佐志田島の　Ｍｏｖｉｅ　Ｄｉａｒｙ

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• ００９３　女王陛下の草刈正雄

  『００９３　女王陛下の草刈正雄』（２００７）　出演・草刈正雄、黒川芽衣。監督・篠崎誠。二枚目俳優の草刈正雄は紛うかたなき大スター。だがそれは世間をあざむく表の顔。真の正体は女王陛下のもとで働く諜報部員、その名もコードナンバー“００９３”だった。草刈自身がスパイである事実を忘れかけるほど板に付いたスターぶりだったが、そんなある日、２０年ぶりに指令が下された・・・。面白い！！　想像以上に良かったです。完全にツボにはまりましたね。草刈正雄、黒川芽衣の、真面目に演じて笑わせる演技が素晴らしいです。お気に入りは、皆が自力で動く、なんちゃってスローモーションですね。何度か出てきますが、どのシーンも楽しい！　続編を作ってほしいな。　１００点

  2009年05月15日

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• ランブルフィッシュ

  『ランブルフィッシュ』（１９８３）　出演マット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン。監督フランシス・フォード・コッポラ。ある地方都市の不良高校生（マット）は、かつて不良グループのリーダーだった兄（ミッキー）に憧れ、自分も兄のようになりたいと焦っている。そんな折り、兄が帰郷してきたが、彼は昔と違い、異常に静かな人間へと変貌していた・・・。久しぶりに観ましたがやっぱりいい映画です。若くてギラギラしたマット・ディロン、ミッキー・ローク、ダイアン・レインが、皆格好良すぎ。モノクロの映像も格好イイし、ラストシーンは鳥肌が立つくらい美しい！！　１００点

  2009年04月19日

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• デイライト

  『デイライト』（１９９６）　出演シルヴェスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、ヴィゴ・モーテンセン。監督ロブ・コーエン。マンハッタンとニュージャージーをつなぐ海底トンネル内で、暴走車が有毒科学物質を移送中のトラックに激突。大爆破に包まれたトンネルは一握りの生存者を閉じ込めたまま崩落してしまう。偶然、現場に居合わせた元ＥＭＳ（緊急医療班）チーフのラトゥーラ（スタローン）は果敢にもトンネル内に潜入し救出作戦を展開するのだが・・・。何度も観ているスタローンの肉体限界シリーズの一本。大迫力の爆破シーンや、ハラハラするシーンが多く見どころ満載のエンタテイメント。ランディ・エデルマンの音楽も格好イイ！！　１００点

  2009年04月06日

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• 少年メリケンサック

  『少年メリケンサック』（２００８）　出演・宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一。監督・宮藤官九郎。メイプルレコードの新人発掘部に在籍するがっけぷちＯＬ栗田かんな（宮崎）は、インターネットで偶然イケメンパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を見つける。その邪悪な絶叫系パフォーマンスに成功の予感を抱いたかんなは、さっそく契約交渉へ。ところが、そんな彼女の前に現われたのは５０歳を過ぎたヨレヨレのおっさんだった・・・。面白い！！　クドカンワールド炸裂で魅せてくれたな。『有頂天ホテル』以上にぶっ飛んでる佐藤浩市、狂暴な弟の木村祐一、モヒカンドラマーの三宅弘城、完全に壊れてる田口トモロヲ、そして、崩壊寸前の宮崎あおい。みんな最高！！！　　１００点

  2009年03月22日

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• スティール

  『スティール』（２００２）　出演スティーヴン・ドーフ、ナターシャ・ヘンストリッチ。監督ジェラール・ピレス。スリム（スティーヴン）をリーダーに、オーティス、フランクと紅一点のアレックスを加えた４人は超一流の銀行強盗団。知性と運動能力をフルに駆使して大きな仕事を次々ものにしてきた。そして今日もまた、彼らは現金輸送車をジャックし、みごとに逃げ切る。だが、大金の中に２０００万ドル分の無記名債権を見つけたことから、彼らは思わぬ事態に巻き込まれていく・・・。面白い！！　最後にスッキリできる、好きなパターンの映画です。アクションの連続で飽きないし、スティーヴン・ドーフも格好イイし、オススメです。驚きの橋のシーンは必見！　１００点

  2009年03月15日

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• テネイシャスＤ 運命のピックをさがせ！

  『テネイシャスＤ 運命のピックをさがせ！』（２００６）　出演ジャック・ブラック、カイル・ガス。監督リアム・リンチ。カンザスの田舎町からロックンロールを求めてハリウッドへと旅立ったＪＢ（ジャック・ブラック）。天才的なギターの才能を持つ無職の男ＫＧ（カイル・ガス）とビーチで運命的な出会いを果たした彼は、ロックバンド“テネイシャスD”を結成。世界を揺るがす名曲を生み、ビッグになることを心に誓いながらデビューライブを行うのだが・・・。ジャック・ブラック最高！！！　完全なマニアック・ロック・コメディですが、ツボにはまった！！　テネイシャスＤの演奏している曲は全部格好イイし、壊れたティム・ロビンスも笑えるし、ラストのデビルも大迫力だし、すべてが楽しく、カッコ良く、笑える傑作。　１００点

  2009年03月08日

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• ２０世紀少年〈第２章〉最後の希望

  『２０世紀少年〈第２章〉最後の希望』（２００８）　出演、豊川悦司、常盤貴子、平愛梨。監督、堤幸彦。“血の大みそか”から１５年後の２０１５年。歴史では、２０００年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と崇められていた。高校生になったケンヂのめいであるカンナ（平愛梨）は、そんな“ともだち”中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまうのだが・・・。三部作の第二章ですが、飽きることなく楽しめた。早く三作目が観たい！！　で、この映画の豊川悦司さんですが、格好良すぎ！！　すべて持っていったな。でも最高！　１００点

  2009年03月07日

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• フェイク シティ ある男のルール

  『フェイク シティ ある男のルール』（２００８）　出演キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィッテカー。監督デヴィッド・エアー。ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事（キアヌ）は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。ラドローは、後戻りできない“エリア”に足を踏み入れる決意をする・・・。ラドローの荒々しい役柄が、キアヌ・リーヴスにピッタリはまっていたな。いつもと違う過激なキアヌを堪能できます。それと、かなりワルなフォレスト・ウィッテカーがまたイイ！　９５点

  2009年02月27日

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• エグザイル／絆

  『エグザイル／絆』　出演アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジョシー・ホー、リッチー・レン、サイモン・ヤム、ホイ・シウホン。監督・製作ジョニー・トー。２００６年製作のアクション。中国返還間近のマカオ。乳飲み子を抱えた妻が夫の帰りを待つとある家。この家の主ウーは、かつて香港マフィアのボス、フェイの命を狙ったために逃亡の身となった男。そんなウーの家に現われた４人の男たち。２人はフェイの命令でウーを始末するために、そしてもう一方の２人はウーを守るため。そこへ、ついにウーが姿を現わし、ほどなく三すくみの銃撃戦が始まるのだが・・・。凄かった！！！　格好良すぎ！！　ジョニー・トー監督が、傑作「ザ・ミッション」のキャストを再集結して撮り上げた最高にカッコイイ作品です。オープニングから、格好イイ映像が続き、最初の銃撃戦までクギづけでしたね。そして、次の瞬間には、一緒に部屋を片付け料理を作り、腹ごしらえをして休戦する。ありえない展開なのに、ジョニー・トー監督作だと、不自然じゃなく楽しいシーンになってしまう。凄いです。ジョニー・トー組常連のキャストも皆良かったですね。家族想いのウーことニック・チョン。ウーを殺すべく現れた、ボスに忠実なアンソニー・ウォンと美女に弱いラム・シュー。ウーを助けに来た、仲間想いのフランシス・ンと銃が大好きなロイ・チョン。冷酷なボス、サイモン・ヤム。男気ある軍曹リッチー・レン。全員カッコイイ！他にも、見どころ満載ですが、とにかく全編に渡り、カメラワーク、音楽、演者、全てが格好良く美しい作品です。　１００点　Ｓ

