2012/08/20(月)01:52
南西地方 シャトー・ブースカッセ2005 アラン・ブリュモン
南西地方 AOCマディラン AOC Madiran
シャトー・ブースカッセ2005 Chateau Bouscasse
アラン・ブリュモン Alain Brumont
タナ65% カベルネソーヴィニヨン25% カベルネフラン10%
2年使用の樽で12ヶ月熟成
アルコール度14%
輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:2016円
色は鮮やかな濃い目の紫。
香りはブラックベリー、プラム、檜、土、炭、鉄、犬の肌?
抜栓50分でブラックベリー、炭、鉄、カカオ?
味は渋味と酸味。余韻に酸味と軽い苦味。
濃い。
味も香りも濃い。
でも味の濃さ・強さの割りに余韻は思ったよりあっさり退く。
これによって、飲み易さが出てるが大味な印象も強くある。枠は太目で頑丈だが、中身が伴ってない感じ。
味はシンプルだが香りは結構ゴチャゴチャしてる。
抜栓50分で散らかった香りが整理されてくるが、今度は整然としすぎて青臭さが目立って来る様にもなった。
以前(2007年4月に)飲んだ2003年ヴィンテージと比べると全体的にクオリティが粗いかな!?
2005年で長熟型っぽいし、ある程度落ち着きが出てくるまでまだまだ放置する必要があったかも。
濃いワインが好きな人なら大体気に入るだろうが、以前の自分の記憶よりも厚み、深みが減った気がする。
このままだと1500円前後位のチリワインみたいな、ただ“味が濃いだけ”の単純なワインで終わりそう。
個々の要素はまだ自分好みだが、バランスがちょっと悪いのか・・それらが上手く噛み合ってない。
料理等による外部サポートがないと中途半端なワインで完結しかねない。
何かクセの強い肉料理があれば大きく化けそうな気配はある(元々そのためのワインなのだろうが)。
それらサポートが無ければ実力の7~8割の発揮が限界と思う。
つくりに粗さが目立つ部分はあるが、これは経年熟成への期待や料理によるサポート可能。
料理と一緒推奨。
まぁ値段相応。
価格に見合わないとまではいかないが、人によっては期待はずれにも。
好きなワインだったが、ちょっと自己評価が落ちたのが残念。
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