てるために色々な工夫をしているといったことが書いてあります。

　どんな工夫がなされているのか。とても楽しみにしてお湯を入れましたよ。

　お湯を入れて４分。液体スープと調味油を入れると醤油の良い香りがしてきました。普通は出汁の香りがしてくるのですがね。良い香りの醤油なのです。

　そんなスープを一口。香りと同様にまろやかな醤油の味がします。出汁は何だろう？って思うくらい醤油のインパクトが強いですね。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。スープがウリなので余計な具は必要ないということでしょう。それでもチャーシューは美味しいですね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。スープがわりとあっさりしているので麺自体の味を楽しめます。

　味の良さもさることながら３００を切る低カロリー。ダイエット中の女性にお勧めの一品です。

○　「ラ王　しょうゆ」（日清）

　生麺タイプのパイオニア。発売されてから１５年も経つのですね。ちょっとビックリです。

　発売された時は驚きの連続でした。手軽に本格的なラーメンを食べることができるのですからね。といったように感慨深い思いをしながらお湯を入れました。

　麺をほぐしてから湯切りして再びお湯を入れてスープを入れると、懐かしいラーメンの香りがしてきましたよ。

　そんなスープを一口。鶏ガラベースの醤油スープ。脂の量と塩加減は丁度良いですね。とても飲みやすいスープです。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。レギュラーのみの出場。特にチャーシューは味わい深くてとても美味しいと感じます。

　麺は生タイプ麺。やはり食べていて美味しいですね。麺の味わいがありますし歯ごたえもしっかりとしています。

　作る手間を除けばほぼパーフェクトな一品。手軽に本格的なラーメンを食べたい方にお薦めです。

○　「広東拉麺　五目野菜の醤油味スープ」（加ト吉）

　広東ラーメンの醤油味バージョン。とろみのあるスープがウリとのことです。

　いつもと違ってラーメンというより中華料理に近いような雰囲気があります。はたしてどのような味わいなのか。楽しみにしてお湯を入れました。

　４分後に蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れます。よくかき混ぜてまずはスープを一口。とろみのあるスープ。

　味は野菜のエキスがタップリ入っているということがよく解りますね。そして、醤油の味はそんなに主張していません。まろやかな味わいです。

　具は白菜、キャベツ、コーン、チンゲンサイ、赤ピーマン、長ネギの６種類。バラエティ豊かな組み合わせが嬉しいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。とろみのあるスープと一緒に口の中に入ってきますね。ホント、良い感じです。

　一言でラーメンと言ってしまうのはちょっと違う感じがしますね。まさにお手軽な中華料理。そんな一品です。

○　「ゲゲゲの鬼太郎ラーメン　醤油味」（マルちゃん）

　アニメとのタイアップ商品。他にもたくさんのアニメがある中、どうしてゲゲゲの鬼太郎なのかよくわかりません。

　ただ、おたまを持つ鬼太郎のやる気はひしひしと伝わってきますね。そして、砂かけ婆特製スパイス。

　見た目から判断するとむせるくらいに迷惑なスパイスのような気もしますが・・・・・いろんなことを思ってお湯を入れました。

　３分後、特製スパイスを全部入れてスープをいただきます。出汁の味が解らなくなってしまいました。スパイスを入れる前に確認した方がいいですね。

　具は肉、タマゴ、ナルト、長ネギの４種類。特にタマゴが美味しいですね。フワフワしている食感、そして甘さも良い感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。可もなく不可もなく、まあこんなものでしょう。

　スパイスの量さえ間違えなければなかなか美味しい一品。どの世代も裏切らない味ですね。

○　「一平ちゃん　香ばしネギ　醤油味」（明星）

　味に定評がある一平ちゃん。その醤油味バージョンです。香ばしネギがポイントということで香りに注目ですね。

　ネギとニンニクのかおりはラーメンと相性ピッタリ。さらに香ばしさを加えたということではたしてどうなっているのか。

　お湯を入れて３分。調味油を入れると食欲をそそる醤油の香りがしてきました。

　まずはスープを一口。鶏ガラベースに丁度良い感じで醤油が混ざっています。典型的なしょうゆラーメンのスープですね。

　具はチャーシュー、メンマ、タマゴ、長ネギの４種類。特にチャーシューの味わいの良さ、メンマのシャキシャキ感が良いですね。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。可もなく不可もなく、まあこんなものでしょう。

　スープの美味しさに懐かしさも感じる一品。焦がしネギの香ばしさもスープに活かされていてとても美味しく感じます。

○　「凄麺　魂心の一杯　中華そば」（ヤマダイ）

　忘れられない味がある。丁寧な味づくりでじっくり仕上げた絶品醤油ラーメン。

　こんなことが蓋に書いてあります。とても楽しみですね。どのような味を思い出させてくれるのか。期待感一杯でお湯を入れました。

　４分後に蓋を開けて液体スープを入れるともの凄く心地よい醤油の香りがしてきました。

　まずはスープを一口。鶏ガラをベースとした濃いめの醤油味。素直に美味しいと思えます。そして、懐かしさも感じますね。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、海苔、長ネギの５種類。チャーシューの味わいの良さ、海苔の香りが何とも言えないくらい美味しいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。ツルツルとした喉ごしの良さと食感がなんとも良い感じです。

