（塩　その２２）

○　「ちびまる子ちゃん　ノスタルジック塩ラーメン」（マルちゃん）

　ちびまる子ちゃんの時代描写である昭和４９年頃から親しまれている「袋・塩ラーメン」をモデルに開発された「ちびまる子ちゃんノスタルジック塩ラーメン」です。

　カップの夕暮れの雰囲気がとても温かいといった感じで、家族揃って楽しく過ごしていそうなこの家に、お邪魔してこの一杯を食べたくなってくるような気がします。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。何か懐かしさを感じる香りが漂ってくるとともに、彩り豊かな具材が目の前に現れて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでチキンエキスも染みこんでおり、塩加減もちょうど良いのに加えて麺の出汁が染みて懐かしい味わいです。

　具はコーン、ナルト、キャベツ、メンマ、ゴマ、長ネギの６種類。キャベツやナルトのシャキシャキ感も良いのですが、コーンの甘さが塩味スープにピッタリです。

　麺はスナック麺タイプとなっており、柔らかめとなっていますが、本当に懐かしさを感じるような味わいとなっており、それがかえって新鮮に感じるといった感じです。

　昔から親しんできた味わいをたくさんの具材と一緒に美味しくいただけるような一品。ちびまる子ちゃんのイメージとピッタリ合っていると思える一杯となっています。

○　「ラーメンの極み　塩ラーメン」（日清）

　縦型カップなのに何故かワンランク上といった雰囲気が漂うカップ麺が登場しました。その名もラーメンの極みということで、今回は塩ラーメンです。

　チキンの旨みとエシャロットの香りが奏でる芳醇スープといったことが書いてありました。エシャロットオイルが入ることによってどんな美味しさなのか楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けてエシャロットオイルを入れてよくかき混ぜれば完成。チキンのとても良い香りと一緒にエシャロットの上品な香りもしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にチキンとエシャロットの風味が広がってくるといった感じで、スパイスのキレの良さと塩加減もちょうど良いです。

　具は焼き豚、キャベツ、ニンジン、長ネギの４種類。豚肉はとても良い味わいとなっており、キャベツとニンジンはシャキシャキ感と甘さを楽しむことができます。

　麺はノンフライ麺のややちぢれ麺。まるでスナック麺タイプを思わせるような感じとなっており、滑らかな舌触りとモチモチ感をしっかりと楽しむことができます。

　エシャロットオイルのとても良い風味とチキンエキスの味わいがとても心に残るような一品。一足先に進んだ塩味スープとなっており是非一回はいただくべきです。

○　「四季物語　夏のときめき　らーめん」（マルちゃん）

　季節性のないカップ麺が多い中、春夏秋冬の旬の味をうどん、らーめん、焼そばで届けてくれる四季物語から季節限定として夏のときめきらーめんの登場です。

　青唐辛子で爽やかな、新・夏の辛口。魚介と野菜の旨味が利いた海鮮塩味スープで夏を表現しているとのことで、海の香りと辛さで夏を感じることができそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。海鮮のとても良い風味とともに魚介の香りも漂ってくるといった感じでコクのあるスープを楽しめそうな感じです。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に魚介の風味が広がってくるとともにピリッとした辛さを感じることができ、絶妙な塩味を楽しむことができます。

　具はカニかま、エビ、イカ、キャベツ、ヤングコーン、赤ピーマンの６種類。カニかまとキャベツは大きくて味わいが良く、ヤングコーンはシャキシャキ感が良いですね。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、見た目よりも麺のコシが強いので喉ごしが良く、スープや青唐辛子の辛さがしっかりと絡むのでとても美味しいです。