  2009年01月05日

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• ソウ５

  『ソウ５』　出演トビン・ベル、コスタス・マンディロ、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、マーク・ロルストン、カルロ・ロタ、ジュリー・ベンツ。監督デヴィッド・ハックル。音楽チャーリー・クロウザー。２００８年製作のサスペンス・ホラー。ジグソウの罠に掛かってしまうものの何とか危機を脱し、一命を取り留めたＦＢＩ捜査官ストラム。彼は、同じくジグソウの殺人ゲームに操られながら傷一つ負わずに生還したホフマン刑事がジグソウの後継者ではないかと疑念を抱く。一方とある法律事務所では、ジグソウの元妻ジルが、生前にジグソウから預けられたという遺言のビデオテープと遺品の入った精巧な木箱を弁護士より手渡される。そしてビデオのジグソウに従うがまま、彼女はその箱を開けるのだった。またそんな中、密室の中でそれぞれ首輪を装着された５人の男女が目覚める。彼らの首輪は、部屋の壁にある大きなＶ字型の刃とケーブルで直結されていた。こうして、またしてもジグソウのごとき殺人ゲームが何者かの手によって始まるのだが・・・。凄かった！！！　毎年この時期に公開されるシリーズですが、今回もシリーズを通して観続けているファンは特に楽しめる作品になっていたと思います。ただ、いつものような大どんでん返しがなかったのは残念だったな。前４作との繋がりや、新たな５人のゲーム、ストラムとの戦い、巨大振り子刃など、見どころ満載で、あっという間の９３分間でしたね。ジグソウの遺品の中身など、謎はまだまだ残っていますし、ラストも次回に続くような展開だったので、６作目に期待です。　１００点　Ｓ

  2008年12月07日

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• イーグル・アイ

  『イーグル・アイ』　出演シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ロザリオ・ドーソン、マイケル・チクリス、ビリー・ボブ・ソーントン。監督Ｄ・Ｊ・カルーソー。製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ。２００８年製作のアクション・サスペンス。シカゴのコピーショップで働く青年ジェリー（シャイア）はある日、米軍に勤める双子の兄弟が急死したと知らされ実家へ呼び戻される。そして自宅への帰途ＡＴＭに立ち寄ると、何故か口座に７５万ドルもの大金が振り込まれており、帰宅したアパートには大量の軍事用機材が届いていた。その直後、見知らぬ女性から電話が入り、ＦＢＩが迫っているのですぐその場から逃げろ、と警告される。すると間もなくＦＢＩが現われ、ジェリーは何も把握できずに拘束されてしまう。やがて、ジェリーは再び謎の女から電話で指示を受け取調室を脱出、逃走した先には同じく電話の指示に翻弄されているレイチェルが待っていた・・・。面白かった！　良く出来ていると思います。電話のみでジェリーを操っているのは誰なのか？　何のためなのか？　ハラハラさせながら進んでいきますが、驚きの結末が待っていましたね。シャイア・ラブーフも「トランスフォーマー」や「インディ・ジョーンス」の時より、格好良かったと思います。今後に期待ですね。　１００点　Ｓ

  2008年11月29日

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• ハンサム★スーツ

  『ハンサム★スーツ』　出演・谷原章介、塚地武雅、北川景子、佐田真由美、池内博之、大島美幸、本上まなみ、佐々木希、ブラザー・トム、温水洋一、中条きよし、伊武雅刀。監督・英勉。２００８年製作のコメディ。亡き母が切り盛りしていた定食屋を営む３３歳の大木琢郎（塚地）は、料理上手で心優しい店の人気者。しかし、その肥満でブサイクな容姿からこれまで全く女性に縁がない。そんな琢郎はある日、スーツの新調に訪れた紳士服屋で、着るだけでハンサムになれる"ハンサム・スーツ"と出会い、そのお手軽ながら夢のようなスーツを購入する。そして、琢郎はそのスーツに袖を通すと、絵に描いたようなハンサム男へ変身を遂げるのだった。こうして、スーツを着用した時の琢郎は光山杏仁（谷原）として一躍人気カリスマモデルとなり、超モテモテのドリーム・ライフを満喫していくのだが・・・。面白かったです。谷原章介と塚地武雅、二人の演技は、どのシーンも楽しく、コミカルで笑わせてもらいました。大島美幸や北川景子とのシーンも良かったです。ラストはチョット予想外な展開で驚きましたが、観て楽しくなれる作品だと思います。　９０点　Ｓ

  2008年11月22日

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• バタフライ・エフェクト２

  『バタフライ・エフェクト２』　出演エリック・ライヴリー、エリカ・デュランス、ダスティン・ミリガン、ジーナ・ホールデン、デヴィッド・ルイス。監督ジョン・Ｒ・レオネッティ。２００６年製作のＳＦ・サスペンス。２６歳のニックは、友人のカップル、トレバー＆アマンダと共に恋人ジュリーの誕生日を祝っていた。そのさなか、同僚のデイヴから休日にもかかわらず呼び出しがかかってしまう。仕方なく帰途についた４人だったが、彼らの乗った車は大型トレーラーと衝突、ニック以外の３人が死んでしまう。それから１年後、ニックは思い出の写真を見ることでその瞬間にタイムスリップする不思議な能力を身につけていることに気づくのだった・・・。名作「バタフライ・エフェクト」には勝てませんが、予想以上に良かったです。未公開に良くある、邦題で無理やりパート２にしたのではなく正式な続編です。オープニングから前半は面白く引き込まれていったのですが、中盤あたりからラストにかけては、チョット強引な展開だったような気がしましたね。内容は前作とあまり変わりませんが、前作を知らずに観ると結構楽しめると思いますよ。　９０点　Ｒ

  2008年11月14日

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• モーテル

  『モーテル』　出演ケイト・ベッキンセイル、ルーク・ウィルソン、フランク・ホエーリー、イーサン・エンブリー。監督ニムロッド・アーントル。２００７年製作のサスペンス・スリラー。車で帰宅途中のデビッド（ルーク）とエイミー（ケイト）のフォックス夫妻。夫婦仲は冷え、離婚が決定的な２人は、車の中でも険悪な雰囲気。そんな矢先、車が故障してしまい、真夜中の田舎道で立ち往生してしまう。歩いてどうにか近くのモーテルに辿り着いた２人は、やむなくそこに１泊することに。薄汚れた部屋に通され、ますます不機嫌になっていくデビッドとエイミー。そんな中、ふとデビッドが再生したビデオには、趣味の悪いホラー映画らしき映像が映っていた。ところが、よく観てみると残忍な殺人シーンが行われている現場は、紛れもなく今彼らが泊まっているその部屋だった・・・。面白い！！　８５分間まったく飽きることなくクギづけになってしまいましたね。凄く怖い内容なのですが、実際にありそうな感じが伝わってきましたよ。見どころは、主演の二人です。二人ともイメージとしてこの作品に合っていない気がしたのですが、見事に魅せてくれましたね。特にケイト・ベッキンセイルは、全身ホコリまみれになりながら、半狂乱なエイミーを体当たりで演じきっています。それと、支配人のフランク・ホエーリーの恐ろしく不気味な演技も必見です。オープニングタイトルや、エンドロールも格好いいし、恐怖心をあおるポール・ハスリンジャーの音楽も素晴らしかったです。　１００点　Ｒ

  2008年11月07日

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• ストレンジャー・コール

  『ストレンジャー・コール』　出演カミーラ・ベル、トミー・フラナガン、ケイティ・キャシディ、テッサ・トンプソン、ブライアン・ジェラティ。監督サイモン・ウェスト。２００６年製作のサスペンス。７９年製作「夕暮れにベルが鳴る」のリメイク。人里離れた丘の上に建つ一軒の豪邸にベビーシッターとしてやって来た女子高生ジル。２人の子どもはすでに２階の部屋で眠りについており、ただの留守番と変わらない気楽で静かな夜が迎えられるはずだった。ところがそこへ、正体不明の男からの不審な電話がかかってくる。最初はイタズラ電話かとタカをくくっていたがジルだったのだが・・・。面白かったです。設定は単純なのですが、最後まで引き付ける力があったな。映像や雰囲気も良かったです。ただ、ラストがあっさりしすぎている気もしましたね。最後にどんでん返しがほしかったな。　９０点　Ｒ

