（醤油　301～315）

○　「一平ちゃん　醤油味　でかチャーシュー入り」（明星）

　凝ったスープと具材でお馴染みとなっている一平ちゃんシリーズ。そのシリーズの醤油味に具材で一番人気のチャーシューがでかくなって再び登場しました。

　消費者心理を突いているというか何というか、チャーシューが大きくなるというのは本当に嬉しいですね。その嬉しさをグッと堪えて美味しさを堪能したいと思います。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてコクのたれを入れてよくかき混ぜれば完成。目の前に大きなチャーシューが現れるとともに、醤油と胡椒のとても良い香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。ポークとチキンのエキスがしっかりと染みこんでいるような味わいとなっており、芳醇でしっかりとした醤油の味わいも楽しめます。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類となっており、なんと言っても特大のチャーシューは噛むほどに味わい深くなる感じで、香辛料の風味も効いています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりもモチモチとした食感と麺のコシの良さというのを楽しむことができ、醤油の濃い味ともよく合いますね。

　濃いめの醤油スープとモチモチ麺に加えてどでかいチャーシューを心地良く楽しむことができる一品。大きいチャーシューに出会えるとその日全体がラッキーデーです。

○　「ねぎわかめらーめん」（テーブルマーク）

　新しい時代に向かうために加ト吉から生まれ変わったテーブルマーク。そのテーブルマークからシンプルな雰囲気が漂っているねぎわかめらーめんが登場しました。

　特に何かをアピールしているわけでもないような気もしますが、蓋の右側に箸でつかんだ麺の写真が載っています。麺がウリとのことですので麺を楽しみたいと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけるとワカメの香りが漂ってきますが、ワカメ以外の香りというのは感じないので癖はなさそうです。

　まずはスープを一口いただきます。サッパリとした口当たりで醤油ベースの味付けとなっているスープはワカメのエキスがしっかりと染みこんでいるような味わいです。

　具はワカメ、ナルト、長ネギの３種類となっており、ワカメはスープに影響を与えるくらいにダシが出ているといった感じで、長ネギは良いアクセントとなっています。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感を楽しむことができるとともに、ワカメエキスがよく絡むので美味しくいただけます。

　ワカメと長ネギの美味しさをあっさりスープでいただくことができる一品。美味しさもさることながら２４３キロカロリーというヘルシーさも魅力の一つです。

○　「チャーシュー麺　しょうゆ味」（スナオシ）

　素材から製法まで「こだわり」をもって麺を造っている茨城県水戸市の麺メーカーであるスナオシ。そのスナオシがこだわったチャーシュー麺しょうゆ味の登場です。

　スナオシのカップ麺といえば地味な印象しかないというのが正直なところ。今回は本格チャーシューが入っているということですが、仕上がり具合が楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。油揚げ麺特有の何か懐かしい香りが漂ってくるとともに、一昔前の醤油スープの香りもしてくるといった感じです。

　まずはスープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、スープのだしの他にも油揚げ麺の出汁もしっかりと効いているといった味わいとなっています。

　具はチャーシュー、ナルト、タマゴ、長ネギの４種類。チャーシューが２枚入っているのが嬉しいといった感じで、その味わいも噛むほどに美味しくなるタイプです。

　麺はノーマルタイプとスナック麺タイプを足して２で割ったような感じとなっており、結構柔らかくなっていますが、油揚げめんらしい味わいを楽しむことができます。

　チャーシュー麺としての期待を裏切ることのない２枚のチャーシューと懐かしさを感じるスープが印象的な一品。昔のカップ麺はこんな味わいだったと思い出せます。

○　「有名店が推す一杯　六厘舎　中華そば」（日清）

　カップ麺になった有名ラーメン店が、次にカップ麺にしたいラーメンということで推しているのがこのカップ麺です。六厘舎の中華そばがカップ麺となって登場しました。

　関東甲信越地域の限定販売ということで、首都圏に人気のあるラーメン店ということです。地方に住んでいると楽しめない美味しさというのをしっかりと楽しみたいです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。普通の中華そばの香りだと思ったのですが魚介のとても良い風味がしてきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。豚骨エキスと魚介エキスに加えて鶏ガラも入っているといった贅沢な味わいとなっており、醤油と油の加減も絶妙なので美味しいです。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、長ネギの４種類といったオーソドックスなラインナップ。大きくて鮮やかなナルトも良いのですがチャーシューの味わいも良いです。