　魚介の風味とキレのある辛さのスープと食べ応えのある具材がとても印象的な一品。思ったよりも完成度の高さがあるので食べて納得の一杯となっています。

○　「ピラピらーめん　しお味」（とかち麺工房）

　はんにゃとプルポンが出演しているテレビ東京のバラエティ番組といえばピラメキーノ。そのピラメキーノととかち麺工房が共同企画したカップ麺が登場しました。

　味は２種類ということで今回はしお味です。見た目はスナック菓子のようにふざけた雰囲気となっていますが、とかち麺工房さん製造なので味の方は大丈夫でしょう。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。澄んだスープが目の前に現れるとともに魚介のとても良い風味が漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで魚介の風味が口一杯に広がってくるような感じで塩加減もほどほどとなっており美味しくいただけます。

　具はキャベツ、コーン、ニンジン、赤ピーマン、長ネギの５種類。見た目がとても華やかであり、ニンジンは他には無いくらいにタップリと入っているので栄養満点です。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと喉ごしの良さというのを楽しむことができ、魚介の風味が馴染んでいるような味わいも好印象ですね。

　ふざけた雰囲気とは異なって中味はしっかりと本格的な塩ラーメンとなっている一品。野菜もタップリ、ＤＨＡも入っているということで健康に良いカップ麺です。

○　「富山　らーめん真太　福の塩そば」（とかち麺工房）

　富山県南砺市（なんとし）で人気のあるラーメン店「らーめん真太」の福の塩そばが、店主監修によって忠実な味が再現されてカップ麺となって登場しました。

　さっぱりとしながらしその風味が引立つ上品な一杯といったことが書いてありました。普通の塩ラーメンでは体験できないしその風味がどんな感じなのか楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープと特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。心が澄んできそうなしそのスッキリとしたとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂分のあるスープはポークとチキンのエキスがしっかりと染みこんでいて塩加減もちょうど良く、しその風味も楽しめます。

　具はチャーシュー、長ネギの２種類。チャーシューは噛むほどに味わい深くなるようなタイプとなっており、長ネギはスッキリスープにピッタリの存在となっています。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺で滑らかな舌触りとしっかりとしたコシというのを楽しむことができ、しその風味も染みこんでいるような感じなので美味しくいただけます。

　しその風味とともにいただくスッキリスープは他では味わうことができない一品。塩ラーメンなのに何故か上品な和食をいただいているような気持ちになりました。

○　「だしの極み　ずわいがに入りラーメン　しお味」（マルちゃん）

　だしが効いた味わいのあるスープを心地良くいただいてしまおうというコンセプトがあるのか解りませんが、だしの美味しさを極めたカップ麺が登場しました。

　その名もだしの極みずわいがに入りラーメンということなのですが、ずわいがにの他に利尻昆布や焼きあごだしをだしにしているといった贅沢なものとなっています。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト具材を乗せれば完成。焼きあごだしとずわいがにのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。焼きあごだしがしっかりと効いていてその後から利尻昆布の旨みを感じることができ、塩加減も絶妙となっていて美味しいです。

　具はずわいがに、カニかま、ワカメ、タマゴ、ゴマ、長ネギの６種類。ずわいがにはレトルト具材となっており、身が細かいのですが味わいと風味はとても良い感じです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りを楽しむことができ、細めなのに麺のコシがしっかりとしているのに加えて麺そのものを味わえます。

　ずわいがにだけでも満足なのに焼きあごだしと利尻昆布のだしも味わえるといった贅沢な一品。ずわいがにが細かいので全体的に美味しさがアップしたのかなと思います。

○　「贅沢　麺達　濃厚鶏魚介白湯」（日清）

　まるで生麺のような味わいとなっていることでお馴染みとなっている麺の達人。その麺の達人を贅沢に仕上げた贅沢麺達から濃厚鶏魚介白湯の登場です。

　鶏の風味と魚介の風味のコラボレーションということで、それぞれの良いところが出ているのかが楽しみです。そして、どのくらい贅沢なのかも注目していきたいですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから粉末スープを入れてさらにかき混ぜれば完成。鶏と一緒にゆずのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にゆずと魚介の風味をほんのりと感じることができ、濃厚な鶏のエキスというのもしっかりと味わうことができます。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギといったオーソドックスな３種類。チャーシューは噛むほどに味わい深くなるタイプで醤油ベースの味付けとなっていて美味しいです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りと麺のシコシコした食感を楽しむことができ、濃厚スープともよく絡むのでとても満足していただけます。

