ニュージーランド ワインメーカーズ・セレクション・ソーヴィニヨンブラン2016 ホワイト・クリフ・ワインズ
ニュージーランド マールボロ地区 ワインメーカーズ・セレクション・ソーヴィニヨンブラン2016 Winemaker's Selection SauvignonBlanc ホワイト・クリフ・ワインズ White Cliff Wines ソーヴィニヨンブラン100% アルコール分12% 輸入:株式会社ノルレェイク・インターナショナル 購入価格:1019円色はかなり薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、ラムネ、シロップ、ペパーミント、沈丁花、ライチ?アンズ?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。お、結構美味い。何か香りが良い。柑橘系の香りがメインだが、青臭さは控えめ。やや硬質的な苦味の張りの中から、香りと合わせた酸味が伴ってくる。味自体は薄い方なのだが、香りが爽やかで、味が薄い事の不満が起きない。柑橘香のおかげで薄い酸味が底上げされており、綺麗なバランスを演出。下手な水っぽいだけの安シャルドネよりも明らかにキャラが立ってて好感触。香り出力が落ちてくると、底上げされてた酸味と、それによる味の厚み補正が落ち、シンプルな味に。普通の、柑橘香の目立つ、ちょっと酸っぱ苦いだけのソーブラワインの味に。とはいえ、シンプルなりにバランス感は保ててるので、言う程悪い落ち方ではない。 開栓約30分弱(温度上昇?)で香り出力減退。内容的には大きく変わらず。 こうなるとおよそ値段なりの感じか。(室温24℃、湿度48%) やはり香りの役割は大きいな。あれが有るから個性が生まれてた。 沈丁花の様な白い花の香りも、品種特有の青臭さを適度にカバーしていた。なんか、アルザスでソーヴィニヨンブランのワインをつくったらこんな感じになるかも、ってイメージ。柑橘果実と花の香りが綺麗に組み合わさり、味のバランスが綺麗に整っていく、完成度の高さを感じる。一方でニューワールドらしい分かり易い真っ直ぐな勢いも有り、悪い印象が全然起きない。特に香りの内容と動き、それらとの味の起伏と流れのコンビが非常に上手く機能している。料理は 変に脂っこい肉でもなければ、ほぼ何でもイケるな。赤ワイン向けの、ビーフシチューみたいな牛肉煮込み料理でなければまず大丈夫。魚介はもちろん、ドレッシングをかけたサラダに豚、鶏とも無難にマッチする。今回軽く焼いた塩パンにバターを軽く塗ったものをツマミにしたが、バターの甘味でワインの苦味に対応しつつ、塩味の感覚が酸味と甘味を引き立たせる働きを見せた。塩とアブラは、白ワインに合わせる味の基本中の基本にして最重要要素だなw。値段以上。確実に1400円以上クラスの勢いを感じた。これが1000円位で買えるなら 同価格のシャルドネや変なイタリア白より、はるかに信用出来る。1580円位でも凡庸なソーブラワインが有るが、明らかに このホワイトクリフの方が満足度は上。あえて悪く言えば、香りを気にしない飲み手だと普通の白ワインにしか ならないのかもしれない。