　余計な細工をせずに味で勝負した一品。食べていて本当に美味しいなと思います。中華そばを食べたくなったら是非食べていただきたいです。

○　「匠　芳醇だし醤油」（マルちゃん）

　大きなカップに大きな匠という文字。これはただ者ではないなといった感じですね。

　そして、レトルトの具が入っているということで、スープと麺に加えて味わう楽しみが増えました。

　お湯を入れて５分。まずはスープを一口いただきます。ラードの香りがタップリと詰まった醤油味。甘みもあって美味しいですね。

　具はレトルトのチャーシュー、メンマ、海苔、長ネギの４種類。目玉はレトルトのチャーシューなのですがやはり美味しいですね。

　なんというか、肉を食べているといった感じがしますもの。これをおかずにしてご飯も食べられそうです。

　麺は乾麺とは思えないくらいの本格派。食べていて麺自体の味を感じることができるくらい美味しいです。

　ちょっとしたラーメン屋で食べるラーメンよりも美味しいと思える一品。麺にスープに具。どれもこれも素晴らしい出来具合です。

○　「芳醇　焦がし醤油ラーメン」（日清）

　思わずコーヒーが入っているラーメンなのかと思わせる風貌。ジーッと見ていると実はかなり美味しそうなラーメンなのかな。そんなことを感じさせてくれました。

　焦がし醤油と炭火焼き鶏。どちらも焦げがポイント。このポイントがラーメンとしてどのように成立しているのかを楽しみにお湯をいれました。

　４分後、蓋を開けて液体スープを入れると醤油の良い香りがしてきました。見た目は真っ黒なスープなのにとても食欲をそそります。

　まずはスープを一口いただきます。鶏ガラをベースとしたスープにちょっと焦げた感じの醤油。そして焦げた醤油に唐辛子がピリリと効いて良い感じになっています。

　具は鶏肉、唐辛子、長ネギの３種類。特に鶏肉はしっかりとしたお肉が入っていますね。きちんと味わえるお肉、とても美味しいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。ツルツルとした食感がとても良い感じになっています。

　焦げと辛さがポイントのラーメン。そして、濃いめの醤油がなんとも美味しい一品。女性よりも男性にお薦めです。

○　「麺の達人　しょうゆ」（日清）

　ぷりつる中細ストレート麺をコクあるしょうゆスープで堪能。

　上品なデザインの蓋にそんなことが書いてありました。活字だけでも美味しさを味わえそうな感じがしますが、やはり、実際に食べてみないと何とも言えません。

　早速、お湯を入れて４分待ちました。蓋を開けると鶏ガラの良い香りが鼻一杯に入ってきましたよ。食欲をそそりますね。

　まずはそんなスープを一口いただきます。懐かしい醤油ラーメンの味わいがします。鶏ガラがしっかりと効いていて素直に美味しいと思えますね。

　具はチャーシュー、メンマ、海苔、長ネギの４種類。醤油ラーメンの基本中の基本ですね。それにしても、チャーシューがメチャウマです。

　麺は中細のストレート麺。このカップ麺の一番のウリということですが、本当に美味しい麺ですね。たまごの味もしっかり残っていますし生麺という感じがします。

　麺とスープはとても本格的。下手にラーメン屋に行くならこれを食べた方が良いと思わせる一品。素直に美味しいと思いました。

○　「東京成増　道頓堀　煮干し香る芳醇醤油スープ」（日清）

　東京都成増にオープンし、２３年愛され続けた人気店。店名「道頓堀」は美味しさの集まる街大阪をイメージしてつけられたという・・・。

　そんなことが蓋に書いてありました。長い間愛され続けた店のラーメンを再現したということでワクワクしてお湯を入れましたよ。

　お湯を入れて４分。蓋を開けて液体スープを入れると煮干しの香りが良い感じでしてきました。美味しそうですね。

　まずはスープをいただきます。やはり煮干しの出汁が効いていますね。他の出汁も効いているとは思うのですが、もの凄い主張をしています。

　ただその主張は嫌にならないですね。醤油との相性はとてもよく、スープの甘みを引き出しているといった感じです。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、海苔、長ネギの５種類。特にチャーシューはジューシーでメチャウマですね。海苔も煮干しの出汁とピッタリと合います。