  2008年11月01日

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• ビッグホワイト

  『ビッグホワイト』　出演ロビン・ウィリアムズ、ホリー・ハンター、ジョヴァンニ・リビジ、ティム・ブレイク・ネルソン、ウディ・ハレルソン、アリソン・ローマン。監督マーク・マイロッド。２００５年製作のサスペンス・コメディ。アラスカで旅行代理店を営むポール（ロビン）はトゥーレット症候群という精神病に悩む妻マーガレット（ホリー）を療養させたいが、会社は倒産寸前で電話料金の支払いにも事欠く状態であった。そんなある日、彼は偶然にも殺し屋が会社の前のゴミ箱に隠した死体を見つけてしまう。しかしポールは警察に届けず、５年前から失踪している弟レイモンドにかけてあった１００万ドルの保険金を騙し取るため、その死体を弟が事故死したように見せかける。地元警察も上手く騙し、計画は成功したかに見えたが、保険調査員だけはポールを疑っていた。やがて、彼の計画は殺し屋達にも感ずかれ、ついには死んだはずの弟レイモンドまで現れてしまい、計画は予期せぬ方向へ転がっていく・・・。良かったです。未公開ですが、キャストも演技派が揃っていて見ごたえある作品でしたね。凍えるようなアラスカが舞台の、変わり者たちの大騒動ドラマです。見どころは、異色のキャストたちです。妻のためなら何でも出来てしまうポールことロビン・ウィリアムズ、ポールの失踪した弟で超乱暴者のウディ・ハレルソン、まじめな保険調査員でポールの弟の死に異常な執着を見せるジョヴァンニ・リビジ、チョット抜けてる殺し屋のティム・ブレイク・ネルソン、トゥーレット症候群で放送禁止用語連発なホリー・ハンターなど、どのキャラも個性的で笑わせてくれますよ。メイキングを見ると、アラスカでのロケの過酷さが伝わってきましたね。寒さや、天候と戦いながらの撮影はかなり大変だったみたいです。　１００点　Ｒ

  2008年10月24日

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• ウォンテッド

  『ウォンテッド』　出演ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、トーマスク・レッチマン、コモン。監督ティムール・ベクマンベトフ。２００８年製作のアクション大作。仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー（ジェームズ）。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックス（アンジェリーナ）が現われる。その直後、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれる。フォックスに守られながら急場を切り抜けるウェスリー。やがて、彼女にある集団のもとへと案内される。彼らはギリシャ神話の時代から神に代わり、＜運命の意志＞を実践してきた"フラタニティ"という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れるのだが・・・。面白い！！　想像以上に格好イイ作品でしたね。２００４年の「ナイト・ウォッチ」を観て、凄い映像を撮る監督がロシアから出てきたと思っていたのですが、あっという間にハリウッド進出を果たし、興行収入１億ドル突破の作品を作っちゃうのですから凄いです。見どころは、迫力あってカッコイイ映像ですね。オープニングのビルの屋上シーンからクギづけでしたね。映像だけでなく、主役のジェームズ・マカヴォイとアンジェリーナ・ジョリーの二人のアクションもキレがあり格好良かったな。カーアクションや、終盤の列車脱線、そしてクライマックスでの覚醒したウェスリーの反撃まで、全く飽きずに観られましたね。今後の作品にも期待のティムール・ベクマンベトフ監督ですが、まずはダーク・ファンタジー三部作の、「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」に続く「ダスク・ウォッチ」を早く撮ってほしいです。　１００点Ｓ

  2008年10月18日

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• デトロイト・メタル・シティ

  『デトロイト・メタル・シティ』　主演・松山ケンイチ。共演・加藤ローサ、秋山竜次、細田よしひこ、大倉孝二、岡田義徳、高橋一生、鈴木一真、宮崎美子、松雪泰子、ジーン・シモンズ。監督・李闘士男。２００８年製作の青春コメディ。オシャレな渋谷系ミュージシャンを夢見て大分の田舎から上京してきた純情青年、根岸崇一（松山）。ところがふと気づくと、事務所の豪腕女社長（松雪）によって悪魔系デスメタルバンド"デトロイト・メタル・シティ〔ＤＭＣ〕"のギターボーカル"ヨハネ・クラウザー２世"としてデビューさせられていた。根岸は、オシャレとポップソングが好きな憧れの女性・相川さん（加藤）にバレないようひた隠すが、ＤＭＣのデビュー・シングル『ＳＡＴＳＵＧＡＩ』は予想外の大ヒットとなり、根岸の思いとは裏腹にクラウザーさんはどんどんカリスマへの道を突き進んでしまうのだった・・・。最高！！！　面白い！！　素晴らしい作品に仕上がっていると思います。原作は読んでいませんが、観た人は皆満足しているんじゃないかな。見どころは、やっぱり松山ケンイチです。可愛らしい根岸崇一と、恐ろしくヘヴィメタルなクラウザーさんを、見事に演じきっていましたね。そして、どちらも凄く似合っていて、観ていて楽しかったです。改めて松山ケンイチの演技の上手さ素晴らしさを感じることが出来ましたね。　１００点　Ｓ

  2008年10月12日

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• ダークナイト

  『ダークナイト』　出演クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、モーガン・フリーマン。監督クリストファー・ノーラン。２００８年製作のアクション。新シリーズ第二弾。ゴッサムシティでは、バットマン（クリスチャン）とゴードン警部補（ゲイリー）が手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。だが、白塗りの顔に裂けた口の"ジョーカー"と名乗る正体不明の男（ヒース）が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。そんな中、新しく赴任した地方検事のハービー・デント（アーロン）は正義感に燃え、バットマンとも協力して犯罪の一掃を強力に進めていく。それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンたちを窮地に追い込むための謀略を開始するのだった・・・。面白かった！！　１５２分とチョット長い気もしましたが、重厚感あるダークな作品になっていると思います。そして、ヒース・レジャーが物凄いオーラある演技を魅せてくれますよ。全米では、歴代興行収入第二位に入るメガヒットとなった作品です。見どころは、全てですね。出演者が豪華なだけでなく、アクションシーンや、バットポッドが大活躍のカーチェイスシーン、大迫力の爆破シーンなど、飽きることがなかったです。そんな中、一番印象に残っているのは、ジョーカー役のヒース・レジャーです。あの存在感の凄さは半端じゃないです。バットマンとの戦いを楽しんでいる姿は、コミカルでもあり、恐ろしくもあり、格好良すぎでしたね。すでに他界してしまったヒース・レジャーですが、素晴らしい作品を残してくれましたね。　１００点　Ｓ

  2008年10月07日

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• 闇の子供たち

  『闇の子供たち』　出演・江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、豊原巧補、鈴木砂羽、塩見三省、佐藤浩市。監督・阪本順治。２００８年製作のサスペンス。日本新聞社バンコク支社の記者・南部浩行（江口）は、東京本社からの情報を基に、タイで行われている闇ルートの臓器移植の取材を開始する。同じ頃、東京の大学で社会福祉を学んだ女性・音羽恵子（宮崎）は、タイの社会福祉センターで子供たちのためのボランティア活動に従事する。やがて南部は、そんな音羽やタイでバックパッカーをしているフリーカメラマンの青年・与田博明（妻夫木）と出会い、彼らの協力を得て危険な取材を果敢に進めていく。一方音羽は、タイの子供たちが置かれた悲惨な現実に打ちのめされながらも、最近センターに姿を見せなくなった少女・アランヤーの救出に奔走する・・・。凄い作品だったな。幼児売春や臓器密売を巡る恐ろしい闇世界の話なので、重くて考えさせられる話です。阪本監督の演出と、豪華キャスト陣の迫真の演技が、交わることで素晴らしい作品に仕上がっていましたね。見どころは、江口洋介さんをはじめとする、キャストですね。真相を探るべく疾走する新聞記者の江口洋介さん、走り出したら止められないボランティアの宮崎あおい、迷走しているフリーカメラマンの妻夫木聡、そして、子供の命を助けたい一心の佐藤浩市さん。皆さん魅せてくれますよ。特に江口洋介さんの衝撃の真実とラストは印象に残りましたね。　９５点　Ｓ

