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カテゴリ:主治医のこと
私の主治医は乳腺の専門医だ
比較的こじんまりした病院だが 年間の乳がんの手術件数は100件を超える 私の主治医はその全ての手術を行っている そして乳がんの全員の患者の主治医でもある 外科外来は週に3日、 乳腺専門外来を週に2日、 そのほかに病棟ラウンドもこなしている 本当のスーパーマンだ 前にも書いたが、この主治医は 自分が手術をした患者全ての名前を覚えている 外来は丁寧でどんな質問にも わかりやすく説明してくれる だから患者みんながこの主治医が大好きだ 患者会でも主治医の素敵話は頻発 みんなが 「がんになったことは残念だけど この主治医に出会えたことは幸せだった」という 乳がんは手術をして終わりではなく それから抗がん剤治療だったり、ホルモン療法だったり また、一通り治療が終わっても 再発への不安が常に付きまとう病気だ しかし、こういう主治医がいると 病気と共に闘う伴走者がいるという気持ちでいられる 本当に幸せなことだ この主治医、本当に忙しいのにいつも穏やか そして謙虚 ありがたいことに患者会の活動にも協力的で 場所の調整、ポスターの掲示なども助けてくださっている 患者会で年配の方が 同じ乳がんの患者と温泉に行ったら 自分の傷跡がとてもきれいで驚いたといっていた 手術の傷跡をいかにきれいにするかということにも 心を配っていると看護師さんから聞いた こんな先生だから外来はいつも混んでいる だけど誰も文句を言わない なぜなら、自分の番で丁寧に説明をしてもらえるからだ 誰もにこんなに説明しているなら 時間がかかっても仕方がないなと納得してしまう だからみんな先生の身体が心配 どうか無理をなさいませんように (もうしているけれど) そして末永く私たちを宜しくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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