　ゆずと魚介の風味が漂う濃厚スープと生麺のような食感と美味しさを楽しむことができる一品。贅沢な仕上がりとなっている一杯となっているので食べる価値有りです。

○　「踊る大捜査線　ザ・湾岸ラーメン　海鮮コク塩味」（明星）

　踊る大捜査線　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ３とのタイアップで誕生したカップ麺、しかも湾岸暑ご用達ということで由緒正しい？味わいを楽しめそうです。

　海鮮キムチと海鮮コク塩味の２種類同時に登場したのですが、今回は海鮮コク塩味です。磯の風味とコクのあるスープをしっかりと堪能できる雰囲気が漂っていますね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて粉末スープと調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。バター風味を思わせるような香りとともにポークとチキンの香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様にバターのような風味を感じることができ、シーフードの味わいも楽しむことができるとともに、絶妙な塩加減を楽しめます。

　具はエビ、カニかま、鶏のひき肉、イカ、キャベツ、キクラゲ、長ネギの７種類。エビをはじめとしたそれぞれの具材は風味と食感を楽しめ、ボリューム感も満点です。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感を堪能できるとともに、スープがしっかりと絡まるのでとても美味しくいただけます。

　しっかりとした味付けでコクのあるスープとタップリと入った海鮮具材がとても印象的な一品。特に海鮮具材は他ではなかなか見ることができないボリューム感です。

○　「新濃厚系　にごりタンメン」（エースコック）

　にごるほど旨さが高まる濃厚スープといったふれこみで乗り込んできたタンメンの登場。その名も新濃厚系にごりタンメンということで新しい味が期待できそうです。

　スッキリ塩味にボリュームある具材といったタンメンのイメージを変えてしまうくらいの味わいになっているのかがポイント。中途半端な味の変化では満足できません。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。まるで豚骨醤油ラーメンを思わせるような茶系で濃いめのスープが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。しっかりとした塩味が効いていてとろみを感じさせるくらいな濃厚エキスとなっているのですが、後味はスッキリとした感じです。

　具は豚肉、カマボコ、コーン、キャベツ、モヤシの５種類。豚肉は醤油ベースで味付けされていて噛むほどに味わい深く、キャベツはタップリと入っていて満足です。

　麺はスナック麺タイプを分厚くしたような感じでちぢれ麺となっており、分厚い分喉ごしの良さを楽しむことができ、スープとよく絡むので美味しくいただけます。

　濃厚でしっかりと味付けされたスープと分厚い麺のコラボを心地良く楽しむことができる一品。具材のボリューム感もあるので食べて満足する一杯となっています。

○　「旨味亭　シーフードラーメン　海鮮塩味」（マルちゃん）

　旨みを楽しめそうな旨味亭が、お手軽にいただくことができる縦型カップとして登場しました。今回のテイストはシーフードラーメンの海鮮塩味です。

　見た目は安売り専用の地味でオーソドックスなシーフードラーメンといった感じがするのですが、旨味亭と名乗っている以上美味しさに秘密がありそうな感じですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。彩り豊かな具材が目の前に現れるとともに、シーフードのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、思ったよりも海鮮の風味が広がってこないといった感じで塩加減はちょうど良いです。

　具はカニかま、イカ、タマゴ、長ネギの４種類となっており、カニかまは海鮮らしさが染みこんだ味わいで、タマゴはフワッとしていて良い味わいとなっています。

　麺はスナック麺タイプとなっていて柔らかめなのですが、塩味がしっかりと染みこんでいるような味わいとなっており、最後の一本まで美味しくいただくことができます。

　海鮮風味溢れる具材にピッタリな塩味スープを楽しむことができる一品。これでスープにも海鮮エキスが染みこんでいればさらなる美味しい一杯となったことでしょう。

（塩 その２２）

（塩　その２２）