  2008年10月03日

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• ハムナプトラ３ 呪われた皇帝の秘宝

  『ハムナプトラ３ 呪われた皇帝の秘宝』　出演ブレンダン・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ、ジョン・ハナー、リーアム・カニンガム、アンソニー・ウォン、ミシェル・ヨー。監督ロブ・コーエン。２００８年製作のアクション・アドベンチャー。古代中国。魔力を持った皇帝（ジェット）は、呪術師の娘ツイ・ユアン（ミシェル）に不死の魔術を発見させるが、皇帝に愛する人を殺された彼女は皇帝と臣下全員を呪いにかけ、陶器にしてしまうのだった。それから約２０００年後の１９４６年、ロンドンで幸せに暮らすリック（ブレンダン）とエヴリン（マリア）のオコーネル夫妻は、持ち主を不死の泉へ導くとされる "シャングリラの眼"を上海の博物館へ戻しに行く任務を外務省から託される。すると現地には、ハーバード大学に留学しているはずの息子アレックスがいた。実は彼は、２０００年前の皇帝陵を発掘する大偉業を成し遂げていたのだった。しかし、一家がその皇帝のミイラを見に博物館を訪れると、中国を世界最強の国にしようと手を組んだ館長とヤン将軍が"シャングリラの眼"を奪い取り、皇帝を生き返らせてしまうのだった・・・。７年ぶりのブレンダン・フレイザーは変わらず面白かったですが、今回エヴリンがマリア・ベロに変わっていましたね。問題ないと思って観ていましたが、やっぱりレイチェル・ワイズの方が良かったな。マリア・ベロだと格好良すぎて、可愛らしさが足りないかも。一番印象に残っているのは、ジェット・リーとミシェル・ヨーですね。二人が出ていることで全体のイメージが変わってしまうほど、二人のオーラは凄かったな。もちろんアクションシーンは、最高に格好良くて美しかったです。　９０点　Ｓ

  2008年09月27日

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• ハプニング

  『ハプニング』　出演マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、アシュリン・サンチェス、スペンサー・ブレスリン。監督、脚本Ｍ・ナイト・シャマラン。２００８年製作のミステリー・サスペンス。ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、中には唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ東部へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失していることだけだった。これら大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオット（マーク）らは、どこか安全な場所へ避難することにするのだが・・・。面白い！！　賛否両論ある作品ですが、個人的には大好きなシャマランワールドを堪能できて良かったです。日常の恐怖を描くのが本当に上手い監督だと思います。見どころは全編です。皆が気になっている、何が起こっているのか？　何が原因なのか？　最後はどうなるのか？　もちろん言いませんが、納得できる回答が用意されています。自殺するシーンが多いので、少し気持ち悪いかもしれませんが、不気味な雰囲気は素晴らしかったですね。　１００点Ｓ

  2008年09月22日

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• ブレイブ ワン

  『ブレイブ ワン』　主演ジョディ・フォスター。共演テレンス・ハワード、ナヴィーン・アンドリュース、メアリー・スティーンバージェン、ニッキー・カット。監督ニール・ジョーダン。製作ジョエル・シルヴァー。２００７年製作のサスペンス・アクション。ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティを務めるエリカ（ジョディ）は、婚約者デイビッド（ナヴィーン）との挙式を間近に控えていた。そんなある日、２人は愛犬を連れた散歩中に３人組の暴漢に襲われ、デイビッドが命を落としてしまう。幸せの絶頂を目前に絶望の淵へ突き落とされたエリカ。そんな彼女とは対照的に、警察の事件への取り組みはおざなりだった。そこで彼女は、自分で我が身を守るしかないと拳銃を手に入れる。そしてある時、偶然入ったコンビニの中で銃殺現場に遭遇、自分も狙われたエリカはとっさに引き金を引くのだった。その瞬間、彼女の中で何かが目覚める・・・。凄かったですよ！　予想に反してかなり過激な作品でしたね。ジョディ・フォスターに、そこまでさせるかって思いましたけど。賛否両論出そうな内容ですが、個人的には最高だったな。少しやりすぎな所もありますが、一人で復讐を成し遂げるジョディ・フォスターは格好いいですよ。　９５点　Ｒ

  2008年09月16日

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• スピードマスター

  『スピードマスター』　出演・中村俊介、北乃きい、内田朝陽、中山祐一朗、鮎貝健、脇阪寿一、鈴木慶一、大友康平。監督・須賀大観。２００７年製作のカー・アクション。かつて無敵を誇った走り屋の颯人（中村）は、バトルで友人を失ったことで速さを求めることに虚しさを覚え、ステアリングを置きあてのない放浪を続けていた。ある日彼は、傾きかけた父の修理工場"桜井モータース"の立て直しに奮闘する少女、まひろ（北乃）と出会う。そして、しばらくの間、桜井モータースで働くことにした颯人だったが・・・。面白かった！　予想以上に良くできていたな。全体を包む雰囲気や、音楽、色、架空都市など、全てが上手く絡み合ってまとまっていたと思います。主演の中村俊介、北乃きい、大友康平さんも良かったですが、一番は、内田朝陽です。普通じゃないキレた演技がハマっていましたね。時々見せるコミカルな部分も面白かったです。　９５点　Ｒ

  2008年09月11日

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• 太陽が弾ける日

  『太陽が弾ける日』　主演・小沢仁志。共演・大山なつ、小沢和義、金山一彦、本宮泰風、大沢樹生、遠藤憲一、寺島進、加藤雅也。監督・横井健司。２００７年製作のアクション・ドラマ。フィリピンのスラム。日本人とフィリピン人との混血児であるトニー、マックス、レイは、"ジャッピーノ"と差別されながらも幼い頃から血の繋がらない兄妹として支え合って生きてきた。やがてマックスとレイがそれぞれの幸せに向けて確かな道を歩む中、酒とドラッグに溺れ、社会の底辺から抜け出せずにいたトニー。そんなある日、裏社会で大きくのし上がるチャンスが巡ってきたかに思われたトニーだったのが・・・。小沢仁志さん俳優活動２５周年記念作品ですが凄かったですよ。ＤＶＤは劇場公開時より倍近く長い３時間４２分の超大作です。名作「スカーフェイス」のアル・パチーノのように頂点を掴み取るまでをヴァイオレントに描いています。見どころは、もちろん主演の小沢仁志さんです。２年前に撮影されたようですが、灼熱のフィリピンを舞台に、ギラギラした闘志むき出しのトニーを見事に演じていましたね。怖いオーラが出まくりだったな。他にも、小沢組の小沢和義さん、本宮泰風さん、大沢樹生さん、遠藤憲一さん、寺島進さん、加藤雅也さんなど、裏の世界を演じされたら最高に上手い彼らが、英語の台詞で魅せてくれますよ。これからも小沢兄イには、走り続けてほしいです。　１００点　Ｒ

  2008年09月06日

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• ゾンビーノ

  『ゾンビーノ』　出演キャリー＝アン・モス、ビリー・コノリー、ディラン・ベイカー、クサン・レイ、ヘンリー・ツェーニー。監督アンドリュー・カリー。２００６年製作のホラー・コメディ。かつて地球では何かの拍子にゾンビが大量発生し、人間を襲い始めた。ゾンビ戦争と呼ばれたゾンビと人間の戦いは長きにわたったが、ゾムコン社が開発した特殊な首輪が、そんな人間の危機を救った。その首輪をはめたゾンビはおとなしく従順になり、現在では家事も出来るペットとして一般家庭でごく普通に飼われるようになっていた。ウィラードという平和な田舎町に暮らす友だちのいない少年ティミー。彼の家でも、完璧主義の母ヘレンが世間体を気にしてゾンビを飼うことに。最初はゾンビに関心のなかったティミーだったが、ある日、いじめっ子から守ってくれたのをきっかけに友情が芽生え始めるのだが・・・。面白かったです。ゾンビをペットとして飼っていた時代の話って設定だけで面白そうですよね。話も想像つきますが、それ以上の面白さでしたし、５０年代アメリカの時代背景とゾンビが意外とマッチしていて良かったです。ゾンビなので、人を襲うシーンや、食べてしまうシーンは、少し気持ち悪いですけど、基本的にコメディなので楽しめると思いますよ。　９５点　Ｒ

