子供が生きている証の熱
先日、近所の幼稚園の説明会が終わってうちの息子と男友だちが二人で園庭で遊んでいました。編み編みになった鉄の鎖でできている、よじのぼって遊ぶ遊具に、二人で数10センチ登ったところで、お友だちの方は怖くて降りられなくなってしまいました。子猫みたい。一方、うちの息子はすぐに降りてお友だちを数秒間じっと見た後、さっさと滑り台の方に走り去っていきました。息子よ…。見るに見かねて私がお友だちの両脇をもって降ろしてあげたのですが、そのとき感じた体温は息子と同じく、大人よりも少しだけ暖かく、熱かったです。子供は大人よりも、生きるための熱気をたくさん持っているんだと思います。常に熱を発しながら、一生懸命本気で生きている。最近子供の痛ましい事件をニュースで頻繁に見るにつけ、お友だちの体温を思い出すのです。