　麺は太めで角張っていて若干ちぢれているような感じとなっていて、結構なコシの強さというのを楽しむことができ、魚介の風味がよく絡むので美味しくいただけます。

　濃厚な味わいで魚介の風味を楽しむことができるスープとコシの強い麺の組み合わせがなんとも心地良い一品。さすが有名ラーメン店が推す美味しさだなと思いました。

○　「ラー油が決めて！ちょい辛ラーメン　醤油味」（マルちゃん）

　食べるラー油が流行している中でラー油を使ったカップ麺が登場しました。その名もラー油が決めて！ちょい辛ラーメン醤油味とそのまんまのネーミングです。

　手軽に辛くするにはラー油を入れるか七味や一味を入れるのですが、ラー油は辛さだけじゃなく程良い脂分と風味が加わるので醤油ラーメンには最適だと思います。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクの食欲をそそる香りが漂ってくるとともに真っ赤なスープが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。見た目よりもサッパリとした口当たりとなっており、口に含んだ瞬間にニンニクの風味が広がってくる感じで美味しくいただけます。

　具はニンニク、タマネギ、唐辛子、ゴマ、長ネギの５種類。とは言ってもふりかけのように細かいので一つ一つを味わうことはできませんが、風味はしっかり楽しめます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、そこそこの麺のコシというのを楽しむことができ、ニンニクの風味が染みこんでいるような味わいがとても良いですね。

　ニンニクの風味とラー油の辛さを絶妙な醤油味のスープとともに楽しむことができる一品。程良い辛さなので暑い夏の日にいただくのが最高に美味しいと思います。

○　「チキンラーメン　太めん」（日清）

　すぐ美味しい、凄く美味しいでお馴染みとなっているインスタントラーメンのパイオニアであるチキンラーメンが太めんとなって登場しました。

　８月２５日はチキンラーメンの誕生日ということで、その日に合わせて３種類発売されました。元祖の味わいと流行している太めんを一緒にするとどんな感じになるのか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。何時どんな時でも変わることのないチキンラーメンのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで香り同様にいつもの味わいとなっているので、飲めば飲むほど心が落ち着いてくるような感じとなります。

　具はタマゴ、カマボコ、カニかま、長ネギの４種類。フワフワとしたタマゴはスープや麺とよく合う美味しさで、ひよこちゃんのカマボコがとても可愛らしいです。

　麺はチキンラーメンならではのスナック麺タイプとなっていますが、夏限定ということでいつもよりも太めの麺となっているのでモチモチ感を感じることができます。

　昔から楽しんできた味わいをいつもと違う太めんでいただいても美味しさ自体は変わることのない一品。夏限定ではなくノーマル麺と一緒にレギュラー化して欲しいです。

○　「カップスター　焼ポーク　しょうゆ」（サンヨー食品）

　サンヨー食品の代表的なカップ麺と言っても間違いがないカップスター。そのカップスターの具材が焼きポークに生まれ変わって再び登場しました。

　他のメーカーもロングセラー商品に次から次へとテコ入れしているような状況となっている中、乗り遅れることのないように勝負に出たというのが十分に伝わってきます。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。昔からよく知っている醤油をベースとしたスープのとても良い香りが漂ってきて思いっきり食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、チキンエキスと醤油が混ざったとても懐かしく心安らぐ味わいを楽しむことができます。

　具は焼ポーク、エビ、タマゴ、カマボコ、長ネギの５種類。生まれ変わった焼きポークは香ばしくてとても美味しく、タマゴのフワフワ感と味付けがとても良い感じです。

　麺はスナック麺タイプとなっており、柔らかくてパサパサとした感じもあるのですが、スープがよく染みこんだような味わいとなっていて何か懐かしさも感じられます。

　今までと変わりない味わいを楽しみつつ新たな焼きポークの味わいも楽しむことができる一品。時代を引っ張ってきたカップ麺はまだまだ健在といったところです。

○　「スープが旨い！　旨み醤油ラーメン」（ヤマダイ）

　スープが旨い！シリーズは複数のメーカーから登場していますが、今回はサークルケーサンクスとヤマダイのコラボということで旨み醤油ラーメンとして登場です。

　濃口醤油に背脂でコクのあるスープ！といったことが蓋に書いてありました。しっかりとした醤油の味わいと背脂の風味の良さというのを楽しめそうな感じです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。醤油のとても良い香りと一緒に背脂の甘い香りも漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。背脂の香りがするので少し脂っこいのかと思ったのですが、わりとスッキリとした口当たりで醤油の味わいも良くピリッと辛いです。