  2008年09月01日

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• 探偵物語

  『探偵物語』　出演・中山一也、真木蔵人、菊池亜希子、阿藤快、渡辺裕之、ＩＺＡＭ、角田伸朗、風間トオル、真樹日佐夫、内田裕也。監督・三池崇史。２００７年製作のミステリー・サスペンス。同じ名前の探偵・風間雷太(中山)の隣に引っ越してきた事から、高島雷太(真木)は、この怪しい男に付きまとわれていた。そんなある夜、風間を訪ねてきた女が殺されてしまう事件が発生し、その後も第二、第三の殺人事件が続いていく。真相を追う二人の雷太の前に"悲劇の鬼才青山幽樹"の影が浮かび上がるのだが・・・。面白かった！！　メジャーになってもインデペンデントな作品を作り続けている三池崇史監督作。主演は「ＩＺＯ」の中山一也さんです。今回も格好イイ演技を魅せてくれますよ。怪しい動きも多いですけどね。見どころは、主演の中山一也さんですね。真木蔵人とのコンビで連続猟奇殺人の謎に迫っていきますが、登場シーンから、インパクトありすぎ。鋭い目つきで圧倒されたな。コミカルな演技からシリアスな演技まで楽しませてくれますよ。監督も言っていましたがラストシーンの「生えてきた！」は、さすが三池監督っていう素晴らしいシーンです。あと、出番は少ないですが、内田裕也さんのオーラは凄かった！　オープニングからクギづけになってしまいましたね。猟奇殺人なので気持ち悪いシーンもありますが、シリーズにできそうな感じなので、続きに期待したいですね。　１００点　Ｒ

  2008年08月29日

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• 憑神（つきがみ）

  『憑神（つきがみ）』　主演・妻夫木聡。共演・夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、笛木優子、佐藤隆太、赤井英和、森迫永依、香川照之、西田敏行、江口洋介。監督・降旗康男。２００７年製作のコメディ・ドラマ。時は幕末。代々将軍の影武者を務めてきた由緒ある家柄の次男として生まれた別所彦四郎（妻夫木）。彼はある日、昌平坂学問所のライバルで今では軍艦頭取に出世した榎本武揚と再会する。実は、彼が成り上がったのは、向島の"三囲（みめぐり）稲荷"にお参りしたお陰である、と耳にする彦四郎。そのあと酔って転げ落ちた土手のふもとに"三巡（みめぐり）稲荷"を発見した彦四郎は、思わずお祈りするのだった。しかし、そこは災いの神を呼び寄せる"みめぐり"違いのお稲荷様で、彦四郎は貧乏神と疫病神そして死神にまで取り憑かれてしまうのだった・・・。面白かったです。コミカルな役が妻夫木聡は上手いですよね。貧乏神、厄病神、死神の３人とのやり取りも見事でしたね。見どころは妻夫木聡ですね。最初はだらしない彦四郎ですが、３人の神と関わることで、人として、武士として、やるべきこと、意味をみつけていく。そして、死神をも味方につけてしまう人間に、成長していく姿が格好イイです。佐藤隆太とのコンビも良かった。３人の神で一番好きなのは、やっぱり西田敏行さんですね。かなり笑わせてくれますよ。陽気なところも西田さんならではです。他にも、江口洋介さん、香川照之さん、佐々木蔵之介さん、夏木マリさんなど、素晴らしい演技の共演者たちが脇を固めています。　９０点　Ｒ

  2008年08月25日

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• ゴースト・ハウス

  『ゴースト・ハウス』　出演クリステン・スチュワート、ディラン・マクダーモット、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・コーベット、エヴァン・ターナー。監督オキサイド・パン。ダニー・パン。製作サム・ライミ。２００７年製作のホラー。大都会シカゴに暮すソロモン一家。長女ジェス（クリステン）が問題を起こし、失業中の父ロイと母デニースの夫婦仲も悪くなるばかり。そんな崩壊寸前の家族の絆を取り戻すため、ロイは静かな場所を求めてノースダコタの人里離れた農場を購入、一家で引っ越してくる。ところが、一家が移り住んで間もなく、ジェスと幼い弟ベンは家の中に潜む不気味な何かの存在を感じ始める。しかし、ヒマワリ畑の成功に賭ける両親は、そんなジェスの訴えをまともに取り合おうとはしないのだったが・・・。面白かったです。公開時には見逃してしまいましたが、ハリウッド進出作品でもパン・ブラザースの力を遺憾なく発揮し素晴らしい作品になっていると思います。見どころは、徐々に見えてくるゴーストたちですね。内容的には定番な作品なのですが、パン兄弟独特の見せ方が素晴らしくハマっていて怖かったです。初期の「呪怨」のような恐ろしさが漂っていましたね。　１００点　Ｒ

  2008年08月22日

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• 主人公は僕だった

  『主人公は僕だった』　主演ウィル・フェレル。共演エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ、マギー・ギレンホール、リンダ・ハント。監督マーク・フォースター。２００６年製作のファンタジー・コメディ。国税庁の会計検査官ハロルド・クリック（ウィル）は、規則正しく単調な毎日を送る平凡な男。ところがある朝、彼の頭にナレーションのような女性の声が聞こえてくる。それは断続的に聞こえるようになり、文学的な表現でハロルドの行動を的確に描写していく。どこかで自分を主人公にした小説が書かれていると疑い始めたハロルドは、"このささいな行為が死を招こうとは、彼は知るよしもなかった"という信じがたいフレーズを聞いてしまう・・・。アメリカで大人気のウィル・フェレル主演作ですが、面白かったですよ。特にラストが良かったです。少し設定が想像とは違っていましたが、素晴らしい作品だと思います。見どころは、ウィル・フェレルですね。序盤は、少しコミカルな彼を楽しみ、マギー・ギレンホールが登場するあたりから、ラブコメなウィルになり、最後はシリアスなウィル・フェレルへと変化していきます。運命を受け入れたウィルが格好イイよ。　９５点　Ｒ

  2008年08月18日

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• 地球外生命体捕獲

  『地球外生命体捕獲』　出演アダム・カウフマン、キャサリン・マンガン、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ポール・マッカーシー＝ボーイントン、ジェームズ・ギャモン。監督エドゥアルド・サンチェス。２００６年製作のＳＦホラー。アメリカの片田舎。デューク、コディ、オーティスの３人の男たちは、森の中である生き物の捕獲に乗り出していた。彼らは１５年前の少年時代、その生き物に拉致され、その後の人生を狂わされてしまったのだった。そんな彼らに、ついに復讐のチャンスが訪れるのだったが・・・。予想以上に面白かったです。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の監督の最新作ですが、こちらも無駄を省いて作った感じがしましたね。見どころは、捕獲されたエイリアンです。かなりリアルに作られていて、徐々に狂暴になっていく姿は恐ろしかったな。中盤、エイリアンが仲間を呼ぶので、クライマックスに期待していたのですが、低予算な登場の仕方でチョット残念でしたね。　９０点　Ｒ

  2008年08月15日

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• エイリアンＶＳヴァネッサ・パラディ

  『エイリアンＶＳヴァネッサ・パラディ』　主演ヴァネッサ・パラディ。共演ジェイソン・フレミング、ブノワ・ポールヴールド、ジャン・ピエール・マリエール。監督ディディエ・ポワロー。ティエリー・ポワロー。２００４年製作のＳＦコメディ。片田舎の小さな町スコットレット。この町で開催されるフェスティバルに参加するためやってきたスタントマンのジェームスは、町を牛耳るボスコの一人娘で歌手のコンチャと出会い、２人は一瞬にして恋に落ちてしまう。それを快く思わないボスコは、ジェームスがスタントを失敗して彼の経営する酒場を破壊してしまったのをいいことに、ジェームスを１３３年の禁固刑に処してしまう。傷心を癒そうと歌に没頭するコンチャ。一方決死の脱獄に成功したジェームス。コンチャの元へと向かうが、町では凶暴なエイリアンの襲撃が始まっていた・・・。最高！！　面白い！　かなりキレてる映画です。邦題から凄いインパクトですが、歌が大好きなヴァネッサ・パラディの周りに、スタントマンや、音楽プロデューサー、怖い父親、エイリアンたちが現れて、ゴチャ混ぜバトルを繰り広げる話です。見どころは、全てです。砂が舞う乾いた土地の映像と、ロックな音楽がバッチリ合っていましたね。そして、中盤から登場のエイリアンが実に見事。空飛ぶタコのように触手が不気味で動きも怖すぎ。水面に移る姿が印象に残ったな。キャスト陣は、ヴァネッサ・パラディ演じるロックな女もいいですが、ジェイソン・フレミングのワルなスタントマンも格好良かったな。二人のラブ・ストーリーも好感。クライマックスは、極悪エイリアンとのバトル、そして、ロケットマンや、異空間など、凄い展開にクギづけになると思いますよ。　１００点　１２

  2008年08月11日

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• インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国

