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カテゴリ:乳がんのこと
ちょっと難しい話だが、
危機には2種類あるという 一つは 発達、成熟に伴う人生の特定の時期で発生する 予測し得る特有の危機的状況である 「発達段階における危機」 (Maturational or developmental crises) これは、たとえば、 思春期にそれまで絶対的存在だった親から 自立したい気持ちと依存したい気持ちの コントロールがうまくできず 反発として現れる「反抗期」などがある 二つ目は 予期し得ない出来事によって 身体的、心理社会的に安定した状態を脅かす 「状況的危機」(Situational crises) 状況的危機はさらに2つに分かれる 失業、離婚、別離などの 「社会的危機」(Social crisis)と 火災、地震、暴動などの 「偶発的危機」(Accidental crisis)だ 今回の私の危機は 「偶発的危機」である気がする まさに起こることを想像していない 突然に身に降りかかってきた出来事 ウォルカップという人は危機を一つの過程ととらえ 以下のように説明している 1)まず精神のバランスを保つシステムに 何らかの変化が起きる 2)そのシステムがその人の内面からの要求と、 現実に起こっている外界からの要求との バランスが崩壊していると感知する 3)そして、このシステムは習慣的に 問題解決能力使用する(能動的援助)と同時に、 状況的に自分が助かるようなことが 起こることを願い(受動的援助)、 崩れてしまったバランスを取り戻そうと試みる 4)この両方の援助方法が問題解決に失敗してしまう 5)そして、どうすることもできないような 無力感や何をしても無意味に思えるような感情が 混乱した行動となって現れる 今の私はまさにその過程をたどっている 危機状態は時間的には限定されるらしい (つまり永遠に続くものではない) 危機を転換点として捉えることによって、 危機には成長を促進させる可能性 (growth-promoting potential) が内在しているらしい ・・・今はそう信じるしかない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 15, 2008 10:27:27 AM
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