　具は挽肉、ニラ、唐辛子、ニンニク、長ネギの５種類。挽肉はスープによく合う味わいとなっており、ニラとニンニクは全体の風味を引き上げる存在となっています。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、ツルッとした舌触りとしっかりとした麺のコシというのを楽しむことが出来、スープともよく絡むので美味しいですね。

　しつこくない背脂のおかげで醤油の美味しさというのを心地良く味わうことができる一品。全てが程良い主張をしているスープはまさに旨い！と唸る一杯となっています。

○　「チキンラーメン　ビッグ　太めん」（日清）

　すぐ美味しい、凄く美味しいでお馴染みとなっているインスタントラーメンのパイオニアであるチキンラーメンの縦型カップが太めんとなって登場しました。

　８月２５日はチキンラーメンの誕生日ということで、その日に合わせて３種類発売されました。手軽に味わえる縦型カップを太めんするとどんな味わいになるのか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。いつも裏切ることのないあの頃のあのまんまのとても懐かしい香りが漂ってきて心安らぐといった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでチキンベースのスープに醤油が絶妙な感じで合わさっており、まさにチキンラーメンならではの味わいです。

　具は鶏肉、カマボコ、タマゴ、レッドベルペパー、長ネギの５種類。鍋に入っているつみれのような鶏肉はとても美味しく、ひよこちゃんカマボコがタップリです。

　麺はスナック麺タイプとなっており、いつもの麺よりも太めとなっているので食感を楽しむことができますが、お馴染みの味わいというのをしっかりと保っています。

　太めんになっても昔から知っている味わいを楽しむことができる一品。スープによく合うメチャクチャ大きな長ネギやふんわりとしたタマゴも見逃せない美味しさです。

○　「どらうみゃあ　和風醤油」（寿がきや）

　中京テレビの人気情報番組のＰＳと寿がきやのコラボ企画として加藤晴彦がプロデュースしたカップ麺の登場です。その名もどらうみゃあ和風醤油です。

　北海道に住んでいると絶対にお目にかかれないカップ麺。しかも中京テレビ放送圏内に住んでいないと全く知らないテレビ番組の企画ものですのでこれは貴重です。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後にあと乗せかやくをかけたら完成。和風だしとネギの混ざったとても良い香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様に和風だしが効いていて濃いめの醤油が入っているのですがとても飲みやすく、とろみもあるのでしっかりと味わえます。

　具はチャーシュー、長ネギの２種類といったシンプルなラインナップとなっていますが、チャーシューは柔らかくて味わいが良く、長ネギは風味がとても良いですね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、モチモチとした食感を楽しむことができるとともに、魚介風味がしっかりと絡むのでとても美味しくいただけます。

　魚介風味が漂う濃厚スープと麺の絡みというのを心地良く楽しむことができる一品。テレビ番組の企画ものと思えない本格的な和風醤油を味わえる一杯となっています。

○　「カップスター　焼ポーク　スパイシーしょうゆ」（サンヨー食品）

　サンヨー食品のカップ麺としてお馴染みとなっているカップスター。そのカップスターの具材が焼きポークに生まれ変わったのですが、スパイシーさも加わりました。

　チャーシューやコロコロお肉に挽肉といった様々な具材があるなか、お肉に焼き目を入れてしまおうといった発想が良いですね。肉の香ばしさを楽しめそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。チキンと醤油のとても良い香りと一緒に胡椒の香りも漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのですがチキンエキスをしっかりと味わうことができ、胡椒のピリッとしたキレのある辛さを楽しめます。

　具は焼きポーク、キャベツ、ジャガイモ、赤ピーマン、ニンニクの５種類。焼きポークはハンバーグのような味わいでジャガイモはホクホクとした食感となっています。

　麺はスナック麺タイプとなっていますが、思ったよりも硬めの麺となっています。また、醤油と胡椒が麺に染みこんでいるような味わいとなっているのが良い感じです。

　チキンと醤油と胡椒とニンニクといった美味しさのツボを突いてくるような風味を楽しむことができる一品。具材もバラエティとなっているので食べて満足します。

○　「飲み干す一杯　濃厚魚介醤油ラーメン」（エースコック）

　ついつい飲み干してしまうような美味しいスープを手軽に味わうことができることでお馴染みの飲み干す一杯シリーズから濃厚魚介醤油ラーメンの登場です。

　今までは豚骨スープや担々麺が多かったのですが、今回は魚介醤油ということで新たな領域に踏み込む感じになりました。はたしてどんな味わいなのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。思っていたよりも魚介の香りがしてこないのですが、目の前に現れたスープは濃厚そうです。