  『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』　主演ハリソン・フォード。共演シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート。監督スティーヴン・スピルバーグ。製作総指揮ジョージ・ルーカス。２００８年製作のアクション・アドベンチャー。１９５７年、アメリカ国内で米兵に扮した女諜報員スパルコ（ケイト）率いるソ連兵の一団が米軍基地を襲撃。彼らは、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという"クリスタル・スカル"を探し求め、その手掛かりを辿っていた。そしてそこには、なんとインディ（ハリソン）が捕らえられ、クリスタル・スカルの捜索を強要されていたのだった。しかし、スキをみて脱出を図り、何とかスパルコの手を逃れたインディは考古学教授として赴任している大学へと舞い戻る。すると今度は、彼の前に一通の手紙を携えたマット（シャイア）という青年が現われる・・・。ハリソン・フォード、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスの黄金トリオで１９年ぶりに復活した人気シリーズ第４弾ですが面白かったですよ。ジョン・ウィリアムズのあのテーマ曲が流れるとテンション上がりますよね。見どころは、やっぱり全部ですね。オープニングの一騒動から始まり、恒例の大人の追いかけっこ、罠や仕掛けで動く岩や洞窟、「レイダース」以来のカレン・アレンの意外な登場、そして、"５１"がらみのメインテーマと、見どころ満載でしたよ。　９５点　Ｓ

  2008年08月08日

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• ザ・マジックアワー

  『ザ・マジックアワー』　出演・佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、香川照之、堀部圭亮、寺脇康文、唐沢寿明。監督・脚本・三谷幸喜。２００８年製作のコメディ。港町・守加護（すかご）。街を牛耳るギャングのボス・天塩（西田）の愛人・マリ（深津）に手を出してしまった手下の備後（妻夫木）。だが天塩に捕まり絶体絶命となってしまう。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、５日以内に幻の殺し屋"デラ富樫"を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単に見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹（佐藤）を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋"デラ富樫"を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが・・・。最高！！　面白いですよ。三谷監督の前作「ＴＨＥ 有頂天ホテル」より間違いなく面白いです。公開前にテレビで宣伝しまくっていましたが、物凄くヒットしたみたいですね。見どころは、デラ富樫を演じた佐藤浩市さんです。予想以上に笑わせてくれましたね。寺島進さんと共にセンスある笑いを魅せてくれますよ。素晴らしいです。他にも、妻夫木聡や伊吹吾郎さん、そして西田敏行さんなど、楽しい演技を見せてくれますよ。この作品、賛否両論あるようですが、細かいツッコミなんかせずに、単純に楽しめばいいと思います。観れば笑えて気分よくなれる作品ですからね。これからも三谷監督には期待したいです。　１００点　Ｓ

  2008年08月05日

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• ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン！

  『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン！』　出演サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベント、パディ・コンシダイン、ティモシー・ダルトン、ビル・ナイ。監督、脚本エドガー・ライト。２００７年製作のアクション・コメディ。首都ロンドンで日夜市民の安全を守り続ける勤勉な警察官、ニコラス・エンジェル巡査（サイモン）。その活躍ぶりは誰もが認めるところ。しかし、あまりにも優秀すぎるがゆえに同僚たちの反感を買い、ついにはのどかな田舎町サンドフォードの警察署に左遷されてしまう。事件らしい事件も起こらず途方に暮れるニコラス。おまけに、無理やり組まされた相棒のダニー（ニック）は脳天気な上に無類の警察映画オタクで、映画と現実を混同してはニコラスを辟易させる。そんな中、突然彼らの周囲で明らかに不審な死が相次いで発生する・・・。最高！！に面白かったです。未公開のままＤＶＤ化されてしまうとこだったのですが、署名活動によって公開されることになった作品です。そして、期待以上に面白く、楽しい気分にさせてくれましたね。見どころは、全部ですね。タランティーノ・ファミリーのエドガー・ライト監督ならではの、こだわりやマニアックな作りは観ていてまったく飽きなかったです。笑いあり、アクションあり、ホラーありの、エンターテイメント映画です。劇場には、予想以上にたくさんのお客さんがいてチョット驚きましたね。映画が始まると大盛り上がりで皆爆笑でしたよ。本当に素晴らしいコメディです。　１００点　Ｓ

  2008年08月02日

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• イースタン・プロミス

  『イースタン・プロミス』　主演ヴィゴ・モーテンセン。共演ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー＝スタール、イエジー・スコリモフスキー。監督デヴィッド・クローネンバーグ。２００７年製作のヴァイオレンス・アクション。クリスマスを控えたロンドン。助産婦のアンナ（ナオミ）が働く病院に、１０代の幼い妊婦が運び込まれる。少女は、女の子を産んだ直後、息を引き取った。少女のバッグからロシア語で書かれた日記を見つけ出したアンナは、孤児となった赤ちゃんのためにと少女の身元を調べ始める。ロシア語の分からないアンナは、挿まれていたカードを頼りにロシア料理の店を訪ねる。そしてその店の前で、運転手だという謎めいた男、ニコライ（ヴィゴ）と出会うアンナだったが・・・。凄い映画でしたね。主演のヴィゴ・モーテンセンを、とにかく格好良く撮っている作品です。サングラス姿は最高にカッコイイ。ファンは必見ですね。見どころは、もちろんヴィゴ・モーテンセンです。ヴァンサン・カッセルの運転手役ですが、彼より存在感ありましたね。静かな男の怖さが伝わってきますよ。サウナでの体を張ったアクションシーンは印象に残ったな。全身タトゥーもお見逃しなく。　１００点　Ｓ

  2008年07月29日

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• アフタースクール

  『アフタースクール』　出演・大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、田畑智子、常盤貴子、北見敏之、伊武雅刀。監督・脚本・内田けんじ。２００８年製作のサスペンス・コメディ。母校の中学校で働く人のいい教師、神野（大泉）。夏休みにもかかわらず部活動のために出勤していた彼は、そこで同級生だと名乗る男（佐々木）と出会う。男は、神野の同級生で親友のエリートサラリーマン、木村（堺）の行方を追っていた。神野はちょうどその朝、仕事で全然つかまらない木村に代わって産気づいた彼の妻を病院へ運び、そのまま出産に立ち会ってきたところだった。そんな神野に男は、昨日撮られたという写真を見せる。そこには、若い女性と車に乗り込む木村の姿が。動揺する神野は、男の強引なペースに引きずられるように木村捜しを手伝わされるハメになるのだったが・・・。内田監督の前作「運命じゃない人」が、凄く面白い素晴らしい作品だったので、期待していたのですが、少し物足りない感じでしたね。内容はいいと思うのですが、驚きがあまりなかった気がします。前作のような、時間軸を前後させて描くことで、謎の行動の真実が明かされていく作りではなく、今回は、最後まで普通に進むのですが、実は裏のキャラクター設定がありましたって感じの作品でしたね。ただ、もう一度観たくなるタイプの作品なのでＤＶＤになったらまた観てみたいと思います。　９０点　Ｓ

  2008年07月26日

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• リボルバー

  『リボルバー』　出演ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、ヴィンセント・パストーレ、アンドレ・ベンジャミン、マーク・ストロング、テレンス・メイナード。監督、脚本ガイ・リッチー。２００５年製作のクライム・サスペンス。カジノ王マカ（レイ）に雇われるも罠にハメられ、７年間の刑務所暮らしを強いられたジェイク（ジェイソン）。彼はその投獄生活の中で出会った"チェスの天才"と"詐欺の達人"からあらゆる手口を伝授され、ペテンの方式＝"究極の勝利の方程式"を習得する。こうして凄腕のギャンブラーとして出所したジェイクは賭場で無敵を誇り、ついにはマカのカジノで圧勝、大金をせしめるのだった。一方、さらなる復讐を怖れたマカは百発百中の殺し屋ソーターにジェイク抹殺を指示。だが、ジェイクはそんな危機も突然現われた謎の２人組ザックとアヴィに救われる。しかし、ジェイクはすでに新たな罠の迷宮へ足を踏み入れてしまっていた・・・。ガイ・リッチーが、「スナッチ」や「ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」の路線に戻ってきた作品です。そして期待通り、ジェイソン・ステイサムを主演に、格好イイ作品を作り上げたと思います。見どころは、ジェイソン・ステイサムですね。いつもと違うロン毛のジェイソンも渋く格好良かったな。大好きなマカことレイ・リオッタとの、一歩も引かぬ戦いも良かったし、後半の謎めいた展開もクギづけでしたね。エンドロールも驚きですよ。今回、お蔵入り寸前での公開になりましたが、ガイ・リッチーには、まだまだ頑張って男くさいＢ級作品を作っていってほしいです。　９５点　Ｓ

