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2006年08月21日
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カテゴリ:自然科学・宇宙
全身真っ黒や、真っ黒と白のブチ模様のネコ、シャム猫を除くその他のネコでは、たいていの場合毛の先端から根本にかけて色が異なっているはずです。これをアグチパターンと呼びます。

アグチパターン

毛の先端と末端が黒で、真ん中が茶色いパターンです。
これは南米に住む小型のげっ歯類であるアグチという動物に由来しており、ネコ以外にも様々な動物でこのパターンが見られます。
うちで飼っていたシマリス(つい先日お星さまになってしまいました)でも同じようなパターンになっていたと記憶しています。

ちなみにアグチはこんな動物です→Fresno Chaffee Zooより

このようなパターンを毛に発生させる遺伝子がA(Agouti; アグチ)遺伝子です。
ネコにおけるアグチ遺伝子はまだ完全に解明されていないようですが、ネズミの場合はA遺伝子から作られるタンパク質の構造や性質がすべて明らかになっているそうです。

アグチパターンが作られる仕組みは以下の通り(ネズミの場合)
  1. 毛の生え始めから4日くらいはアグチタンパクが作られず、したがってMSH(色素細胞刺激ホルモン)の作用によりユーメラニンが作られる。
    前回の図を参照してください

  2. その後4~6日くらいの間はアグチタンパク質が作られて、MSHの働きが阻害されてファオメラニンが作られる。

  3. さらにその後6日くらいは、再びアグチタンパクが作られなくなってユーメラニンが合成される。

A遺伝子はアグチタンパクの生成を制御する遺伝子であり、Aはaに対して優性となります。したがって遺伝子型がAAでもAaでもアグチパターンが発現します。一方aaの場合はユーメラニンしか作られないので、基本的には全身が黒くなります。

アグチパターンの分かりやすい例がアビシニアンでしょう。
アビシニアンの写真集

※ 上記のサイト「かわいいネコの写真館」では、アビシニアンの他にも多くのネコの可愛い写真が満載です。ネコ好きな方はぜひ訪問してみてください。





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Last updated  2006年08月21日 22時38分44秒
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