2012/08/15(水)22:51
ブルゴーニュ ピノノワール2006 ロベール・シュルグ
ブルゴーニュ
ピノノワール2006
ドメーヌ・ロベール・シュルグ Domaine Robert Sirugue & Ses Enfants
ピノノワール100%(リュット・レゾネ栽培)
アルコール度12.5%
輸入:株式会社エイ・エム・ズィー 購入価格:2593円
色は透き通った紫。
香りはプラム、リンゴ、アンズ、チャービル?
抜栓90分でプラム、アンズ、カシス、べっこう?チャービル?
味は渋味と静かな酸味。余韻に渋味と弱い甘味。
抜栓90分で渋味と弱い苦味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。
香りはフルーツと甘味を感じるハーブ系の香り。正統派。
味も悪くない。渋味基調で後から酸味が追って補強する、やはりこちらも正統派。
でもなぁ、口当たりがやたらと粗い気がする。
口内では渋味の丸い塊が舌の上でザラつくイメージ。
香りもグラスの中で淀んでるみたいで動きに乏しい。
思いつきで100cc分デキャンティングしてみた。
香りはあまり変わらず、味は渋味が弱まり、今度は酸味がしつこくなる。
でも余韻の渋味は逆にキツく。全然ダメだな。
もうバランスがボッコボコにwww
抜栓90分経過で少しづつ化け始めてきた気がする。
渋味のザラつき感が薄れて滑らかに、今度は苦味(ミネラル感?)が目立ってくるが、
余韻の酸味が苦味の突出を抑えて上手くバランスが取られる。
香りも甘い香りの要素が増え、なかなか良い感じに。
徐々に向上を感じるが、それでもまだ香りの流れが一方通行で狭苦しい気もする。
欲を言えば香りにもう少し幅と勢い(または深み)があれば良かったかな!?
今のままでも正統派で悪くはないが、もっと香りに幅と勢い(高級感?)があれば、味とも連動して全体にさらなる拡がりが見えると思う。
このワインの実力なら不可能じゃないはず。あとは経年熟成に期待するのみか・・。
パワーは感じるし、将来性は大きい。
ただ、完成するまでは結構時間がかかりそう。
ACブルにしては面倒だな。それだけしっかりと造られてるって事でもあるんだろうけど。
変化後なら値段相応。
ただし、出荷後5年10年経過すれば3000円以上の力を発揮する様な気配も大きい。
抜栓直後に飲んでも多分1600~2000円レベル。流石にまだ若いようだ。
最初から美味しく飲むには最低でも2012年までは待つべきか!?
400cc残しで次の日(約19時間後)
香りに一瞬、紅茶っぽい香りが。甘い香りは引っ込んじゃったかも。
味は香りに引っ張られたか、紅茶的な渋味が強く出てる(それも過剰に煮出した紅茶のキツい渋味)。
全体からフルーティさが大幅に削られてて、前日よりも明確な退化を感じる。
飲み頃はまだ数年以上は先。
それでも今飲むなら抜栓後90分放置し、翌日持ち越しはせずに飲み切るのを推奨。
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