  2008年07月23日

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• シューテム・アップ

  『シューテム・アップ』　出演クライヴ・オーウェン、ポール・ジアマッティ、モニカ・ベルッチ、スティーヴン・マクハティ、グレッグ・ブリック。監督マイケル・デイヴィス。２００７年製作の痛快・ガン・アクション。冬のニューヨーク。黒のロングコートに身を包むスミス（クライヴ）は、ひょんなことから怪しい男に追われる妊婦を助けるハメに。だが男の仲間たちが次々と現われ銃を乱射し襲い掛かってくる。応戦するスミス。ところが妊婦はショックで産気づくや、赤ん坊を産み落としてすぐ流れ弾に当たってあっけなく絶命。やむを得ず赤ん坊を拾い上げたスミスは、なおも執拗に迫る追っ手をかわして昔なじみの娼婦ドンナ（モニカ）のもとへ。しかし赤ん坊の命に執念を燃やす男たちのボス・ハーツは、スミスの居場所を難なく突き止めると、５０人の部下を従え襲撃へと向かうのだった・・・。最高！！！　８６分間撃ちまくりで飛ばしますよ。オープニングからニンジンが大好きなクライヴ・オーウェンにクギづけになりましたね。見どころは全てですね。ほとんどのシーンが銃撃戦なのですが、前半のモニカ・ベルッチと赤ちゃんの３人一緒での銃撃シーンから、終盤のカー・チェイスや、スカイダイビングをしながらの銃撃戦まで、すべてが格好良かったですよ。監督のマイケル・デイヴィスは、初のメジャー作品のようですが、今後の作品に凄く期待したい監督ですね。　１００点　Ｓ

  2008年07月20日

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• 秘密結社 鷹の爪 ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ ２ ～私を愛した黒烏龍茶～

  『秘密結社 鷹の爪 ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ ２ ～私を愛した黒烏龍茶～』　監督・脚本・編集・声の出演・ＦＲＯＧＭＡＮ。２００８年製作のギャグ・アニメ。何をやってもダメな秘密結社鷹の爪団。完成したスーパーセントウロボを使って世界征服をたくらんでいるが、"戦闘ロボ"かと思いきや、お風呂の説明が得意な"銭湯ロボ"が出来上がっている始末。そんなある日、デラックスファイターが経営する会社の株価が大暴落する。きっかけはブログ炎上なのだが、実は株を買い占めたＭｒＡの仕業だった。そんなニュースを見ていた鷹の爪団は、ネットの力を利用すれば、簡単に世界征服ができると考えるのだが・・・。劇場版２作目ですが、今回も笑わしてもらいましたね。変わらないユルイギャグや、スポンサーを前面に出した作り、予算メーター、リラックスタイムや、告白タイムなど、飽きさせない作りも良かったです。好きなシーンは、戦闘員・吉田の故郷である、島根県吉田村の面々ですね。基本的に顔は一緒ですが、皆キャラが濃くて最高だったな。見ているだけで笑える感じです。ＦＲＯＧＭＡＮさんによると、まだまだシリーズを続けていくようなので、今後に期待したいですね。それと、同時上映「古墳ギャルのコフィ」もお見逃しなく。　１００点　Ｓ

  2008年07月17日

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• ランボー

  『ランボー』　主演、製作、脚本シルヴェスター・スタローン。共演リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、ジャック・スターレット、デヴィッド・カルーソー。監督テッド・コッチェフ。８２年製作のアクション。ベトナム帰りの復員兵ランボーは、戦友を訪ねるが化学兵器の後遺症で死んでしまっていた。悲しみを胸にある町にやって来るが、地元警察に厄介払いされてしまう。復員兵に冷たい国への怒りが、よそ者に対する警察の屈辱的扱いをきっかけに爆発。たった一人の軍隊と化したランボーは、数百人の警官隊を相手に壮絶な戦いを開始するのだった・・・。最高！！　何度観ても面白い傑作です。シリーズの中で一番好きですね。ただ町で食事をしたかっただけなのに、ランボーを拒む保安官。そして行われる一方的な暴力。絶対、何も悪くないランボーを応援しちゃいますね。相手を殺すことなく制圧していくランボーが、とにかく格好イイです。そして、ジェリー・ゴールドスミスのスコアも耳に残るほど格好イイ。必見です。　１００点　Ｖ

  2008年07月14日

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• １３日の金曜日

  『１３日の金曜日』　出演ベッツィ・パルマー、エイドリアン・キング、ハリー・クロスビー、ローリー・バトラム、マーク・ネルソン、ケヴィン・ベーコン。監督、製作ショーン・Ｓ・カニンガム。特殊メイク、トム・サヴィーニ。８０年製作のスラッシャー・ホラー。１３日の金曜日。クリスタル湖のキャンプ場を開くために各地から集まってくる若者たち。だが、彼らの様子を伺う視線が。夜を迎え、一人また一人と殺人鬼の餌食となっていく・・・。超久しぶりに観ましたが、改めて凄い作品だなと思いました。ストーリーがほとんどなくひたすら殺しまくるんですけど、昔はテレビでよく放送されていたんですよね。今ではありえないですけど。見どころはショック・シーンですね。『封印殺人映画』で、トム・サヴィーニが様々な殺し方を考えるのが大変だったと言っていたのですが凄かったな。ナイフやアーチェリー、銛、そして斧と、どれも見事な殺し道具に変身していましまね。あと、音楽も、震えるほど怖いのですが、一番恐ろしいのはラストシーンですね。何度観てもインパクトがあって素晴らしいシーンだと思います。　１００点　Ｒ

  2008年07月11日

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• 死角都市・香港

  『死角都市・香港』　出演・金城武、ユン・ピョウ、キャシー・チョウ、ウー・マ、アナベラ・ラウ。監督・製作・出演サモ・ハン・キンポー。９５年製作のアクション。熱血刑事ピエール（サモ・ハン）が勤める署に、二人の新入りがやって来た。一人はイギリス帰りのエリート、タク警部（金城）。もう一人は新人婦警のヤウチェン。ピエールはタク警部の下で働くことになったが、一方彼女とはいい仲に。ところが日本のヤクザが署を襲撃し、さらに仲間割れした犯人グループにヤウチェンを誘拐されてしまう・・・。面白い！！　見逃していましたね。定番の香港・アクション・コメディなのですが、サモ・ハンとユン・ピョウ、金城武が、見事に魅せてくれています。見どころも満載です。オープニングのバスでの一騒動から、クライマックスの大乱闘まで、どのシーンも格好良く、そして笑えましたね。サモ・ハンとユン・ピョウのアクションはよく知っていますが、この作品での金城武は頑張っていますよ。二人に引けをとらないくらいキレがあったな。コミカルな演技も皆最高でしたね。アクションだけでなく、ラブコメ要素も入っているのも良かったです。それと、エンドロールがラストカットを撮り終えたその後を、そのまま流していて面白かったな。皆ハイテンションで大盛り上がりです。　１００点　Ｒ

  2008年07月08日

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• ビロウ

  『ビロウ』　出演マシュー・デイヴィス、ブルース・グリーンウッド、オリヴィア・ウィリアムズ、ホルト・マッキャラニー、ジェイソン・フレミング。監督デヴィッド・トゥーヒー。２００２年製作の潜水艦サスペンス。第二次世界大戦最中の１９４０年、アメリカ軍潜水艦タイガー・シャークは大西洋海域を航海中、ドイツ軍潜水艦Ｕボートに撃沈されたイギリス病院船の生存者３名を救助する。そのうちの一人は看護婦のクレアという女性だった。この時代、"女性は潜水艦に不吉な災いをもたらす"と信じられていたことから、艦内に戦慄が走る。やがて、敵艦をやり過ごすため静まりかえっていた艦内で突如レコードが鳴り響いたり、不気味な囁き声が聞こえるなどの不可解な現象が起こり始める・・・。何度か観ていますが好きな作品です。潜水艦内が舞台なので、全体を包む重い空気や、息苦しさが、凄く伝わってきますよ。監督のデヴィッド・トゥーヒーは傑作「ピッチブラック」も監督しています。前半は、女性を乗せてから、何かがおかしいぞという感じで進むのですが、後半以降は、精神的に皆狂ってきて、そこに衝撃の真実が加わり追いつめられていきます。怪物に襲われるような話ではないですが、人間の怖さが見事に描かれていますよ。　９５点　１２

