2008/12/10(水)19:29
生きるということについての先輩の言葉
今日はある病院の理事長先生とお話しする機会があった
その先生は今年70歳になられたそうだが、
自分の残された時間への焦りを
ひしひしと感じるとおっしゃっていた
「あなたなんかまだ若いからお感じにならないでしょ?」
と聞かれたので
「実は2年前にがんになって時間が有限であることを
折に触れて考えるようになった」と話した
そうしたら
「そうですか
自分の死を考えるときもそうですが、
私の年になると親や妻や大事な身近な人が亡くなっていく
つまり無に還っていく
そういう身近な人の死を通して無を体験すると
自分の心の中も無になることができるようになる
そうすると無の心で人に対することができて
あるがままでいいという肯定ができるのです」
というようなことをおっしゃっていた
すごい心に響く言葉だった