　早速、スープを一口いただきます。コッテリとした口当たりとなっていますが、魚介の風味と濃厚な動物系エキスというのをスッキリと感じることができる味わいです。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。オーソドックスなラインナップとなっており、チャーシューは噛むほどに味わい深く癖のない味わいとなっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りで柔らかめの麺となっていますが、スープとよく絡むので最後の一本まで美味しくいただけます。

　エキスがしっかりと詰まったスープと魚介の風味を心地良く楽しむことができる一品。舌で感じるような濃いスープなのですが、最後の一滴までスッキリといただけます。

○　「新濃厚Ｗスープ　鶏×煮干　鶏にぼ中華そば」（エースコック）

　鶏と煮干しを合わせた濃厚スープをいただける中華そばが登場しました。その名は新濃厚Ｗスープ　鶏×煮干　鶏にぼ中華そばということで風味の良さを楽しめそうです。

　鶏を炊き出した濃厚なスープに煮干しをブレンドした新・Ｗスープといったことが蓋に書いてありました。鶏と煮干しの相性の良さというのはどんな感じなのでしょうか。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープと特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。当たり前なのですが、鶏のとても良い香りとともに魚介の風味もしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。舌の上で転がるような濃厚なスープとなっており、鶏のエキスをしっかりと味わえるのに加えて煮干しの風味もしっかり楽しめます。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類といったオーソドックスなラインナップとなっており、特にチャーシューは噛むほどに肉の味わいを感じることができます。

　麺はタマゴの風味を感じるような本格タイプとなっており、コシがしっかりとしているので喉ごしの良さを感じることができ、スープともよく絡むので美味しいです。

　鶏と煮干しの風味の良い濃厚スープが特に心に残るような一品。飲むというより食べるという方が正しいと思えるくらいのスープは後悔しない美味しさとなっています。

○　「喜多方　しょうゆラーメン」（エースコック）

　福島県のご当地ラーメンといえば喜多方ラーメン。醤油ベースのスープと太めんが特長的となっていますが、そんな喜多方ラーメンを手軽に楽しめる一杯が登場しました。

　その名もシンプルに喜多方しょうゆラーメンということですが、シンプルになると仕上がりは本格的というのがパターンとなっていますので、食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。醤油とラードのオーソドックスな香りに加えて煮干しの香りも食欲をそそるといった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。舌の上を転がり落ちるように入ってくる絶妙な脂分のスープとなっており、芳醇な醤油の味わいも楽しめるといった本格派です。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、長ネギの３種類。チャーシューは弾力があって香辛料が効いている味わいとなっており、大きなナルトはモチモチとした食感です。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとしっかりとした麺のコシというのを楽しむことができ、スープもよく絡むので美味しくいただけます。

　喜多方ラーメンならではのスープの旨みと食べ応えのある麺を手軽に楽しめるような一品。醤油スープの真髄を味わえる一杯の一つとして間違いのない美味しさです。

○　「十勝帯広フェア　麺家　みすゞ　ピリ辛しょうゆ」（とかち麺工房）

　十勝にあるカップ麺メーカーが地元の有名ラーメン店の美味しい一杯をカップ麺にしてしまいました。そのラーメン店の名は「麺家　みすゞ」です。

　大都会にある有名ラーメン店と違って地元に居なければ解らない美味しさというのがあります。このカップ麺はまさにそんな味がたくさん詰まっていると思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。醤油ラーメンらしい香りというより酸味のありそうな中華料理っぽい香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。適度なラードが入っていることで滑らかな舌触りとなっており、オイスターソースのまろやかさと豆板醤のピリ辛さを楽しめます。

　具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、長ネギの３種類。スープに合いそうな組合わせで、チャーシューは薄味で食べやすく、長ネギはスープによく合う風味を楽しめます。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと麺のコシの強さというのを楽しめ、ピリ辛スープがしっかりと絡むので最後の一本まで美味しくいただけます。

　体の芯まで温かくなりそうなピリ辛で上品な味わいのスープがとても印象的な一品。寒暖の差が激しい帯広で愛されるのがよく伝わってくる味わいとなっています。

（醤油 301～315）

（醤油　301～315）