  2008年07月05日

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• デッドゾーン

  『デッドゾーン』　主演クリストファー・ウォーケン。共演ブルック・アダムス、マーティン・シーン、ニコラス・キャンベル、トム・スリケット。監督デヴィッド・クローネンバーグ。原作スティーヴン・キング。８３年製作のＳＦ・サスペンス。交通事故に遭い昏睡状態だった男ジョニー・スミス（クリストファー）。５年後、彼は覚めるが、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになっていた。恋人も失い途方にくれる中、ある議員が世界を破滅に導くことを知ってしまう・・・。良かったですね。スティーヴン・キングとデヴィッド・クローネンバーグがタッグを組んだ、２５年前の作品です。主演のクリストファー・ウォーケンが若い！！でもオーラはやっぱり凄いです。見どころは、クリストファー・ウォーケンですね。特別な能力を突然与えられてしまった男を見事に演じています。力を使うべきか、封印すべきか迷い、そして、ある決断をする。切なくなってしまうラストの演技は見ごたえありますよ。　９５点　１２

  2008年07月02日

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• タクシードライバー

  『タクシードライバー』　主演ロバート・デ・ニーロ。共演シビル・シェパード、ピーター・ボイル、ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル。監督マーティン・スコセッシ。音楽バーナード・ハーマン。７６年製作のバイオレンス・ドラマ。ベトナム帰りの青年トラヴィスは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる・・・。何度も観ていますが大好きな作品です。３０年以上前の作品とは思えない過激な作りがお気に入りですね。見どころは、トラヴィスを演じたロバート・デ・ニーロですね。すべてに苛立っている青年を見事に演じていて、終盤に見せる驚きの変身と、行動は怖すぎでしたね。好きなシーンは、鏡の前で銃を構えながら語るシーンと、モヒカン初披露のシーンかな。他にも、若いハーヴェイ・カイテルやジョディ・フォスターなど、見どころ満載です。それと、バーナード・ハーマンのスコアも最高にカッコイイ！　１００点　Ｎ

  2008年06月29日

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• ガルーダ

  『ガルーダ』　出演ソンラン・テピタック、サラ・レッグ、ダニエル・フレイザー、ヤニー・トラモン。監督モントン・アラヤンクン。２００４年製作のＳＦ・パニック。バンコクの地下鉄工事現場で発見された謎の化石。考古学者リーナと相棒のティムはそれが、３０年前にリーナの父がインドの砂漠で見つけたのと同じ、伝説の神獣ガルーダのものと判断。だがトスチャイ隊長率いるタイ軍特殊部隊は現場を封鎖し、全てを隠蔽しようとする。彼らは大衆の信仰心を守るため、かつて神と呼ばれた古代生物を抹殺する特殊部隊だったのだ。しかし、化石だと思われたガルーダは生きており、目覚めるやいなや隊員たちに襲いかかってくる・・・。面白い！！　未公開のタイ映画ですが良かったです。モントン・アラヤンクン監督はこれがデビュー作のようですが凄い作品を作りましたね。見どころは、伝説の怪鳥ガルーダ。かなり狂暴で頭のいいガルーダですが、迫力があって、ＣＧで描かれた動きや表情がリアルでしたね。終盤、地上に現れるシーンで見せる、大きな羽が格好良かったな。ガルーダを倒すため特殊部隊が出てくるのですが、その描き方が面白かったです。とにかく格好良く撮りたいみたいで、無駄にスローにしたり、余計なカットが多かったり、最初はいらないシーンだと思っていたのですが、だんだんその無駄が格好良く見えてくるんですよね。不思議。その特殊部隊とガルーダとのバトルで必見なのが、ナイフ使いとガルーダの勝負シーンです。とにかく最高にカッコイイシーンですよ。　１００点　Ｒ

  2008年06月26日

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• デス・サイト

  『デス・サイト』　出演ステファニア・ロッカ、リーアム・カニンガム、フィオーレ・アルジェント、クラウディオ・サンタマリア。監督、脚本ダリオ・アルジェント。音楽クラウディオ・シモネッティ。２００４年製作のホラー・サスペンス。警察官・アンナのもとに突然送られてきた謎のＥ－ＭＡＩＬ。そこに添付されていた奇妙なオンラインポーカーゲームサイトにアクセスすると、そこには拉致されている女性の映像が。そして、助けたければゲームに参加しろと告げてくるのだった・・・。ダリオ・アルジェント監督２００４年の未公開作品ですが、想像以上に面白かったです。サスペンス作品にショック・シーンが散りばめられている感じですね。印象に残ったシーンは、死体が水を吹き出すシーンと、パーティ・シーンですね。どちらもチョット笑えるシーンになっていて良かったな。それと、最後に出てくる屋敷が、不気味な雰囲気と美しさを持っていて素晴らしかったです。　１００点　Ｒ

  2008年06月23日

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• スリープレス

  『スリープレス』　出演マックス・フォン・シドー、ステファノ・ディオニジ、キアラ・カゼッリ、ロベルト・ジベッティ、ロッセラ・ファルク。監督・脚本ダリオ・アルジェント。音楽ゴブリン。２００１年製作のサスペンス・ホラー。１９８３年。イタリア、トリノ。市民は、若い女性ばかりを狙った悲惨な連続殺人事件に震撼していた。この日もまた、とあるアパートでひとりの若い母親が無惨に殺害される。駆けつけたモレッティ警部（マックス）は、母の死体を前に呆然と立ち尽くす少年ジャコモに、「犯人は必ず見つけ出す」と誓うのだった。やがて、容疑者と目された小人の作家が変死体で発見され、事件は幕を閉じた。それから１７年後、当時との関連を示す連続殺人事件が発生。既に現役を引退したモレッティと青年となったジャコモは警察とは別に二人で協力して事件の捜査に乗り出すのだった・・・。初期のサスペンス路線にダリオ・アルジェント監督が帰ってきた作品ということで絶賛されていますが、ホントに素晴らしい作品でしたよ。１１７分クギづけでしたからね。見どころは全てですが、１番は内容の良さだと思います。モレッティとジャコモが推理する、連続殺人事件のからくりは見事ですよ。もちろん、ダリオ監督ならではのショック・シーンも盛りだくさん。終盤、レッドカーペットを映し続けるシーンがあるのですが、恐ろしく怖いインパクトあるシーンだったな。　１００点　Ｒ

  2008年06月20日

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• シャドー

  『シャドー』　出演アンソニー・フランシオサ、ジュリアーノ・ジェンマ。ダリア・ニコロディ、ジョン・サクソン、ララ・ウェンデル、ミレッラ・バンティ。監督・脚本ダリオ・アルジェント。音楽ゴブリン。８２年製作のサスペンス・ホラー。売れっ子推理小説家ピーター・ニールは、新作『暗やみの祈り』の宣伝活動のために飛行機でイタリアに発つ。同じ頃、彼が向かうローマでは、エルザという若い女性が自宅で殺害されていた。宿泊場所にニールが着くと、部屋にはローマ警察のジェルマニ警部が待っていて、エルザとの関係を質問し始める。『暗やみの祈り』同様凶器はカミソリ、しかも被害者は殺される時にこの本から破いたページで口を塞がれていたのだ・・・。「サスペリア」や「インフェルノ」「フェノミナ」など、ダリオ・アルジェント監督７０年代後半から８０年代前半の名作揃いの中の一本です。格好いいゴブリンのオープニングから終始ダリオワールドを堪能させてもらいましたね。今回も、ダリオ・アルジェント監督ならではの印象に残るシーンが多かったです。特に好きなのは、屋敷の周りをカメラが１階から２階そして屋根を越えて、反対側の２階１階と戻ってくるシーンです。窓から中を写しているのですが、物凄くドキドキしましたね。他にも、ナイフや斧を使ったショック・シーンや、手先だけ見える犯人、殺人のトリック、ラストのどんでん返しなど、見どころ満載の素晴らしい作品です。　１００点　R

  2008年06月17日

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