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カテゴリ:乳がんのこと
私は乳がん患者で
残念なことにリンパ節に転移していた がん細胞の悪性度も高く、HER2も3+だった まぎれもない再発高リスク患者だ それがわかったとき、一番下の子どもは1歳だった あのころは、あと何年生きられるのかばかりが 気になってインターネットで必死で 5年生存率を調べたりした それによると私の5年生存率は70%ラインだった 5年後自分自身がこの世にいないかもしれない ・・・その衝撃はとてつもなく大きく、 子どもの顔を見ながら この子達の成長する様子をみられないかもしれない と思い切なかった あるとき、5年生存率はただの他人のデータであって 私の5年生存率は 私にしか描けないものであることに気づいた 私が生きつづけること 私が一日一日を大事に重ねていくこと それが大事なことだし、 考えてみれば人間の死亡率は100%なのだから 早かれ遅かれ誰もが死んでいく だから、自分がどう生きるかを 大切にしていけばいいのだと思った そうはいっても 抗がん剤治療の副作用に苦しんでいたときは まだまだ、死の影に怯えていたが 今は、週に一回のハーセプチン治療を受けながら ほとんど病気になる前と 変わらない生活を送っている いつの間にか再発のことを考えなくなっている 自分に気づいた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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