　麺は中太のややちぢれ麺。ツルツルとした食感、コシの残った感じがとても良いですね。スープともよく絡んでとても美味しいです。

　ラーメン激戦区で長い間愛され続けられた意味がよく解る一品。特にスープの味わいはとても素晴らしい美味しさです。

○　「カップヌードル　ベーコン旨ダレ醤油」（日清）

　カップ麺といえばカップヌードル。そのベーコン旨ダレ醤油バージョンです。

　カップヌードルって意外といろんなバージョンが出ているのですが、売れないと解ったら直ぐに店頭から消え去るので、直ぐに買っておかないとなりません。

　このカップ麺はＢＩＧで売り出されてノーマルバージョンとなったもの。ということは結構人気があったのですね。

　お湯を入れて３分。蓋を開けるとベーコンの香ばしさが漂ってきました。食欲をそそりますね。

　まずはスープを一口いただきます。酸味があってちょっと辛めの醤油ベースのスープ。香辛料も効いていてとても美味しいです。

　具はベーコン、ジャガイモ、赤ピーマン、コーン、長ネギの５種類。特にベーコンとジャガイモの味わいが良いですね。

　麺はスナック麺タイプ。カップヌードルにはこの麺がピッタリですね。今後もこのスタイルを変えて欲しくないものです。

　形は小さいですが具だくさんでパンチの効いている一品。ちょっとした刺激が欲しい時にお薦めです。

○　「新潟でみつけた　煮干背脂系　醤油ラーメン」（エースコック）

　背脂という言葉を聞いただけでも十分なのに煮干しの出汁まで入ってしまいました。

　というか、煮干しが加わることによって本当に美味しくなるのか。そんな疑問を持ちつつお湯を入れました。

　５分後、蓋を開けて２種類の液体スープを入れると背脂の香りがもの凄くしてきました。もの凄い香りなのですが心地よい香り。他には無いパターンです。

　早速スープをいただきます。香りに反して魚介系のスープ。煮干しの出汁と醤油のバランスが何とも言えないくらいすばらしい。背脂のアシストもバッチリです。

　具はチャーシュー、メンマ、タマネギ、長ネギの４種類。余計な具は必要ないといった感じ。

　そんな中でもチャーシューの味わいとメンマのシャキシャキ感は素晴らしいですね。そして、タマネギとスープの相性もバッチリです。

　麺は平型のややちぢれ麺。どちらかというときしめんに近いような感じ。この麺がスープとよく絡むのですよね。ホントに美味しいです。

　スープ、具、麺。それぞれで工夫されているのでかなり完成度の高い一品。たかがカップ麺と思っている方に是非食べていただきたいものです。

○　「埼玉　本川越　頑者　濃厚和風ラーメン」（エースコック）

　埼玉県本川越に店を構える「頑者」。正直、まったく解っていないのですが、地元ではかなりの有名店とのこと。

　その秘密は動物系と魚介系のダブルの旨味が効いているとのことです。はたしてどんな味なのか。とても楽しみにしてお湯を入れました。

　お湯を入れて５分。蓋を開けて液体スープを入れて特製のふりかけをかけると魚介系の香りがたっぷりと漂ってきました。ラーメンという感じがしませんね。

　まずはスープを一口いただきます。今までに味わったことの無い味。魚介系が効いていると思えば慣れ親しんだラーメンスープの感じもします。

　なんとも不思議な感じのするスープですね。全体的に甘めでとても飲みやすいのも嬉しいです。

　具はチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、長ネギの５種類。このスープに海苔はピッタリですね。そして、チャーシューも良い味わいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。やや太めで平べったいですね。どちらかといえば柔らかめなのですが、スープとよく絡むので美味しいです。

　コクのあるスープをいただきたいが、くどい系は勘弁して欲しいという方にお薦めの一品。有名店ということに納得です。

○　「行列のできる店のラーメン　特濃　京都　鶏トロスープ」（日清）

　行列の出来る店のラーメンシリーズの京都バージョンです。京都といえば濃厚鶏だしラーメンと書いてありますが、正直知りませんでした。

　どちらかというと、蕎麦とか和風出汁の美味しい地域だと思っていましたので、ラーメンの方は得意ではないのかと。そんなわけでとても楽しみですね。

　お湯を入れて４分。蓋をはがして粉末スープと液体スープを入れると鶏ガラと醤油の混ざったとても良い香りがしてきました。見た目は豚骨スープっぽいのにね。

　まずはスープを一口いただきます。結構、脂っこく濃厚なスープですね。そして、鶏だしに加えて豚のエキスも入っているような気がします。

　どちらかというと豚骨スープに近い味わい。こってりスープが大好きという人にはとても美味しく感じると思います。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。特にチャーシューがメチャウマですね。とてもジューシーで本当に美味しく食べることが出来ます。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。若干、柔らかめなのですが、とろっとしたスープとよく絡んで美味しくいただけます。

　作る前は塩ラーメンなのかと思ったのですが、どちらかというと醤油ラーメン。いずれにせよ中味が濃くて美味しい一品。とろみが魅力的です。

（醤油 46～60）

（醤油　46～60）