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2006年08月14日
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カテゴリ:自然科学・宇宙
早速本題のオスの三毛猫のパターンを順にみていきます。今回は第1番目のパターンです。

パターン1: 核型異常型
これは性染色体が通常のXYXXではなくXXYとなっているパターンです。通常2本しかない染色体が3本という異常な数になっているため、生殖能力はありません。

XXYというパターンの場合、Yがあるのでオスになります。さらにX染色体が2本あるので、それぞれにO遺伝子とo遺伝子がのっていれば、オレンジと非オレンジ(黒)が発現します。
つまりオスの三毛猫になるわけです。

XXYのような染色体異常は細胞分裂の失敗によって引き起こされます。
たとえば、減数分裂の際に通常は一対の染色体Xが二つの卵子にひとつずつ分配されますが、まれに一対の染色体がくっついたまま細胞分裂してしまうことがあります。これを染色体の不分離と呼びます。
その結果「Xを2本もつ卵子」と「Xを一本も持たない卵子」ができます(前回の減数分裂の絵を見て考えてみてください)。

これが正常な精子と受精することによりXXXという型の受精卵とXXYという受精卵ができる可能性があり、このXXYのときにオスの三毛猫になるのです。

ところでヒトの場合もXXY染色体をもつ場合があり、そのようなヒトはクラインフェルター症候群をもちます。

なお同じくヒトの場合、性染色体ではなく常染色体で染色体数異常が起こるとかなり重い症状となって現れ、通常は流産して死んでしまいますが、重い障害を持って生まれてくることもあります。たとえば第21番染色体を3本もつとダウン症になります(染色体異常を参照)。


三毛猫1 三毛猫2
じゃれる三毛猫 (画像提供: DIVERSPACE)





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Last updated  2006年08月18日 16時25分03秒
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