2006/02/01(水)04:43
第3話「本物のワル」
民子と小滝の密会場面に現れた久恒。
民子はすぐさま別室に隠れるが久恒は執拗に小滝を問い詰める。
小滝の奸計により難を逃れるが、小滝への疑惑は完全には払拭されていない。
身の危機を感じた小滝は民子にしばらく接触を避けるように告げる。
連続放火魔の犯人が逮捕され、民子の家への放火もほのめかしているという。それでもなお、民子を犯人と確信する久恒は、現場で近所の証言を集める。ある老人いわく「死んだ旦那が女子大生と“ナニ”をしているところを見た」そうだ。さらに、火が投げ込まれた窓は普段は閉められており、その日だけ開いていたという。刑事のカンがますます民子を追い詰めていく。
民子は鬼頭から渡された金で宝石業者との取引に打って出るが、業者から「何者でもない」と三下扱いされ、初めての屈辱を味わう。
鬼頭の元を訪れた民子は米子から「49分の遅刻です」とたしなめられる。
仕事を理由にする民子に米子は「自分の役目がわかっていない」「あなたはおもちゃ」「あなたのことは私の一存でどうにでもなりますから」「あなたの代わりはいくらでもいるんです」と嘲る。
だが、民子も負けてはない。「米子さんの変わりは誰もいませんよね」「この家のことと旦那様のことだけで24時間365日をすごすなんて…尊敬に値します」と。
民「今度お暇をいただいて女二人で遊びにでも行きませんか」
米「遠慮しときます」
民「こちらこそ」
女のバトルがついに火蓋を切る。
民子は鬼頭に宝石業者との一件を告げると、翌日その業者はあっさりと取引に応じる。
民子はまたしても鬼頭という男のポテンシャルを思い知るのだった。
民子は小滝とバーで語り合っていると、そこに久恒の姿が。
久恒のよると民子の生まれは田舎町。きれいなものに憧れ、
家で同然で故郷を捨て、上京。そこで夫と知り合い、同じ夢を抱いたが、
それは長くは続かず、生活は荒んでいくばかり…。
鬼頭からの帰り道、民子は運転手である黒谷に襲われる。
民子は逃走しながら、コーンポストで黒谷を殴打する。
するとまたもや神出鬼没の久恒が顔を出す。
久恒は「あんた哀しい女だな」と告げ、民子に口づける。
それは、恋慕なのか、同情なのか、戯れなのか?